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公開番号
2025091419
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-18
出願番号
2025029441,2022025059
出願日
2025-02-26,2022-02-21
発明の名称
センサおよび金型
出願人
広島県
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
G01L
11/02 20060101AFI20250611BHJP(測定;試験)
要約
【課題】熱伝達係数の推定に適用可能なセンサ等を実現する。
【解決手段】センサ(80)であって、液体と接触し、液体からの押圧力により撓む膜(82a)と、膜(82a)に光を投光し、膜(82a)から反射した光を受光して膜(82a)の撓み量を検知するレーザー変位計(82b)とを備える。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
流体と接触し、前記流体からの押圧力により撓む膜と、
前記膜に光を投光し、前記膜から反射した前記光を受光して前記膜の撓み量を検知するレーザー変位計とを備える、センサ。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
前記流体は、金型に充填される溶融体であり、
前記金型の金属部分と、当該金属部分に取り囲まれた空間に充填された前記溶融体と、の界面に作用する圧力値を検出する、請求項1に記載のセンサ。
【請求項3】
前記膜は、Mo(モリブデン)、Nb(ニオブ)、W(タングステン)、Ti(チタン)、Zr(ジルコニウム)、Ta(タンタル)、Ag(銀)、Au(金)、Cr(クロム)、Co(コバルト)、Ni(ニッケル)、Pt(白金)および炭素繊維からなる群より選択される少なくとも1種により形成されている、請求項2に記載のセンサ。
【請求項4】
互いに異なる位置となる複数の温度測定部をさらに備える、請求項2または3に記載のセンサ。
【請求項5】
複数の前記温度測定部は、
前記膜よりも前記溶融体側に位置する第1温度測定部と、
前記膜よりも前記金型側に位置する第2温度測定部と、により構成される、請求項4に記載のセンサ。
【請求項6】
複数の前記温度測定部は、
前記膜よりも前記溶融体側に位置する第1温度測定部と、
前記膜よりも前記金型側に位置する複数の第2温度測定部と、により構成され、
前記第1温度測定部および複数の前記第2温度測定部は、同一の軸上に位置している、請求項4に記載のセンサ。
【請求項7】
請求項1から6の何れか1項に記載のセンサを複数備える、前記流体が注湯される中空部が形成された金型。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、センサおよび金型に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、金型成形時の溶融体の流動状態および凝固挙動をシミュレートする方法が盛んに研究されている。溶融体の流動状態および凝固挙動は金型の金属部分および溶融体の各温度に影響されることから、このシミュレーション方法では、金属部分および溶融体の各温度分布(以下、「温度分布」と略記)を精度高く推定することが重要になる。
【0003】
温度分布の推定では、前提として、金属部分と溶融体との界面の熱伝達係数(Heat Transfer Coefficient:HTC)を推定する必要がある。熱伝達係数は、界面における熱の伝わり易さを表す値であり、金属部分と溶融体との接触状態によって変化する。ここで、金属部分と溶融体との接触状態は経時的に変化し、かつ接触箇所によっても状態が異なることから、熱伝達係数を推定するのは困難であった。
【0004】
この問題を解決すべく、様々な研究が進められている。例えは非特許文献1には、エアギャップの形成による熱伝達係数の低下が、鋳物の凝固解析において温度履歴、収縮巣予測パラメータ等に与える影響を調査した結果が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
大浦他、「熱収縮を考慮した凝固解析における熱伝達モデルと材料構成則の影響」、鋳造工学、日本鋳造工学会、2009年7月25日、第81巻、第7号、p.323-330
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
非特許文献1に開示された調査方法は、エアギャップ発生時のエアギャップ量に依存する熱伝達係数のモデルを解析することにより、熱伝達係数を推定する。したがって、この調査方法では、熱伝達係数を推定する前提としてエアギャップ量を測定する必要がある。しかしながら、エアギャップ量の測定は準備に手間が掛かるとともに、エアギャップ量の測定自体も困難である。そのため、非特許文献1に開示された調査方法を用いて熱伝達係数を推定するのは、必ずしも容易ではなかった。
【0007】
本発明の一態様は、前述の問題点に鑑みてなされたものであり、熱伝達係数の推定に適用可能なセンサ等を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係るセンサは、流体と接触し、前記流体からの押圧力により撓む膜と、前記膜に光を投光し、前記膜から反射した前記光を受光して前記膜の撓み量を検知するレーザー変位計とを備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、熱伝達係数の推定に適用可能なセンサ等を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態1~3に係るシミュレーション装置の要部の機能的構成を示すブロック図である。
符号201は、加圧鋳造に用いられる金型の外観および内部構造を示す概略図である。符号202は、前述の金型を当該金型の中心軸を含む平面で切断した場合の断面図である。
符号301は、本発明の実施形態1に係る第1センサの正面図および側面図である。符号302は、前述の第1センサにおける第1温度測定部の測定箇所を示す概略図である。
符号401は、本発明の実施形態1に係る第2センサの正面図および側面図である。符号402は、前述の第2センサにおける第2温度測定部の測定箇所を示す概略図である。
符号501は、図2に示す金型および溶湯の各温度の測定箇所を示す平面図である。符号502は、図2に示す金型および溶湯の各温度の測定箇所を示すV-V線矢視断面図である。符号503は、第1および第2センサにより温度測定される各測定箇所の第1金型表面からの位置を示す図である。
前述の第1および第2センサに関する、歪みと圧縮応力との関係を示すグラフである。
符号701は、第1熱伝達係数データの決定に用いる金型の3次元モデルを示す斜視図である。符号702は、前述の3次元モデルを側面視した図である。
本発明の実施形態1に係る熱伝達係数の決定方法の一例を示すフローチャートである。
前述の決定方法における、第1熱伝達係数データの変化方法の一例を示す図である。
前述の決定方法における、第1熱伝達係数データの変化方法の他の例を示す図である。
第1熱伝達係数データと接触圧力データとの相関関係を示すグラフである。
符号1201は、重力鋳造に用いられる金型の内部構造、ならびに当該金型および溶湯の各温度の測定箇所を示す平面図である。符号1202は、重力鋳造に用いられる金型の内部構造、ならびに当該金型および溶湯の各温度の測定箇所を示すA-A線矢視断面図である。符号1203は、第3センサによって温度測定される各測定箇所の第2金型表面からの位置を示す図である。
図12に示す金型における第3センサおよびリファレンス用センサの各配置を示す図である。
符号1401は、本発明の実施形態2に係る第3センサの外観を示す概略図である。符号1402は、図12に示す金型および第1~第4穴に収容された第3センサ本体を、当該第3センサ本体の中心軸を含む平面で切断した場合の断面図である。
錫の溶湯を図12に示す金型に注湯して重力鋳造した場合における膜の温度と膜の撓み量との関係を、複数の接触圧力毎に示すグラフである。
キャリブレーション用の金型に錫の溶湯を注湯した場合における、膜に作用する押圧力と溶湯の高さとの関係を示す図である。
本発明の一態様に係る溶湯を図12に示す金型に注湯して重力鋳造した場合における、好適経過時間と接触圧力との関係を示すグラフである。
本発明の一態様に係る溶湯を図12に示す金型に注湯して重力鋳造した場合における、好適経過時間と熱伝達係数との関係を示すグラフである。
本発明の一態様に係る溶湯を図12に示す金型に注湯して重力鋳造した場合における、熱伝達係数と接触圧力との相関関係を示すグラフである。
図8に示す決定方法によって決定された第1熱伝達係数データおよび1次元非定常伝熱モデルを用いて決定された第1熱伝達係数データと、経過時間との関係を示すグラフである。
界面付近の伝熱を1次元非定常伝熱モデルで表した場合の等価回路である。
図8に示す決定方法によって決定された第1熱伝達係数データおよび1次元非定常伝熱モデルの適用によって算出された第1熱伝達係数データと、経過時間との関係を示すグラフである。
第1熱伝達係数データの決定精度の評価結果を示すグラフである。
離型剤の有無および離型剤の種類に応じた、第1熱伝達係数データと接触圧力データとの相関関係を示すグラフである。
接触圧力データ毎の、第1熱伝達係数データと溶湯表面温度との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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