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公開番号
2025093196
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2023208786
出願日
2023-12-11
発明の名称
階段用縁材
出願人
ナカ工業株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
E04F
11/16 20060101AFI20250616BHJP(建築物)
要約
【課題】意匠性が高く、かつ施工性の良好な階段用縁材を提供する。
【解決手段】階段用縁材10は、階段12の角部14に固定されるベース部材16と、ベース部材16の上面側に設けられる縁部材20とを有する階段用縁材であって、ベース部材16は、角部14の上面14Aに配置される基板部22、基板部22における角部14の先端と反対側に位置する後端から後方に向かって延びると共に基板部22の平均厚さ以下の肉厚とされた延出板部24、基板部22の後端から斜め上方の後方側に向かって延びる起立片部26、及び基板部22の前端から下方に向かって延びると共に角部14の前面14Bと対向する前垂れ部28を有し、縁部材20が、少なくとも基板部22の上面、起立片部26の前面及び前垂れ部28の前面を覆うように形成され、階段12の上面14Aに載置された延出板部24の上面にはカーペット34(仕上げ材)を敷くことが可能とされている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
階段の角部に固定されるベース部材と、前記ベース部材の上面側に設けられる縁部材とを有する階段用縁材であって、
前記ベース部材は、前記角部の上面に配置される基板部、前記基板部における前記角部の先端と反対側に位置する後端から後方に向かって延びると共に前記基板部の平均厚さ以下の肉厚とされた延出板部、前記基板部の後端から斜め上方の後方側に向かって延びる起立片部、及び前記基板部の前端から下方に向かって延びると共に前記角部の前面と対向する前垂れ部を有し、
前記縁部材が、少なくとも前記基板部の上面、前記起立片部の前面及び前記前垂れ部の前面を覆うように形成され、
前記階段の上面に載置された前記延出板部の上面には仕上げ材を敷くことが可能とされた階段用縁材。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記起立片部の根本において、前記延出板部側の隅部が断面弧状に形成されている、請求項1に記載の階段用縁材。
【請求項3】
前記隅部は半径rの断面円弧状とされ、
前記隅部が前記起立片部と反対側で終端する位置での前記延出板部の厚さをtとし、前記延出板部の底面から前記起立片部の頂点までの高さをhとすると、
前記半径rは、t/2よりも大きく、h-tよりも小さい、請求項2に記載の階段用縁材。
【請求項4】
前記起立片部の上部には、後方に向かって上り傾斜する傾斜面が設けられ、
前記縁部材は、前記傾斜面を覆う、請求項1~請求項3の何れか1項に記載の階段用縁材。
【請求項5】
前記延出板部は、後方に向かって薄肉になるよう上面が下り傾斜している、請求項1~請求項3の何れか1項に記載の階段用縁材。
【請求項6】
前記延出板部の上面には、前記延出板部の前端部から後方に向けて下り傾斜する第一傾斜部と、前記第一傾斜部の後方に前記第一傾斜部よりも大きい角度で下り傾斜する第二傾斜部が設けられる、請求項5に記載の階段用縁材。
【請求項7】
前記第一傾斜部には、前記階段の上面に対して前記ベース部材を固定するための固定手段が設けられる、請求項6に記載の階段用縁材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、階段用縁材に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
階段用滑り止め材には、滑り止めの機能よりも、階段における踏み面の先端(段鼻)の保護及び見切り材(縁材)として意匠性が求められることがあり、具体的には縁材の前後の幅(見付け幅)を狭くして細く見えるようにすることが求められることがある。
【0003】
滑り止め材が足で踏みつけられて階段から外れないようにするためには、階段に滑り止め材を強固に固定する必要がある。例えば階段に予め埋設固定されたアンカに滑り止め材を取り付ける構造が開示されている(特許文献1及び特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭58-69641号公報
実開昭60-115325号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記した特許文献1及び特許文献2に記載の従来例では、滑り止め材を階段に設置する場合、階段を施工する際に予めアンカを埋設する必要があり、滑り止め材の施工に手間がかかるという問題があった。
【0006】
本発明は、意匠性が高く、かつ施工性の良好な階段用縁材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様に係る階段用縁材は、階段の角部に固定されるベース部材と、前記ベース部材の上面側に設けられる縁部材とを有する階段用縁材であって、前記ベース部材は、前記角部の上面に配置される基板部、前記基板部における前記角部の先端と反対側に位置する後端から後方に向かって延びると共に前記基板部の平均厚さ以下の肉厚とされた延出板部、前記基板部の後端から斜め上方の後方側に向かって延びる起立片部、及び前記基板部の前端から下方に向かって延びると共に前記角部の前面と対向する前垂れ部を有し、前記縁部材が、少なくとも前記基板部の上面、前記起立片部の前面及び前記前垂れ部の前面を覆うように形成され、前記階段の上面に載置された前記延出板部の上面には仕上げ材を敷くことが可能とされている。
【0008】
ここで、階段には、段床等、角部を有する段差部分全般が含まれる。この階段用縁材は、階段施工時に埋設されたアンカを用いることなく階段の角部に固定することができる。具体的には、ベース部材の基板部と延出板部が階段の角部の上面に配置され、ベース部材の前垂れ部が角部の前面と対向する。この状態で、延出板部は、階段の角部にねじ等の固定手段によって固定される。延出板部は、上面に敷かれる仕上げ材により覆い隠すことが可能である。これにより、縁部材の見付け幅を狭くして意匠性を高めつつ、階段施工時にアンカ埋設を行うことなく、階段の角部に後付けで階段用縁材を固定できる。また、基板部の後端から斜め上方の後方側に向かって延びる起立片部により、仕上げ材の端部の浮き上がりを抑制することができる。
【0009】
第2の態様は、第1の態様に係る階段用縁材において、前記起立片部の根本において、前記延出板部側の隅部が断面弧状に形成されている。
【0010】
この階段用縁材では、起立片部の根本において、延出板部側の隅部が断面弧状に形成されているので、起立片部の根本の強度を高めることができる。また、仕上げ材の端縁を起立片部の根本の近傍に配置することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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