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公開番号
2025015458
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2024111046
出願日
2024-07-10
発明の名称
成熟卵母細胞の製造方法
出願人
ヤヱガキ醗酵技研株式会社
,
広島県公立大学法人
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
C12N
5/075 20100101AFI20250123BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】卵子の成熟を促進する。
【解決手段】卵子をクルクミン類と接触させる工程を含む、成熟卵子の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
卵子をクルクミン類と接触させる工程を含む、成熟卵子の製造方法。
続きを表示(約 210 文字)
【請求項2】
前記卵子が卵丘細胞卵複合体(COC)に含まれた卵子である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
卵丘細胞卵複合体(COC)に含まれる顆粒膜細胞の増殖活性を向上する、
請求項2に記載の製造方法。
【請求項4】
クルクミン類を含む、卵子の成熟を促進するための組成物。
【請求項5】
クルクミン類を含む、顆粒膜細胞の増殖を促進するための組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、成熟卵母細胞の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
哺乳類の卵子は、胎児期に減数分裂を再開すると、一層の扁平な卵胞上皮細胞に取り囲まれた原始卵胞となる。原始卵胞は、一次卵胞を経て、多層の顆粒膜細胞とその周りに基底膜を有する二次卵胞へと発育する。その後、下垂体からの黄体形成ホルモン(Luteinizing hormone;LH)の一過的な放出(LHサージ)により排卵が誘導される。しかし、発育した卵胞の全てが排卵に至るわけではなく、その各段階で優勢卵胞が選抜され,卵胞選抜に漏れた卵胞は退行する。一周期に排卵される卵子数は生物種により異なり、ブタでは30個以上、ヒトでは10個程度が同時期に卵胞発育を始めるが、実際に優勢卵胞となり排卵されるのは、ブタでは十数個、ヒトでは一個のみである。
【0003】
また、家畜の効率的な生産のために、卵巣から回収した卵子を体外で受精可能な状態へと成熟させる体外成熟培養(In Vitro Maturation;IVM)法が行われている。ヒトにおいても、体外からのホルモン投与により成熟卵子を得ることが困難な場合に、未成熟卵子をIVMにより成熟させる方法がとられている。しかし、既存のIVM法により作出した卵子を体外受精に用いた場合、胚盤胞期胚への発生能は、体内成熟卵子を使用した場合と比較して著しく低い。
【0004】
非特許文献1~2は、卵子の成熟を阻害する要因として、活性酸素種(Reactive Oxygen Species ROS)によりミトコンドリア活性が低下することを挙げている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
Prasadら、J Biomed Sci.2016 Mar 29;23:36
Kirillovaら、Cells.2021 Sep 19;10(9):2484
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
卵巣に存在する卵子のうち、排卵に至る卵子の割合は1%に満たない。排卵に至らない、退行卵胞由来の卵子を利用できれば、畜産的には家畜の増産や品種改良の効率化が期待できる。ヒトにおいては生殖補助医療による不妊治療に有用であることが期待される。また、優勢卵胞においても卵子の成熟を促進することにより、受精率や着床率の向上が期待される。本発明は、卵子の成熟を促進することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、クルクミン類が卵子の成熟を促進することを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本開示(1)は卵子をクルクミン類と接触させる工程を含む、成熟卵子の製造方法である。
【0009】
本開示(2)は、前記卵子が卵丘細胞卵複合体(COC)に含まれた卵子である、本開示(1)に記載の製造方法である。
【0010】
本開示(3)は、卵丘細胞卵複合体(COC)に含まれる顆粒膜細胞の増殖活性を向上する、本開示(2)に記載の製造方法である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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