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公開番号2025092202
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207940
出願日2023-12-08
発明の名称液体除去装置及び圧延設備
出願人Primetals Technologies Japan株式会社
代理人SSIP弁理士法人
主分類B21B 27/10 20060101AFI20250612BHJP(本質的には材料の除去が行なわれない機械的金属加工;金属の打抜き)
要約【課題】金属帯の表面の液体をより効率良く除去することが可能な液体除去装置及び圧延設備を提供する。
【解決手段】液体除去装置は、一対のワークロールを含む圧延機で圧延される金属帯の表面から液体を除去するための液体除去装置であって、前記圧延機の出側において前記金属帯の板幅方向に沿って延びるように、かつ、前記金属帯の上面との間に隙間が形成されるように設けられる第1部材を備え、前記第1部材の表面は、前記金属帯の進行方向の下流側に向かって前記金属帯の前記上面との距離が大きくなる曲面を含む。
【選択図】 図1



特許請求の範囲【請求項1】
一対のワークロールを含む圧延機で圧延される金属帯の表面から液体を除去するための液体除去装置であって、
前記圧延機の出側において前記金属帯の板幅方向に沿って延びるように、かつ、前記金属帯の上面との間に隙間が形成されるように設けられる第1部材を備え、
前記第1部材の表面は、前記金属帯の進行方向の下流側に向かって前記金属帯の前記上面との距離が大きくなる曲面を含む
液体除去装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記金属帯の前記上面と前記第1部材との間に設けられ、前記隙間が維持されるように前記金属帯に対する前記第1部材の位置を規制するための隙間維持部材を備える
請求項1に記載の液体除去装置。
【請求項3】
前記隙間維持部材は、前記金属帯との間の摩擦係数が、前記金属帯と前記第1部材との間の摩擦係数よりも小さい
請求項2に記載の液体除去装置。
【請求項4】
前記隙間維持部材は、グラファイト繊維強化樹脂複合材料から形成されている
請求項2又は3に記載の液体除去装置。
【請求項5】
前記第1部材を前記金属帯に向けて付勢するための付勢部材を備える
請求項2又は3に記載の液体除去装置。
【請求項6】
前記第1部材の前記曲面の曲率半径は、前記金属帯の上面と前記第1部材との間の前記隙間の大きさの5倍以上50倍以下である
請求項1乃至3の何れか一項に記載の液体除去装置。
【請求項7】
前記第1部材は円筒形状を有する
請求項1乃至3の何れか一項に記載の液体除去装置。
【請求項8】
前記進行方向にて前記第1部材の下流側の領域に向けて気体を噴出するように構成された気体噴出部を備える
請求項1乃至3の何れか一項に記載の液体除去装置。
【請求項9】
前記進行方向にて前記圧延機の下流側かつ前記第1部材の上流側において、前記金属帯の板幅方向に沿って延びるように、かつ、前記金属帯の上面と接触するように設けられるワイピング部を備える
請求項1乃至3の何れか一項に記載の液体除去装置。
【請求項10】
一対のワークロールを含み、金属帯を圧延するための圧延機と、
前記金属帯の表面から液体を除去するように構成された請求項1乃至3の何れか一項に記載の液体除去装置と、
を備える圧延設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液体除去装置及び圧延設備に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
圧延機での金属帯の圧延中におけるワークロールの温度上昇を防ぐ等の目的で、圧延機のワークロールには、通常、クーラント等の液体が供給される。ワークロールに供給されたクーラント等の液体が金属帯に付着することがあるが、金属帯の表面に付着した液体はステイン(汚れ)の要因となり、製品品質の低下につながるおそれがある。このため、金属帯に付着した液体を除去するための装置が提案されている。
【0003】
特許文献1には、金属帯の進行方向において圧延機の下流側にロールワイパー及びエアワイパーがこの順に設けられた水切り装置(液体除去装置)が記載されている。ロールワイパーは、金属帯の上下に設けられる一対のロールを含み、この一対のロールで金属帯を挟むことで、進行する金属帯からクーラントを除去するようになっている。エアワイパーは、金属帯の上下又は側方からエアを吹き付けることで、ロールワイパーでは除去しきれなかった金属帯の表面のクーラントを吹き飛ばして除去するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-12619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、例えば特許文献1に記載の水切り装置のように、金属帯の表面に付着した液体をエアワイパ等の気体噴出部からの噴出流で吹きとばして除去する場合、高圧の気体を金属帯の表面に吹き付けるため、気体噴出部を動作させるための動力や騒音が大きくなってしまうことがある。
【0006】
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、金属帯の表面の液体をより効率良く除去することが可能な液体除去装置及び圧延設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の少なくとも一実施形態に係る液体除去装置は、
一対のワークロールを含む圧延機で圧延される金属帯の表面から液体を除去するための液体除去装置であって、
前記圧延機の出側において前記金属帯の板幅方向に沿って延びるように、かつ、前記金属帯の上面との間に隙間が形成されるように設けられる第1部材を備え、
前記第1部材の表面は、前記金属帯の進行方向の下流側に向かって前記金属帯の前記上面との距離が大きくなる曲面を含む。
【0008】
また、本発明の少なくとも一実施形態に係る圧延設備は、
一対のワークロールを含み、金属帯を圧延するための圧延機と、
前記金属帯の表面から液体を除去するように構成された上述の液体除去装置と、
を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明の少なくとも一実施形態によれば、金属帯の表面の液体をより効率良く除去することが可能な液体除去装置及び圧延設備が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係る液体除去装置を備えた圧延設備の概略図である。
一実施形態に係る液体除去装置の概略図である。
一実施形態に係る液体除去装置の概略図である。
一実施形態に係る液体除去装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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