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公開番号
2025092585
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2025053460,2024022133
出願日
2025-03-27,2018-12-19
発明の名称
頭頸部癌を検出するための組成物および方法
出願人
ラボラトリー コーポレイション オブ アメリカ ホールディングス
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12Q
1/68 20180101AFI20250612BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】頭頸部癌を検出するための組成物および方法を提供する。
【解決手段】本発明は、個体において頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)に関連するバイオマーカーを検出する方法を提供し、前記個体から試料を得るステップと;表4および/または表6中の少なくとも1つの遺伝子を含む遺伝子からの発現産物の量を測定するステップとを含む。一実施形態において、前記遺伝子が、CAB39L、ADAM12、SH3BGRL2、NRG2、COL13A1、GRIN2D、LOXL2、KRT4、EMP1またはHSD17B6の少なくとも1つを含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
明細書に記載の発明。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、2017年12月20日に出願された米国仮特許出願第62/608,296号に基づく優先権を主張する。米国仮特許出願第62/608,296号の開示は、その全体が本明細書中に参考として援用される。
続きを表示(約 3,800 文字)
【背景技術】
【0002】
背景
頭頸部癌は一般的な疾患である。頭頸部癌の大部分は、組織学的には扁平上皮細胞型に属しているため、頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)に分類される。HNSCCは、世界で6番目に多く見られる癌であり、発展途上国では3番目に多い。
【0003】
HNSCCの背後にある生物学的機構は不明であり、この状態の信頼できる指標をもたらすバイオマーカーは、たとえあったとしてもごく少数である。それでも、症状の発症の誘発および/または疾患のさらなる進行の促進を回避するためにライフスタイルを調整することはHNSCCに罹りやすい個体にとって助けとなるであろう。したがって、HNSCCに対するバイオマーカーを開発し評価することが必要とされている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
要旨
本開示は、多様な方法で具体化され得る。
【0005】
一実施形態では、個体から試料を得るステップと;試料において表4および/または表6中の少なくとも1つの遺伝子の発現量を測定するステップとを含む、個体において頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)に関連するバイオマーカーを検出する方法が開示される。一実施形態では、個体から試料を得るステップと;試料において以下の遺伝子:CAB39L、ADAM12、SH3BGRL2、NRG2、COL13A1、GRIN2D、LOXL2、KRT4、EMP1およびHSD17B6の少なくとも1つの発現量を測定するステップとを含む、個体においてHNSCCに関連するバイオマーカーを検出する方法が開示される。もう一つの実施形態では、個体から試料を得るステップと;ヒトパピローマウイルス(HPV)E6またはE7遺伝子の少なくとも1つの、少なくとも1つの発現量を測定するステップとを含む、個体においてHNSCCに関連するバイオマーカーを検出する方法が開示される。さらに、かつ/または代わりに、本方法には、少なくとも1つの標準化(例えば、ハウスキーピング)遺伝子の測定が含まれ得る。一実施形態では、標準化遺伝子は、KHDRBS1であってよい。一実施形態では、標準化遺伝子は、RPL30または別の標準化遺伝子であってよい。あるいは、これらの遺伝子の様々な組合せの発現の測定が実行されてよい。
【0006】
一実施形態では、開示される複数のバイオマーカーのパネルが使用される。一実施形態では、本開示は、表4および/または表6中の少なくとも1つの遺伝子、および/またはCAB39L、ADAM12、SH3BGRL2、NRG2、COL13A1、GRIN2D、LOXL2、KRT4、EMP1またはHSD17B6の少なくとも1つ、および/またはHPV E6およびE7遺伝子の少なくとも1つの発現レベルを定量化する試薬を含む、個体において頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)に関連するバイオマーカーを検出するための組成物を含む。さらに、かつ/または代わりに、本組成物には、少なくとも1つの標準化(例えば、ハウスキーピング)遺伝子が含まれ得る。一実施形態では、標準化遺伝子は、KHDRBS1であってよい。一実施形態では、標準化遺伝子は、RPL30または別の標準化遺伝子であってよい。この組成物は、特定の実施形態では、これらの遺伝子のいずれか1つのプライマーおよび/またはプローブを含むことができ、該プライマーおよび/またはプローブは、本明細書に記載される検出可能部分で標識される。
【0007】
その他の実施形態は、本明細書に開示される方法を実行する、かつ/または本明細書に開示される組成物を使用するためのシステムを含む。
【0008】
本明細書の開示のその他の特徴、対象、および利点は、続く詳細な説明、図面、および特許請求の範囲において明白である。しかし、詳細な説明、図面、および特許請求の範囲は、開示される方法、組成物およびシステムの実施形態を示しているが、限定ではなく例示のみを目的として提供されることは当然理解される。本発明の範囲内の様々な変更および修正は、当業者に明白となる。
特定の実施形態では、例えば、以下が提供される:
(項目1)
個体において頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)に関連するバイオマーカーを検出する方法であって、
前記個体から試料を得るステップと;
表4および/または表6中の少なくとも1つの遺伝子を含む遺伝子からの発現産物の量を測定するステップと
を含む、方法。
(項目2)
前記遺伝子が、CAB39L、ADAM12、SH3BGRL2、NRG2、COL13A1、GRIN2D、LOXL2、KRT4、EMP1またはHSD17B6の少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
HPV E6遺伝子および/またはHPV E7遺伝子のうちの少なくとも1つからの発現産物の前記量を測定することをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
標準化遺伝子の前記量を測定することをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記測定するステップが、mRNAを測定することを含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記測定するステップが、イムノアッセイを含む、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記遺伝子のうちの少なくとも4つの前記発現を測定することを含む、項目1に記載の方法。
(項目8)
前記試料が、血清、組織、FFPE、唾液または血漿を含む、項目1に記載の方法。
(項目9)
個体において頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)に対する易罹患性を検出する方法であって:
前記個体から試料を得ることと;
表4および/または表6中の少なくとも1つの遺伝子からの少なくとも1つの発現産物の前記量を測定することと;
前記試料における前記表4および/または表6中の少なくとも1つの遺伝子の前記発現と、前記遺伝子の前記発現産物の対照値を比較するステップとを含み、前記個体における遺伝子発現と前記対照値との間の差異は、前記個体がHNSCCを有している可能性があるか、またはHNSCCを発症しやすい(すなわち、HNSCCのリスクが高い)ことを示す、方法。
(項目10)
前記遺伝子が、CAB39L、ADAM12、SH3BGRL2、NRG2、COL13A1、GRIN2D、LOXL2、KRT4、EMP1またはHSD17B6の少なくとも1つを含む、項目9に記載の方法。
(項目11)
少なくとも1つのHPV E6および/またはE7遺伝子の少なくとも1つの発現産物の前記量を測定することと;前記試料における前記少なくとも1つの前記HPV E6および/またはE7遺伝子の発現を発現の対照値と比較することとをさらに含む、項目9に記載の方法。
(項目12)
標準化遺伝子の前記量を測定することをさらに含む、項目9に記載の方法。
(項目13)
前記測定することが、mRNAの測定を含む、項目9に記載の方法。
(項目14)
前記測定することが、タンパク質の測定を含む、項目9に記載の方法。
(項目15)
少なくとも4つの前記遺伝子の前記発現を測定することを含む、項目9に記載の方法。(項目16)
前記試料が、血清組織、FFPE、唾液または血漿を含む、項目9に記載の方法。
(項目17)
表4および/または表6中の少なくとも1つの遺伝子の前記発現レベルを定量化する試薬を含む、個体において頭頸部扁平上皮癌(HNSCC)に関連するバイオマーカーを検出するための組成物。
(項目18)
前記少なくとも1つの遺伝子が、CAB39L、ADAM12、SH3BGRL2、NRG2、COL13A1、GRIN2D、LOXL2、KRT4、EMP1またはHSD17B6の少なくとも1つを含む、項目17に記載の組成物。
(項目19)
HPV E6および/またはE7の少なくとも1つの前記発現レベルを定量化する少なくとも1つの試薬をさらに含む、項目17に記載の組成物。
(項目20)
少なくとも1つの標準化遺伝子をさらに含む、項目17に記載の組成物。
(項目21)
前記試薬がmRNAを検出する、項目17に記載の組成物。
(項目22)
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明は、以下の限定されない図面を参照することによって、より良く理解され得る。
【0010】
図1は、TCGAデータセットおよびランダムフォレスト分析を使用して、本開示の実施形態に従ってHNSCCで差次的に発現した遺伝子を識別した実験の結果を示す。
(【0011】以降は省略されています)
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