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公開番号2025091231
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206385
出願日2023-12-06
発明の名称サーマルプリントヘッド及びサーマルプリントヘッドの製造方法
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B41J 2/335 20060101AFI20250611BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】配線層に欠損が発生することを抑制可能なサーマルプリントヘッドを提供する。
【解決手段】サーマルプリントヘッド(100)は、基板(10)と、基板上に配置されているグレーズ層(20)と、グレーズ層上に配置されている配線層(30)と、配線を覆うようにグレーズ層上に配置されている保護層(50)とを備えている。保護層の構成材料及びグレーズ層の構成材料の少なくともいずれかは、配線層の構成材料が添加されたガラスである。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
前記基板上に配置されているグレーズ層と、
前記グレーズ層上に配置されている配線層と、
前記配線層を覆うように前記グレーズ層上に配置されている保護層とを備え、
前記保護層の構成材料及び前記グレーズ層の構成材料の少なくともいずれかは、前記配線層の構成材料が添加されたガラスである、サーマルプリントヘッド。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記保護層の構成材料は、前記配線層の構成材料が添加されたガラスである、請求項1に記載のサーマルプリントヘッド。
【請求項3】
前記保護層では、ガラス中に前記配線層の構成材料を含む粒子が分散している、請求項2に記載のサーマルプリントヘッド。
【請求項4】
前記保護層では、ガラス中に前記配線層の構成材料が溶解しており、ガラス中における前記配線層の構成材料の濃度が4質量パーセント以上である、請求項2に記載のサーマルプリントヘッド。
【請求項5】
前記配線層の厚さは、1.5μm以下である、請求項1に記載のサーマルプリントヘッド。
【請求項6】
前記配線層の構成材料は、銀である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のサーマルプリントヘッド。
【請求項7】
前記配線層の構成材料は、銅である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のサーマルプリントヘッド。
【請求項8】
基板を準備する工程と、
前記基板上にグレーズ層を形成する工程と、
前記グレーズ層上に配線層を形成する工程と、
前記配線層を覆うように前記グレーズ層上に保護層を形成する工程とを備え、
前記保護層の構成材料及び前記グレーズ層の構成材料の少なくともいずれかは、前記配線層の構成材料が添加されたガラスである、サーマルプリントヘッドの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、サーマルプリントヘッド及びサーマルプリントヘッドの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特開2023-115544号公報(特許文献1)には、サーマルプリントヘッドが記載されている。特許文献1に記載のサーマルプリントヘッドは、基板と、グレーズ層と、配線と、保護膜とを有している。基板は、主面を有している。グレーズ層は、基板の主面上に配置されている。配線は、グレーズ層上に配置されている。保護膜は、配線を覆うようにグレーズ層上に配置されている。グレーズ層の構成材料及び保護膜の構成材料は、ガラスを含有している。配線の構成材料は、金属材料である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-115544号公報 [概要] 特許文献1に記載のサーマルプリントヘッドの製造過程において、配線の構成材料である金属材料が、グレーズ層中及び保護膜中に拡散する。その結果、特許文献1に記載のサーマルプリントヘッドでは、配線に欠損が発生することがあり、場合によっては配線が断線してしまうことがある。
【0004】
本開示のサーマルプリントヘッドは、基板と、基板上に配置されているグレーズ層と、
グレーズ層上に配置されている配線層と、配線を覆うようにグレーズ層上に配置されている保護層とを備えている。保護層の構成材料及びグレーズ層の構成材料の少なくともいずれかは、配線層の構成材料が添加されたガラスである。
【図面の簡単な説明】
【0005】
サーマルプリントヘッド100の平面図である。
図1中のII-IIにおける断面図である。
図1中のIII-IIIにおける断面図である。
サーマルプリントヘッド100の製造方法を示す工程図である。
グレーズ層形成工程S2を説明する断面図である。
金属層形成工程S3を説明する断面図である。
パターンニング工程S4を説明する断面図である。
発熱体形成工程S5を説明する断面図である。
保護層形成工程S6を説明する断面図である。
サーマルプリントヘッド200の断面図である。
【0006】
[詳細な説明]
本開示の実施形態の詳細を、図面を参照しながら説明する。以下の図面では、同一又は相当する部分に同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さないものとする。実施形態に係るサーマルプリントヘッドを、サーマルプリントヘッド100とする。
【0007】
(サーマルプリントヘッド100の構成)
以下に、サーマルプリントヘッド100の構成を説明する。
【0008】
図1は、サーマルプリントヘッド100の平面図である。図1中では、保護層50の図示が省略されている。図2は、図1中のII-IIにおける断面図である。図3は、図1中のIII-IIIにおける断面図である。図1から図3に示されているように、サーマルプリントヘッド100は、基板10と、グレーズ層20と、配線層30と、発熱体40と、保護層50とを有している。
【0009】
基板10は、主面10aと、主面10bとを有している。主面10bは、主面10aの反対面である。主面10a及び主面10bは、基板10の厚さ方向における端面である。基板10の構成材料の主成分は、例えばアルミナ(Al



)等のセラミックである。主成分とは、構成材料中において50質量パーセント超を占める成分である。
【0010】
グレーズ層20は、基板10上に配置されている。グレーズ層20は、主面10a上に配置されている。グレーズ層20の構成材料の主成分は、ガラスである。配線層30は、グレーズ層20上に配置されている。配線層30は、共通電極31と、複数の個別電極32とを有している。
(【0011】以降は省略されています)

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