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公開番号
2025090000
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2024135394,2023204496
出願日
2024-08-14,2023-12-04
発明の名称
家畜用識別標、家畜情報管理方法、家畜情報管理システム、家畜用識別標の区画札、および、家畜用識別標の基札
出願人
株式会社Eco‐Pork
代理人
弁理士法人前川知的財産事務所
主分類
A01K
11/00 20060101AFI20250609BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】 家畜の負担が少なく、カラーコードの運用の自由度を向上し、識別性を向上できる家畜用識別標と当該家畜用識別標を用いた個体識別技術を提供する。
【解決手段】 家畜用識別標10は、平板形状の区画札30であって、着色された区画札おもて面31と、凸部を有する区画札うら面32と、を有する区画札30と、平板形状の基札20であって、前記基札20を家畜に取り付けるための取付部23と、Nを2以上の自然数としたときにN枚の前記区画札30を重ならずに配置可能な配置領域24を有する基札おもて面22と、前記配置領域21の内側に前記凸部33と嵌合可能なN個以上の凹部25と、を有する基札20と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
平板形状の区画札であって、
着色された区画札おもて面と、
凸部を有する区画札うら面と、
を有する区画札と、
平板形状の基札であって、
前記基札を家畜に取り付けるための取付部と、
Nを2以上の自然数としたときにN枚以上の前記区画札を重ならずに配置可能な配置領域を有する基札おもて面と、
前記配置領域の内側に前記凸部と嵌合可能なN個以上の凹部と、
を有する基札と、
を備える、
家畜用識別標。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
N枚の前記区画札の前記区画札おもて面の色、および/または、配置の組み合わせによって家畜の識別情報を示すことを特徴とする、
請求項1に記載の家畜用識別標。
【請求項3】
前記基札おもて面の色、および、N枚の前記区画札のおもて面の色の組み合わせによって家畜の識別情報を示すことを特徴とする、
請求項1に記載の家畜用識別標。
【請求項4】
前記N枚の区画札の隣接する2枚の区画札の間隔が空いている、
請求項1に記載の家畜用識別標。
【請求項5】
前記基札は前記基札の方向を規定するアラインメントマーカを有する、
請求項1に記載の家畜用識別標。
【請求項6】
前記基札の地色は、透明、白、または、黒である、
請求項1に記載の家畜用識別標。
【請求項7】
前記N枚の区画札の区画札おもて面の色は、所定の複数の色群からそれぞれ選択される単色である、
請求項4に記載の家畜用識別標。
【請求項8】
前記基札は、複数の同一形状の前記凹部が所定の間隔で配列配置されている、
請求項1に記載の家畜用識別標。
【請求項9】
前記基札の前記配置領域は、前記区画札全体が収まる窪みを有する、
請求項1に記載の家畜用識別標。
【請求項10】
前記取付部は前記基札の端部に設けられる、
請求項1に記載の家畜用識別標。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、家畜用識別標、家畜情報管理方法、家畜情報管理システム、家畜用識別標の区画札、および、家畜用識別標の基札に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年では、畜産業における人手不足の解消策として畜産業務を効率化したり、家畜の飼養環境を監視・制御したりする目的で、コンピュータや監視カメラを導入してシステム化を行い、管理することが数多く行われている。
【0003】
家畜が豚の場合において、食用として出荷される肉豚は複数の豚を1つの豚房内で自由に動けるフリーストールで飼養することが多い。また、従来母豚は個体ごとに区分けされた個室豚房において飼養されることが多かったが、近年アニマルウェルフェア(動物愛護)の観点から、自由に動ける大きさの区画内で多頭飼養されるフリーストールを採用する動きもある。個室豚房では、豚房と個体が1対1の対応であることにより母豚個体ごとの識別が不要であったが、フリーストールでは耳標や耳刻を農家が1頭単位で読み取って個体識別を行う必要がある。しかし、特に養豚業では農場あたりの家畜数に対する従業員数が不足する傾向にあり、耳刻の読み取りやICリーダーを用いての読み取りは人手で行うため従業員の負担が大きく、且つ、一頭単位で行う必要があるため業務の効率性においても課題が存在する。
【0004】
例えば、特許文献1には、互いに異なる複数の色の配列によって豚の識別情報を示す識別部を備える動物用個体識別部材と、当該動物用個体識別部材を装着した家畜をカメラで撮像して家畜個体を識別し、個体ごとに家畜の位置情報を記録および管理する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-25号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の識別部は、動物用個体識別部材より小さく構成され、さらにランドルト環状に配置する上で、各色の領域が非常に小さくなっているため、色褪せや汚れなどの飼養中の劣化によって識別精度が低下する。また、豚の体表の色に応じてユニークな識別情報ごとに識別部を製作するため、コストが増大する。さらに、色数で決まる最大の識別情報の数を1セットで販売する場合は、使わない識別情報の動物用個体識別部材が余り無駄が生じたりする。
【0007】
また、牛や豚など比較的大きいサイズの家畜においては、家畜の両耳にそれぞれ1つまたは複数の耳標を装着することも一般に行われている。例えば、互いに異なる色の2以上の色耳標を装着して色によるコーディングを行うこともできる。しかし、このような場合には下記のような課題がある。
1)家畜の耳に装着する場合、左右方向に2つの色耳標を隣接して装着したくても耳の血管の走行の関係から上下方向にしか装着できないことがある。さらに、色耳標の距離も離れることがある。そうすると、AIを用いた画像認識の識別性において考慮しなければならないことが増加する。
2)血管走行が個体別に異なっており、且つ、耳の付け根に向けて血管が収束する生物学的な構造となっているため、耳に対して横方向は装着できるエリアが限られる。
3)家畜に対して複数の色耳標を装着する際、2つ目以降は、家畜が1回目の痛みを覚えていることで静止した状態での装着が非常に困難となり、装着する作業者の危険を大きく孕む。
【0008】
そこで、本開示は、上記課題を解決すべくなされたものであって、その目的は、家畜や作業者の負担が少なく、カラーコードの運用の自由度を向上し、識別性を向上できる家畜用識別標と当該家畜用識別標を用いた個体識別技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1)上記した目的を達成するため、家畜用識別標は、平板形状の区画札であって、着色された区画札おもて面と、凸部を有する区画札うら面と、を有する区画札と、平板形状の基札であって、前記基札を家畜に取り付けるための取付部と、Nを2以上の自然数としたときにN枚以上の前記区画札を重ならずに配置可能な配置領域を有する基札おもて面と、前記配置領域の内側に前記凸部と嵌合可能なN個以上の凹部と、を有する基札と、を備える。
(2)また、上記した目的を達成するため、家畜情報管理システムは、上記(1)に記載の家畜用識別標を含む家畜画像を取得する家畜画像取得部と、前記家畜画像に基づいて前記家畜画像に映る家畜の識別情報を取得する家畜個体識別部と、を備える。
(3)また、上記した目的を達成するため、家畜情報管理方法は、プロセッサと、記憶部とを備えるコンピュータにより実行される家畜情報管理方法であって、前記プロセッサに、上記(1)に記載の家畜用識別標を含む家畜画像を取得させるステップと、前記家畜画像に基づいて前記家畜画像に映る家畜の識別情報を取得させるステップと、を実行させる。
(4)上記した目的を達成するため、家畜用識別標の区画札は、平板形状であって、家畜に取り付け可能な取付部と、Nを2以上の自然数としたときにおもて面にN個以上の凹部と、を有する基札に取り付けて家畜用識別標を構成すための平板形状の区画札であって、着色された区画札おもて面と、前記凹部に嵌合する凸部を有する区画札うら面と、を有する。
(5)上記した目的を達成するため、家畜用識別標の基札は、平板形状であって、着色された区画札おもて面と凸部を有する区画札うら面とを有する区画札が取り付けられて家畜用識別標を構成すための基札であって、家畜に取り付け可能な取付部と、Nを2以上の自然数としたときにN枚の前記区画札を重ならずに配置可能な配置領域を有する基札おもて面と、前記配置領域の内側に前記凸部と嵌合可能なN個以上の凹部と、を有する。
【発明の効果】
【0010】
本開示の家畜用識別標、家畜情報管理方法、家畜情報管理システム、家畜用識別標の区画札、および、家畜用識別標の基札によれば、家畜や作業者の負担が少なく、カラーコードの運用の自由度を向上し、識別性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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