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公開番号2025093166
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208741
出願日2023-12-11
発明の名称ブラケット及び手摺装置
出願人ナカ工業株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04F 11/18 20060101AFI20250616BHJP(建築物)
要約【課題】ケーブルの配線が容易になるブラケットを提供する。
【解決手段】ブラケット30は、壁80に設けられ、上方に向けて延びる延長部33を備えたブラケット本体30Aと、延長部33の上端部分に取り付けられ、凹溝21が下部に形成された手摺笠木20を保持するように凹溝内に収容され、延長部33の上端部分を介して対向する一対の側板部41が備えられると共に下方が開口した受け部材40と、延長部33の上端部分に設けられ、一対の側板部41に対して少なくとも一部で離間した状態で皿ネジ50により結合される取付部331と、を備え、受け部材40は、取付部331に対して皿ネジ50を中心として相対的に揺動可能とされている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
取付基部に設けられ、上方に向けて延びる延長部を備えたブラケット本体と、
前記延長部の上端部分に取り付けられ、凹溝が下部に形成された手摺笠木を保持するように前記凹溝内に収容され、該延長部の上端部分を介して対向する一対の側板部が備えられると共に下方が開口した受け部材と、
前記延長部の上端部分に設けられ、一対の前記側板部に対して少なくとも一部で離間した状態で支持部により結合される取付部と、
を備え、
前記受け部材は、前記取付部に対して前記支持部を中心として相対的に揺動可能とされている、
ブラケット。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記受け部材は、前記手摺笠木の凹溝の両側の壁面に各々対向する一対の前記側板部と、一対の前記側板部の上端同士を連結し、前記手摺笠木の凹溝の底部に固定される基板部とを含んで構成されている、
請求項1に記載のブラケット。
【請求項3】
前記取付部の上端に当接部が設けられ、
前記基板部には、前記当接部を露出させる窓部が形成されており、
前記窓部から露出した前記当接部が、前記手摺笠木の凹溝の底部に当接する、
請求項2に記載のブラケット。
【請求項4】
前記当接部は、前記支持部を中心とした円弧形状を含んで構成されている、
請求項3に記載のブラケット。
【請求項5】
前記支持部は、前記取付部から前記側板部に向けて突設されたボス部に設けられている、
請求項1~請求項4の何れか1項に記載のブラケット。
【請求項6】
前記支持部は、前記取付部と前記側板部の間に配置されたワッシャーに挿通されて前記取付部に取り付けられている、
請求項1~請求項4の何れか1項に記載のブラケット。
【請求項7】
一対の前記側板部に装着され、前記受け部材の開口を塞ぐカバーを有している、
請求項1~請求項4の何れか1項に記載のブラケット。
【請求項8】
請求項1~請求項4の何れか1項に記載の複数の前記ブラケットと、
複数の前記ブラケットに固定される前記手摺笠木と、
を有する、
手摺装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ブラケット及び手摺装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
照明を備えた手摺笠木として、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載の手摺笠木Aは、光源ユニット4や給電用ケーブル5などの照明構成部品を一まとまりにユニット化した照明ユニット3を有し、この照明ユニット3を笠木材2の下方に開放する切欠部1内に固定して形成され、笠木材2の切欠部1におけるブラケットの取付位置に連結補助材32が固定用ネジ33により取り付けられる。そして、壁面22に固定されたブラケット21の取り付け片30に連結補助材32がネジ31により固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-227542号公報
特開2019-002232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、施工現場で笠木材2や照明ユニット3のケース7などが切断されるため、実際には上述のような工程で手摺笠木は施工されていない。施工現場では、先ず、笠木材2の切欠部1内におけるブラケット21の取付位置に連結補助材32が固定用ネジ33で取り付けられる。次に、壁面22に固定されたブラケット21の取り付け片30にこの連結補助材32がネジ31により固定される。そして、笠木材2の切欠部1内にケース7が固定され、このケース7に光源ユニット4や給電用ケーブル5などの照明構成部品が設けられる。
ところで、連結補助材32に給電用ケーブル5を通すとき、連結補助材32(切欠部1)内に突出している固定用ネジ33やネジ31により給電用ケーブル5を傷付けないように回避しなければならず、配線し難いという問題があった。
【0005】
本開示は上記事実を考慮し、手摺笠木におけるブラケットの取付位置において、ケーブルの配線が容易になるブラケット及び手摺装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係るブラケットは、取付基部に設けられ、上方に向けて延びる延長部を備えたブラケット本体と、前記延長部の上端部分に取り付けられ、凹溝が下部に形成された手摺笠木を保持するように前記凹溝内に収容され、該延長部の上端部分を介して対向する一対の側板部が備えられると共に下方が開口した受け部材と、前記延長部の上端部分に設けられ、一対の前記側板部に対して少なくとも一部で離間した状態で支持部により結合される取付部と、を備え、前記受け部材は、前記取付部に対して前記支持部を中心として相対的に揺動可能とされている。
【0007】
第1の態様に係るブラケットでは、延長部の取付部は、受け部材の互いに対向する側板部に対して少なくとも一部で離間している。即ち、延長部の取付部と受け部材の側板部との間には、笠木手摺の長手方向にケーブルを配線可能な隙間が形成される。
【0008】
受け部材は下方が開口しているので、ケーブルの配線作業を行いやすく、また、この開口から延長部の取付部と受け部材の側板部との隙間が見えるので、この隙間にケーブルを通すことが容易になる。
また、受け部材が、支持部を中心として揺動可能とされているので、笠木手摺を所望の角度に傾斜させることができる。
【0009】
第2の態様に係るブラケットは、第1の態様に係るブラケットにおいて、前記受け部材は、前記手摺笠木の凹溝の両側の壁面に各々対向する一対の前記側板部と、一対の前記側板部の上端同士を連結し、前記手摺笠木の凹溝の底部に固定される基板部とを含んで構成されている。
【0010】
第2の態様に係るブラケットでは、受け部材の基板部が手摺笠木の凹溝の底部に固定される際に、固定用ネジのねじ部が受け部材(凹溝)内に露出しないように取り付けることが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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