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公開番号2025090159
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-17
出願番号2023205215
出願日2023-12-05
発明の名称フレイル診断支援装置、フレイル診断支援方法及びフレイル診断支援プログラム
出願人株式会社日立社会情報サービス
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類G16H 50/30 20180101AFI20250610BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】フレイル診断を支援することができるフレイル診断支援装置を提供する。
【解決手段】フレイル診断支援装置100は、国保総合システム210、健診管理システム220、介護保険システム230及び国保データベース(KDB240)内にあるデータを抽出するデータ抽出部11と、抽出したデータを、保険制度を横断して個人を突合せし個人別医療情報に加工するデータ加工部12と、国保総合システム210から歯科レセプト情報を入手し、個人別残存歯数情報を計算する歯科レセプトデータ加工部13と、個人別医療情報に、個人別残存歯数情報を加えてフレイル診断可能な情報に加工する分析データ構築部14と、分析データ構築部14から受理した個人別データを時系列に処理するデータ表示処理部15と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
国保総合システム、健診管理システム、介護保険システム及び国保データベースとネットワークを介して接続され、フレイル診断を支援するフレイル診断支援装置であって、
前記フレイル診断支援装置は、
前記国保総合システム、前記健診管理システム、前記介護保険システム及び前記国保データベース内にあるデータを抽出するデータ抽出部と、
前記抽出したデータを、保険制度を横断して個人を突合せし個人別医療情報に加工するデータ加工部と、
前記国保総合システムから歯科レセプト情報を入手し、個人別残存歯数情報を計算する歯科レセプトデータ加工部と、
前記個人別医療情報に、前記個人別残存歯数情報を加えてフレイル診断可能な情報に加工する分析データ構築部と、
前記分析データ構築部から受理した個人別データを時系列に処理するデータ表示処理部と、を有することを特徴とするフレイル診断支援装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記歯科レセプトデータ加工部は、
前記歯科レセプト情報を入手し、歯種抜粋用傷病名マスタデータに設定された状態コードを前記歯科レセプト情報に当てはめ、歯あり/歯なしの状態を設定し、
歯式コードでグルーピングして、状態コードをカウントし、
個人突合キーと年度でグルーピングして、歯数をカウントし、前記個人別残存歯数情報を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載のフレイル診断支援装置。
【請求項3】
前記データ表示処理部は、保健師が使用する端末から前記個人別データの要求があった場合、前記個人別データを前記端末に送信する
ことを特徴とする請求項1に記載のフレイル診断支援装置。
【請求項4】
前記個人別データには、残存歯数の経年変化情報が含まれる
ことを特徴とする請求項3に記載のフレイル診断支援装置。
【請求項5】
前記端末には、前記個人別データとして、残存歯数年度推移、傷病別受診履歴、事業履歴一覧、健診結果一覧、在宅医療・医療レセプト一覧、在宅医療・介護レセプト一覧のうち少なくともいずれかの情報が表示される
ことを特徴とする請求項3に記載のフレイル診断支援装置。
【請求項6】
国保総合システム、健診管理システム、介護保険システム及び国保データベースが保有する情報に基づき、フレイル診断を支援するフレイル診断支援方法であって、
コンピュータは、
前記国保総合システムと、前記健診管理システムと、前記介護保険システムと、及び前記国保データベース内にあるデータを抽出するデータ抽出ステップと、
前記抽出したデータを、保険制度を横断して個人を突合せし個人別医療情報に加工するデータ加工ステップと、
前記国保総合システムから歯科レセプト情報を入手し、個人別残存歯数情報を計算する歯科レセプトデータ加工ステップと、
前記個人別医療情報に、前記個人別残存歯数情報を加えてフレイル診断可能な情報に加工する分析データ構築ステップと、
前記分析データ構築ステップから受理した個人別データを時系列に処理するデータ表示処理ステップと、を実行することを特徴とするフレイル診断支援方法。
【請求項7】
前記コンピュータは、前記歯科レセプトデータ加工ステップの際に、
前記歯科レセプト情報を入手し、歯種抜粋用傷病名マスタデータに設定された状態コードを前記歯科レセプト情報に当てはめ、歯あり/歯なしの状態を設定し、
歯式コードでグルーピングして、状態コードをカウントし、
個人突合キーと年度でグルーピングして、歯数をカウントし、前記個人別残存歯数情報を生成する
ことを特徴とする請求項6に記載のフレイル診断支援方法。
【請求項8】
前記コンピュータは、前記データ表示処理ステップの際に、保健師が使用する端末から前記個人別データの要求があった場合、前記個人別データを前記端末に送信する
ことを特徴とする請求項6に記載のフレイル診断支援方法。
【請求項9】
前記個人別データには、残存歯数の経年変化情報が含まれる
ことを特徴とする請求項8に記載のフレイル診断支援方法。
【請求項10】
前記端末には、前記個人別データとして、残存歯数年度推移、傷病別受診履歴、事業履歴一覧、健診結果一覧、在宅医療・医療レセプト一覧、在宅医療・介護レセプト一覧のうち少なくともいずれかの情報が表示される
ことを特徴とする請求項8に記載のフレイル診断支援方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はフレイル診断支援装置、フレイル診断支援方法及びフレイル診断支援プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
患者情報を活用した総合的な医療連携システムとして、端末を操作する歯科医科医療関係者、介護関係者、もしくは、患者/家族にとって必要な情報のみを使用者及び端末の属性に合わせて表示する技術が開示されている。
【0003】
特許文献1の情報処理システムでは、「複数の端末とサーバとがネットワークで接続された情報処理システムであって、複数の端末のうちのいずれかの端末への患者情報入力時には、端末の使用者の属性が入力手段によって入力されると、サーバに使用者の属性が設定され、端末に使用者の属性に応じた入力項目が設定され、入力手段により入力項目に基づいて患者情報が送られると、保存手段により患者情報が保存され、複数の端末のうちのいずれかの端末による患者情報表示時には、端末の使用者の属性が入力手段によって入力されると、サーバに使用者の属性が設定され、使用者の属性と患者情報に応じた表示情報とが選択手段により選択され、選択された情報が表示手段により表示されるようにしたこと」が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-57283号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のシステムは、患者情報を活用した総合的な医療連携システムとして、端末を操作する歯科、医科医療関係者、介護関係者、もしくは、患者/家族にとって必要な情報のみ使用者の属性及び端末の属性に合わせて表示することができる。
【0006】
一方、市町村の保健担当者等は、高齢者の保健事業を進めるにあたり、フレイル状態を早期に発見し対策を講じることが望まれていた。フレイルとは、高齢者の医療・介護予防の一体的な実施の施策で重要視されている「要支援・要介護になる可能性が高い状態」のことである。高齢者における人口構成の増加を踏まえ、医療と介護を一体的に実施し、健康寿命の延伸を図る計画を進める課題がある。
【0007】
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、フレイル診断を支援することができるフレイル診断支援装置、フレイル診断支援方法及びフレイル診断支援プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するため、本発明のフレイル診断支援装置は、国保総合システム、健診管理システム、介護保険システム及び国保データベースとネットワークを介して接続され、フレイル診断を支援するフレイル診断支援装置であって、前記フレイル診断支援装置は、前記国保総合システム、前記健診管理システム、前記介護保険システム及び前記国保データベース内にあるデータを抽出するデータ抽出部と、前記抽出したデータを、保険制度を横断して個人を突合せし個人別医療情報に加工するデータ加工部と、前記国保総合システムから歯科レセプト情報を入手し、個人別残存歯数情報を計算する歯科レセプトデータ加工部と、前記個人別医療情報に、前記個人別残存歯数情報を加えてフレイル診断可能な情報に加工する分析データ構築部と、前記分析データ構築部から受理した個人別データを時系列に処理するデータ表示処理部と、を有することを特徴とする。本発明のその他の態様については、後記する実施形態において説明する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、フレイル診断を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係るフレイル診断支援装置を示す図である。
実施形態に係るフレイル診断支援装置の特徴を示す図である。
歯科レセプト関連データ構成を示す図である。
歯式コードと歯種値の内容を示す図である。
状態値と部分値の内容を示す図である。
歯科レセプトデータ加工処理を示すフローチャートである。
画面表示例(その1)を示す図である。
画面表示例(その2)を示す図である。
残存歯数の年度推移の詳細を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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