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公開番号2025093033
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208510
出願日2023-12-11
発明の名称スタッカ装置のシートガイド装置
出願人株式会社ISOWA
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B65H 29/52 20060101AFI20250616BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】段ボールシートが進行方向及び横幅方向に大きく乱れた状態でテーブル上に積載されることを防止することができるスタッカ装置のシートガイド装置を提供する。
【解決手段】本発明のスタッカ装置1のシートガイド装置26であって、最下流コンベア2から排出された段ボールシートSがスタッカ装置1の支持テーブル6上に落下するとき、段ボールシートをガイドするシートガイド機構28と、このシートガイド機構28の上方位置に設けられ、段ボールシートがスタッカ装置1の支持テーブル6上に落下するとき、シートガイド32を加圧することにより、段ボールシートをガイドする加圧プレート機構30と、を有し、シートガイド機構28は、シートガイド用シャフト34と、シートガイド32と、を備え、加圧プレート機構30は、角シャフト62と、加圧プレート60と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
スタッカ装置のシートガイド装置であって、
最下流コンベアから排出された段ボールシートがスタッカ装置の支持テーブル上に落下するとき、段ボールシートをガイドするシートガイド機構と、
このシートガイド機構の上方位置に設けられた加圧プレート機構と、を有し、
上記シートガイド機構は、横幅方向に延びるシートガイド用シャフトと、このシートガイド用シャフトに吊されたシートガイドと、を備え、
上記加圧プレート機構は、横幅方向に延びる加圧プレート用シャフトと、この加圧プレート用シャフトに吊された加圧プレートと、を備え、
上記シートガイドは、段ボールシートの通過によってシート進行方向に押し上げられて傾斜状態となり、上記加圧プレートが、この傾斜状態となったシートガイドに接触して上記シートガイドを加圧することにより、段ボールシートを押圧する、スタッカ装置のシートガイド装置。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
上記シートガイド及び上記加圧プレートは、それぞれ複数列備えられ、上記シートガイド用シャフト及び上記加圧プレート用シャフトに吊される範囲の横幅が段ボールシートの横幅よりも広く設けられている、請求項1に記載のスタッカ装置のシートガイド装置。
【請求項3】
上記加圧プレート機構は、上記加圧プレートを上記加圧プレート用シャフトを中心にして揺動させる加圧プレート角度調整機構を備え、上記加圧プレートは、上記加圧プレート角度調整機構を動作させてシートガイドを押圧することにより、段ボールシートを押圧する、請求項1に記載のスタッカ装置のシートガイド装置。
【請求項4】
上記加圧プレートは、段ボールシートの進行方向における寸法が所定の長さよりも大きい場合にはシートガイドを押圧せず、段ボールシートの進行方向における寸法が所定の長さよりも小さい場合にはシートガイドを押圧する、請求項3に記載のスタッカ装置のシートガイド装置。
【請求項5】
上記加圧プレート角度調整機構は、供給されるエアー圧により、押圧力が調整可能となっている、請求項3に記載のスタッカ装置のシートガイド装置。
【請求項6】
更に、上記加圧プレートによりシートガイドを押圧するとき、押圧力を調整する押圧力調整機構を有する、請求項1に記載のスタッカ装置のシートガイド装置。
【請求項7】
上記加圧プレートによる押圧力は、最下流コンベアの速度が速いほど、段ボールシートの横幅方向寸法が長いほど、又は、段ボールシートの坪量が大きいほど、大きい、請求項5又は6に記載のスタッカ装置のシートガイド装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スタッカ装置のシートガイド装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、搬送コンベアにより搬送された屋根瓦状に重なった段ボールシートをスタッカ装置のテーブル上に整列した状態で積載するためのシートガイド装置が知られている。
例えば、特許文献1には、搬送コンベアの搬出端の前方上部に、搬送コンベアの送り方向に直交する方向に水平軸を配設し、この水平軸に、多数枚の帯状ガイド板を吊して、水平軸を中心に揺動しうるように保持させたシートガイド装置が記載されている。このシートガイド装置によれば、搬送されたシートの上面を帯状ガイド板の下端が傾斜状態で押圧し、その結果、シートが減速することで、パレット上の適切な位置に積載されるようになっている。
【0003】
さらに、特許文献2にも、シート積上げ部入口上方に複数個のバネ板を並列的に設置し、バネ板の先端部に接続用ブロックを介してガイド棒を固着させるようにしたシートガイド装置が記載されている。このシートガイド装置によれば、搬送されてくるシートによってシート幅に対応したガイド棒をシート進行方向に押し出し、バネ板の弾性によって、搬送シートを下方積重シート側に押さえつけるので、バネ板とガイド棒により、シートが所定位置から大きく乱れた状態で積載されることを防止することができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭63-107361号公報
実開昭63-151470号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のシートガイド装置において、帯状ガイド板がシートを押圧することで、シートが減速するが、十分にシートを減速させるために必要な押圧力は、シートの坪量や寸法などのシートの条件に応じて異なる。しかしながら、帯状ガイド板はその自重でシートを押圧する構造のため、その押圧力は常に一定であるので、例えば、坪量が大きいシートが通過する場合など、シートの条件によっては、シートが十分に減速するために必要な押圧力が不十分となってしまう。この場合、シートは十分に減速せずにフロントストッパに当接するため、進行方向(前後方向)に大きく乱れた状態でシートがテーブル上に積載される恐れがある。
【0006】
特許文献2のシートガイド装置においても、バネ板とガイド棒は、バネ板の弾性によりシートを押圧する構造のため、その押圧力は常に一定である。そのため、上述した特許文献1の装置と同様の問題が生じる恐れがある。
【0007】
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、搬送コンベアから排出される段ボールシートに対して十分な押圧力を付与することにより、段ボールシートが進行方向及び横幅方向に大きく乱れた状態でテーブル上に積載されることを防止することができるスタッカ装置のシートガイド装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した目的を達成するために、本発明は、スタッカ装置のシートガイド装置であって、最下流コンベアから排出された段ボールシートがスタッカ装置の支持テーブル上に落下するとき、段ボールシートをガイドするシートガイド機構と、このシートガイド機構の上方位置に設けられた加圧プレート機構と、を有し、シートガイド機構は、横幅方向に延びるシートガイド用シャフトと、このシートガイド用シャフトに吊されたシートガイドと、を備え、加圧プレート機構は、横幅方向に延びる加圧プレート用シャフトと、この加圧プレート用シャフトに吊された加圧プレートと、を備え、シートガイドは、段ボールシートの通過によってシート進行方向に押し上げられて傾斜状態となり、加圧プレートが、この傾斜状態となったシートガイドに接触してシートガイドを加圧することにより、段ボールシートを押圧する。
このように構成された本発明においては、シートガイド機構に加えて、シートガイドを加圧する加圧プレート機構を設けたので、最下流コンベアから排出された段ボールシートがスタッカ装置の支持テーブル上に落下するとき、シートガイド機構単独ではなく、シートガイド機構及び加圧プレート機構が協働して、段ボールシートを加圧してガイドするので、シートが十分に減速するのに必要な押圧力を付与することができ、段ボールシートが進行方向(前後方向)に大きく乱れた状態で支持テーブル上に積載されることを防止することができる。
【0009】
本発明において、好ましくは、シートガイド及び加圧プレートは、それぞれ複数列備えられ、シートガイド用シャフト及び加圧プレート用シャフトに吊される範囲の横幅が段ボールシートの横幅よりも広く設けられている。
このように構成された本発明においては、シートガイド及び加圧プレートは、それぞれシートガイド用シャフト及び加圧プレート用シャフトに吊される範囲の横幅が段ボールシートの横幅よりも広く設けられているので、段ボールシートの両側に存在するシートガイド及び加圧プレートは、垂れ下がった状態に保持されるので、サイドガイドとして機能し、段ボールシートが横幅方向(左右方向)に大きく乱れた状態で支持テーブル上に積載されることを防止することができる。
【0010】
本発明において、好ましくは、加圧プレート機構は、加圧プレートを加圧プレート用シャフトを中心にして揺動させる加圧プレート角度調整機構を備え、加圧プレートは、加圧プレート角度調整機構を動作させてシートガイドを押圧することにより、段ボールシートを押圧する。
このように構成された本発明によれば、加圧プレートが、加圧プレート角度調整機構を動作させてシートガイドを押圧することにより、段ボールシートを押圧するので、段ボールシートを押圧するための機構を簡素化することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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