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公開番号
2025089318
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2025040069,2020081482
出願日
2025-03-13,2020-05-01
発明の名称
医療システム及び医療情報処理装置
出願人
国立研究開発法人理化学研究所
,
株式会社トプコン
代理人
個人
主分類
A61B
3/12 20060101AFI20250605BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】感染症に伴う症状や重症化の兆候を高い精度で検知するための新たな技術を提供する。
【解決手段】実施形態の医療システムは、データ取得部と、データ処理部とを含む。データ取得部は、血中酸素データ、聴診音データ、及び眼画像データのうちの少なくとも1つのデータと、眼底血管における血流動態を表す眼底血流データとを患者から取得する。眼底血流データは、患者の眼底動脈における血流速度の時系列変化を表す波形データを含んでいる。データ処理部は、感染症に随伴する循環器系の状態変化を検知するために、データ取得部により取得された、血中酸素データ、聴診音データ、及び眼画像データのうちの少なくとも1つのデータ及び眼底血流データを処理する。特に、データ処理部は、眼底血流データに含まれる波形データに基づき循環器系の状態変化を検知する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
血中酸素データ、聴診音データ、及び眼画像データのうちの少なくとも1つのデータと、眼底血管における血流動態を表す眼底血流データとを患者から取得するデータ取得部と、
感染症に随伴する循環器系の状態変化を検知するために、前記データ取得部により取得された前記少なくとも1つのデータ及び前記眼底血流データを処理するデータ処理部と
を含み、
前記眼底血流データは、前記患者の眼底動脈における血流速度の時系列変化を表す波形データを含み、
前記データ処理部は、前記波形データに基づき前記循環器系の状態変化を検知する、
医療システム。
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【請求項2】
前記眼底血流データは、異なる2つ以上の期間にそれぞれ前記患者から取得された2つ以上の波形データを含み、
前記データ処理部は、前記2つ以上の波形データの比較によって前記循環器系の状態変化を検知する、
請求項1の医療システム。
【請求項3】
血中酸素データ、聴診音データ、及び眼画像データのうちの少なくとも1つのデータと、眼底血管における血流動態を表す眼底血流データとを患者から取得するデータ取得部と、
感染症に随伴する循環器系の状態変化を検知するために、前記データ取得部により取得された前記少なくとも1つのデータ及び前記眼底血流データを処理するデータ処理部と
を含み、
前記眼底血流データは、前記患者の眼底動脈における血流速データ及び血流量データのいずれか一方又は双方を含み、
前記データ処理部は、前記血流速データ及び前記血流量データのいずれか一方又は双方に基づき前記循環器系の状態変化を検知する、
医療システム。
【請求項4】
前記眼底血流データは、異なる2つ以上の期間にそれぞれ前記患者から取得された2つ以上の血流速データを含み、
前記データ処理部は、前記2つ以上の血流速データの比較によって前記循環器系の状態変化を検知する、
請求項3の医療システム。
【請求項5】
前記眼底血流データは、異なる2つ以上の期間にそれぞれ前記患者から取得された2つ以上の血流量データを含み、
前記データ処理部は、前記2つ以上の血流量データの比較によって前記循環器系の状態変化を検知する、
請求項3の医療システム。
【請求項6】
前記循環器系の状態変化は、肺炎の発症、肺炎の状態の変化、低酸素血症の発症、低酸素血症の状態の変化、及び脳血流の状態の変化のうちの少なくとも1つを含む、
請求項1~5のいずれかの医療システム。
【請求項7】
前記データ処理部は、眼底血流データと診断結果データとを含む訓練データを用いた機械学習により構築された学習済みモデルであって眼底血流データを入力とし且つ感染症に随伴する循環器系の状態に関する推定診断データを出力とする学習済みモデルを用いて、前記データ取得部により取得された前記眼底血流データから前記循環器系の状態変化に関する情報を検知する、
請求項1又は3の医療システム。
【請求項8】
患者から取得された血中酸素データ、聴診音データ、及び眼画像データのうちの少なくとも1つのデータと、前記患者から取得された眼底血管における血流動態を表す眼血流データとを受け付けるデータ受付部と、
感染症に随伴する循環器系の状態変化を検知するために、前記データ受付部により受け付けられた前記少なくとも1つのデータ及び前記眼底血流データを処理するデータ処理部と
を含み、
前記眼底血流データは、前記患者の眼底動脈における血流速度の時系列変化を表す波形データを含み、
前記データ処理部は、前記波形データに基づき前記循環器系の状態変化を検知する、
医療情報処理装置。
【請求項9】
患者から取得された血中酸素データ、聴診音データ、及び眼画像データのうちの少なくとも1つのデータと、前記患者から取得された眼底血管における血流動態を表す眼血流データとを受け付けるデータ受付部と、
感染症に随伴する循環器系の状態変化を検知するために、前記データ受付部により受け付けられた前記少なくとも1つのデータ及び前記眼底血流データを処理するデータ処理部と
を含み、
前記眼底血流データは、前記患者の眼底動脈における血流速データ及び血流量データのいずれか一方又は双方を含み、
前記データ処理部は、前記血流速データ及び前記血流量データのいずれか一方又は双方に基づき前記循環器系の状態変化を検知する、
医療情報処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、医療システム及び医療情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
疾患の症状や重症化の兆候は複雑であり、これらを検知するために様々な技術が開発されてきた。例えば、特許文献1には、高度な医療知識を用いずに感染症のリスクを判定するための技術として、動脈血酸素飽和度、体温及び心拍数の各々についての異常の有無から感染症リスクを判定する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-123605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明の一つの目的は、感染症に伴う症状や重症化の兆候を高い精度で検知するための新たな技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
幾つかの例示的な態様に係る医療システムは、血中酸素データ、聴診音データ、眼画像データ、及び眼血流データのうちの少なくとも2つのデータを患者から取得するデータ取得部と、感染症に随伴する循環器系の状態変化を検知するために、前記データ取得部により取得された前記少なくとも2つのデータを処理するデータ処理部とを含む。
【0006】
幾つかの例示的な態様に係る医療システムにおいて、前記循環器系の状態変化は、肺炎の発症、肺炎の状態の変化、低酸素血症の発症、低酸素血症の状態の変化、及び脳血流の状態の変化のうちの少なくとも1つを含んでいてよい。
【0007】
幾つかの例示的な態様に係る医療システムにおいて、前記眼画像データは、前記患者の眼底を描出した眼底画像データを含んでいてよい。
【0008】
幾つかの例示的な態様に係る医療システムにおいて、前記データ処理部は、前記眼底画像データに描出された血管の走行パターンに基づき前記循環器系の状態変化を検知するように構成されていてよい。
【0009】
幾つかの例示的な態様に係る医療システムにおいて、前記眼底画像データは、眼底カメラ画像データ、スリットランプ画像データ、光コヒーレンストモグラフィ画像データ、及び走査型レーザー画像データのうちの少なくとも1つを含んでいてよい。
【0010】
幾つかの例示的な態様に係る医療システムにおいて、前記眼画像データは、前記患者の眼底を描出したカラー眼底画像データを含んでいてよい。
(【0011】以降は省略されています)
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