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公開番号
2025090260
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205386
出願日
2023-12-05
発明の名称
情報処理方法、情報処理装置及びコンピュータプログラム
出願人
株式会社JSOL
代理人
個人
,
個人
主分類
G16Z
99/00 20190101AFI20250610BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】複数の演算コアを用いてシミュレーション対象モデルの特性又は挙動に関する応答値を効率的に演算することができる情報処理方法を提供する。
【解決手段】複数のパラメータによって規定されるシミュレーション対象モデルの特性又は挙動に関する応答値を演算する情報処理方法であって、異なるパラメータが設定された複数のシミュレーション対象モデルそれぞれの応答値を第1演算手法にて算出する演算処理を各別に複数の演算コアに割り当てて実行し、前記複数の演算コアで継続している演算処理の時間に基づいて、各演算コアにおける該演算処理を終了するか否かを判定し、終了すると判定した場合、演算処理を終了し、演算処理を終了したシミュレーション対象モデルの応答値を第2演算手法にて算出する演算処理を、第1演算手法の演算処理を終了した前記演算コアに割り当てて実行する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のパラメータによって規定されるシミュレーション対象モデルの特性又は挙動に関する応答値を演算する情報処理方法であって、
異なるパラメータが設定された複数のシミュレーション対象モデルそれぞれの応答値を第1演算手法にて算出する演算処理を各別に複数の演算コアに割り当てて実行し、
前記複数の演算コアで継続している演算処理の時間に基づいて、各演算コアにおける該演算処理を終了するか否かを判定し、
終了すると判定した場合、演算処理を終了し、
演算処理を終了したシミュレーション対象モデルの応答値を第2演算手法にて算出する演算処理を、第1演算手法の演算処理を終了した前記演算コアに割り当てて実行する
情報処理方法。
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【請求項2】
第1演算手法は、第2演算手法に比べて応答値の演算精度が高いが応答値の演算速度が低く、第1演算手法を用いた応答値の演算処理に要する演算処理時間はシミュレーション対象モデルのパラメータによって異なる
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
第1演算手法は、CAE解析にて応答値を演算する手法であり、
第2演算手法は、機械学習モデルを用いて応答値を演算する手法である
請求項2に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記複数の演算コアのうち、一部の前記演算コアにおける第1演算手法を用いた応答値の演算処理に要した時間に基づいて、他の前記演算コアにおける演算処理を終了するか否かを判定するための閾値を決定し、
前記複数の演算コアで継続している演算処理の時間と閾値とを比較することによって、各演算コアにおける該演算処理を終了するか否かを判定する
請求項1又は請求項2に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記複数の演算コアのうち、一部の前記演算コアにおける第1演算手法を用いた応答値の演算処理が完了した場合、他の前記演算コアにおける演算処理を終了する
請求項1又は請求項2に記載の情報処理方法。
【請求項6】
複数のパラメータによって規定されるシミュレーション対象モデルの特性又は挙動に関する応答値を演算する演算部を備える情報処理装置であって、
前記演算部は、
異なるパラメータが設定された複数のシミュレーション対象モデルそれぞれの応答値を第1演算手法にて算出する演算処理を各別に複数の演算コアに割り当てて実行し、
前記複数の演算コアで継続している演算処理の時間に基づいて、各演算コアにおける該演算処理を終了するか否かを判定し、
終了すると判定した場合、演算処理を終了し、
演算処理を終了したシミュレーション対象モデルの応答値を第2演算手法にて算出する演算処理を、第1演算手法の演算処理を終了した前記演算コアに割り当てて実行する
情報処理装置。
【請求項7】
複数のパラメータによって規定されるシミュレーション対象モデルの特性又は挙動に関する応答値を演算する処理を、コンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、
異なるパラメータが設定された複数のシミュレーション対象モデルそれぞれの応答値を第1演算手法にて算出する演算処理を各別に複数の演算コアに割り当てて実行し、
前記複数の演算コアで継続している演算処理の時間に基づいて、各演算コアにおける該演算処理を終了するか否かを判定し、
終了すると判定した場合、演算処理を終了し、
演算処理を終了したシミュレーション対象モデルの応答値を第2演算手法にて算出する演算処理を、第1演算手法の演算処理を終了した前記演算コアに割り当てて実行する
処理を前記コンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理方法、情報処理装置及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
製品設計において、モータ等の設計対象物を表したシミュレーション対象モデルの特性又は挙動を有限要素法等のCAE解析により算出することが行われている。例えば、特許文献1には、熟練した設計者でなくても容易且つ迅速に所望のインダクタの設計が可能な設計方法が開示されている。具体的には、特許文献1に係る設計方法は、巻線型インダクタをコンピュータを用いて設計する方法であって、インダクタの構造を記述する変数を初期化するステップと、予め入力されたコア及びコイル導体の属性情報に基づき前記変数で記述された構造を有するインダクタの特性を電磁界解析により算出するステップと、少なくともインダクタ特性をパラメータとする所定の評価関数を用いて評価値を算出するステップと、評価値が所定の収束条件を満たしているかを判定するステップと、収束条件が満たされている場合には処理を終了し、収束条件が満たされていない場合には、遺伝的アルゴリズム等の確率論的最適化アルゴリズムにより変数の値を変動させるステップとを備え、収束条件が満たされるまで解析処理及び最適化処理を繰り返す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-062200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、最適化アルゴリズムのようにシミュレーション対象モデルの特性又は挙動を繰り返し計算する必要がある場合、多大な演算時間を要するという問題があった。演算時間の問題は、最適化アルゴリズムに限られるものではなく、多数のシミュレーションを実行する必要がある場合にも生ずる。
なお、複数の演算コアを用いて多数のシミュレーションを並列実行することも考えられるが、上記問題を根本的に解決するものではない。
【0005】
本開示の目的は、複数の演算コアを用いてシミュレーション対象モデルの特性又は挙動に関する応答値を効率的に演算することができる情報処理方法、情報処理装置及びコンピュータプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る情報処理方法は、複数のパラメータによって規定されるシミュレーション対象モデルの特性又は挙動に関する応答値を演算する情報処理方法であって、異なるパラメータが設定された複数のシミュレーション対象モデルそれぞれの応答値を第1演算手法にて算出する演算処理を各別に複数の演算コアに割り当てて実行し、前記複数の演算コアで継続している演算処理の時間に基づいて、各演算コアにおける該演算処理を終了するか否かを判定し、終了すると判定した場合、演算処理を終了し、演算処理を終了したシミュレーション対象モデルの応答値を第2演算手法にて算出する演算処理を、第1演算手法の演算処理を終了した前記演算コアに割り当てて実行する。
【0007】
本開示の一態様に係る情報処理装置は、複数のパラメータによって規定されるシミュレーション対象モデルの特性又は挙動に関する応答値を演算する演算部を備える情報処理装置であって、前記演算部は、異なるパラメータが設定された複数のシミュレーション対象モデルそれぞれの応答値を第1演算手法にて算出する演算処理を各別に複数の演算コアに割り当てて実行し、前記複数の演算コアで継続している演算処理の時間に基づいて、各演算コアにおける該演算処理を終了するか否かを判定し、終了すると判定した場合、演算処理を終了し、演算処理を終了したシミュレーション対象モデルの応答値を第2演算手法にて算出する演算処理を、第1演算手法の演算処理を終了した前記演算コアに割り当てて実行する。
【0008】
本開示の一態様に係るコンピュータプログラムは、複数のパラメータによって規定されるシミュレーション対象モデルの特性又は挙動に関する応答値を演算する処理を、コンピュータに実行させるコンピュータプログラムであって、異なるパラメータが設定された複数のシミュレーション対象モデルそれぞれの応答値を第1演算手法にて算出する演算処理を各別に複数の演算コアに割り当てて実行し、前記複数の演算コアで継続している演算処理の時間に基づいて、各演算コアにおける該演算処理を終了するか否かを判定し、終了すると判定した場合、演算処理を終了し、演算処理を終了したシミュレーション対象モデルの応答値を第2演算手法にて算出する演算処理を、第1演算手法の演算処理を終了した前記演算コアに割り当てて実行する処理を前記コンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、複数の演算コアを用いてシミュレーション対象モデルの特性又は挙動に関する応答値を効率的に演算することができる情報処理方法、情報処理装置及びコンピュータプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。
遺伝的アルゴリズムを用いた最適化計算の処理手順を示すフローチャートである。
実施形態1に係る応答値計算の処理手順を示すフローチャートである。
従来手法に係る並列演算処理を示した概念図である。
本実施形態1に係る並列演算処理の第1の例を示した概念図である。
従来手法に係る並列演算処理と、本実施形態1に係る並列演算処理の第2の例を示した概念図である。
実施形態2に係る応答値計算の処理手順を示すフローチャートである。
実施形態3に係る応答値計算の処理手順を示すフローチャートである。
従来手法に係る並列演算処理を示した概念図である。
本実施形態3に係る並列演算処理の一例を示した概念図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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