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公開番号2024170641
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-10
出願番号2024159763,2020111023
出願日2024-09-17,2020-06-28
発明の名称TVCMの効果を可視化するための装置、方法及びそのためのプログラム
出願人ノバセル株式会社
代理人個人
主分類G06Q 30/0242 20230101AFI20241203BHJP(計算;計数)
要約【課題】対象地域で放映されたTVCMがコンピュータ・ネットワーク上の行動に対して生み出す効果を効果的に可視化する装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】方法は、まず、装置210が、IPネットワーク上の行動を表す行動履歴データを取得する(S301)。次に、取得した行動履歴データに基づいて、効果測定地域における時系列の第1の効果スコア110及び対比対象となる対比地域における時系列の第2の効果スコアを生成する(S302)。そして、TVCMの放映前の期間141における第2の効果スコアの和S2と第1の効果スコア110の和S1との対比によって係数を算出する(S303)。さらに、第2の効果スコア120に対して当該係数を乗じて第3の効果スコア130を生成し(S304)、第1の効果スコア110と同時に表示するためのHTMLファイル等の表示情報を端末230に送信する(S305)。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
視聴者に対してインターネット上の行動を引き起こすことが可能な広告の効果を可視化するための方法であって、
コンピュータが、前記行動の回数を表す行動履歴データに基づいて生成された、前記広告を提供した対象地域に対応する効果測定地域における時系列の第1の効果スコア及び対比対象となる対比地域における時系列の第2の効果スコアを取得するステップと、
前記コンピュータが、前記広告が提供される前の期間の少なくとも一部における前記第2の効果スコアの和に応じた値と前記広告が提供される前の期間の少なくとも一部における前記第1の効果スコアの和に応じた値とに基づいて、係数を算出するステップと、
前記コンピュータが、前記広告が提供された期間及びその後の期間の少なくとも一部において、前記係数を第2の効果スコアに乗じることで得られる第3の効果スコアと前記第1の効果スコアとを表示するための表示情報を生成するステップと
を含み、
前記表示情報は、それを用いて、前記広告が提供された期間及びその後の期間の少なくとも一部において、グラフ上に、前記第1の効果スコアと、前記第1の効果スコアと対比可能に前記第3の効果スコアが表示されるものであることを特徴とする、方法。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
視聴者に対してインターネット上の行動を引き起こすことが可能な広告の効果を可視化するための方法であって、
コンピュータが、前記行動の回数を表す行動履歴データに基づいて生成された、前記広告を提供した対象地域に対応する効果測定地域における時系列の第1の効果スコア及び対比対象となる複数の対比地域における時系列の第2の効果スコアを取得するステップと、
前記コンピュータが、前記広告が提供される前の期間の少なくとも一部における前記第2の効果スコアの和に応じた値と前記広告が提供される前の期間の少なくとも一部における前記第1の効果スコアの和に応じた値とに基づいて、係数を算出するステップと、
前記コンピュータが、前記広告が提供された期間及びその後の期間の少なくとも一部において、前記係数を第2の効果スコアに乗じることで得られる第3の効果スコアと前記第1の効果スコアとを表示するための表示情報を生成するステップと
を含み、
前記表示情報は、それを用いて、前記広告が提供された期間及びその後の期間の少なくとも一部において、グラフ上に、前記第1の効果スコアと、前記第1の効果スコアと対比可能に前記第3の効果スコアが表示されるものであり、
前記行動履歴データは、前記広告に関連づけられたウェブサイトに対するアクセス数、前記ウェブサイトにおける会員登録数又は前記ウェブサイトにおける注文数のいずれかであることを特徴とする、方法。
【請求項3】
前記行動履歴データは、前記広告に関連づけられたアプリの利用開始数であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記表示情報は、それを用いて、前記第1の効果スコア及び前記第3の効果スコアの少なくとも一方が折れ線グラフで表示されるものであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
コンピュータに、視聴者に対してインターネット上の行動を引き起こすことが可能な広告の効果を可視化するための方法を実行させるためのプログラムであって、前記方法は、
前記コンピュータが、前記行動の回数を表す行動履歴データに基づいて生成された、前記広告を提供した対象地域に対応する効果測定地域における時系列の第1の効果スコア及び対比対象となる対比地域における時系列の第2の効果スコアを取得するステップと、
前記コンピュータが、前記広告が提供される前の期間の少なくとも一部における前記第2の効果スコアの和に応じた値と前記広告が提供される前の期間の少なくとも一部における前記第1の効果スコアの和に応じた値とに基づいて、係数を算出するステップと、
前記コンピュータが、前記広告が提供された期間及びその後の期間の少なくとも一部において、前記係数を第2の効果スコアに乗じることで得られる第3の効果スコアと前記第1の効果スコアとを表示するための表示情報を生成するステップと
を含み、
前記表示情報は、それを用いて、前記広告が提供された期間及びその後の期間の少なくとも一部において、グラフ上に、前記第1の効果スコアと、前記第1の効果スコアと対比可能に前記第3の効果スコアが表示されるものであることを特徴とする、プログラム。
【請求項6】
視聴者に対してインターネット上の行動を引き起こすことが可能な広告の効果を可視化するための装置であって、
前記行動の回数を表す行動履歴データに基づいて生成された、前記広告を提供した対象地域に対応する効果測定地域における時系列の第1の効果スコア及び対比対象となる対比地域における時系列の第2の効果スコアを取得し、
前記広告が提供される前の期間の少なくとも一部における前記第2の効果スコアの和に応じた値と前記広告が提供される前の期間の少なくとも一部における前記第1の効果スコアの和に応じた値とに基づいて、係数を算出し、
前記広告が提供された期間及びその後の期間の少なくとも一部において、前記係数を第2の効果スコアに乗じることで得られる第3の効果スコアと前記第1の効果スコアとを表示するための表示情報を生成し、
前記表示情報は、それを用いて、前記広告が提供された期間及びその後の期間の少なくとも一部において、グラフ上に、前記第1の効果スコアと、前記第1の効果スコアと対比可能に前記第3の効果スコアが表示されるものであることを特徴とする、装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、TVCMの効果を可視化するための装置、方法及びそのためのプログラムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
インターネット広告の市場規模(日本)がテレビで放映されるCM(以下「TVCM」と呼ぶ。)の市場規模である2兆円弱を超えて大きく成長しつつも、テレビは、依然として最大の影響力をもつメディアである。音声と映像により反復してメッセージを伝達することで、強い印象を視聴者に与えることができる。
【0003】
TVCMは、媒体社であるテレビ局が広告スペースとして提供する媒体枠を購入して放映され、北海道、宮城県、広島県のように都道府県別にCMを販売する地方放送局から購入する場合には、当該地方放送局の放送地域でTVCMが放映される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
TVCMの効果として、検索を行いウェブサイトにアクセスする、スマートフォンからアプリケーション(以下「アプリ」と呼ぶ。)をダウンロードするなどのコンピュータ・ネットワーク上の行動を引き起こすことが期待される。こうした効果を測定しようとした場合、一地域でのみTVCMが放映されているとその効果を適切に測定することが必ずしも容易ではない。このことは、対象地域が厳密に一地域である場合に限らず、複数の地域を含む場合においても同様である。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、対象地域で放映されたTVCMがコンピュータ・ネットワーク上の行動に対して生み出す効果を効果的に可視化することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような目的を達成するために、本発明の第1の態様は、TVCMの効果を可視化するための方法であって、インターネット上の行動を表す行動履歴データに基づいて生成された、前記TVCMを放映した対象地域に対応する効果測定地域における第1の効果スコア及び対比対象となる対比地域における第2の効果スコアを取得するステップと、前記TVCMの放映前の期間の少なくとも一部における前記第2の効果スコアと前記TVCMの放映前の期間の少なくとも一部における前記第1の効果スコアとの対比により係数を算出するステップと、前記第2の効果スコアを前記係数により調整して第3の効果スコアを生成するステップと、前記TVCMの放映期間の少なくとも一部において前記第3の効果スコアを前記第1の効果スコアと同時に表示するための表示情報を生成するステップとを含むことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記行動履歴データは、前記TVCMに関連づけられたウェブサイトに対するアクセス数、前記ウェブサイトにおける会員登録数又は前記ウェブサイトにおける注文数のいずれかであることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の第3の態様は、第1の態様において、前記行動履歴データは、前記TVCMに関連づけられたアプリの利用開始数であることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の第4の態様は、第1の態様において、前記効果測定地域内の位置において取られた行動の量を時系列に表し、前記第2の効果スコアは、全国から効果測定地域を除いた地域内の位置において取られた行動の量を時系列に表すことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の第5の態様は、第1の態様において、前記係数は、前記TVCMの放映前の期間の少なくとも一部における前記第2の効果スコアの和又はこれに応じた値と前記放映前の期間の少なくとも一部における前記第1の効果スコアの和又はこれに応じた値との比であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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