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公開番号2025088222
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202783
出願日2023-11-30
発明の名称振動信号生成方法、音響装置、及び音響システム
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類H04S 3/00 20060101AFI20250604BHJP(電気通信技術)
要約【課題】振動信号に基づく振動をユーザに与えて音の包まれ感を向上させることを可能にする技術を提供できる。
【解決手段】振動を発生させるエキサイタを制御するための振動信号を生成する振動信号生成方法であって、第一波面の法則から求められる残響音が存在する基準範囲を長遅延方向に拡張した拡張範囲内に、音源信号を遅延する遅延処理と、レベル調整するレベル調整処理とを含む振動生成処理を行って、前記振動信号を生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
振動を発生させるエキサイタを制御するための振動信号を生成する振動信号生成方法であって、
第一波面の法則から求められる残響音が存在する基準範囲を長遅延方向に拡張した拡張範囲内に、音源信号を遅延する遅延処理と、レベル調整するレベル調整処理とを含む振動生成処理を行って、前記振動信号を生成する
振動信号生成方法。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記振動生成処理は、
前記音源信号から生成された残響音を時間方向に伸長させて前記振動信号を生成する処理である
請求項1に記載の振動信号生成方法。
【請求項3】
前記振動生成処理は、
前記音源信号を遅延およびレベル調整する信号処理を複数回行い、
前記複数回の各信号処理の出力を加算して前記振動信号を生成する処理である
請求項1に記載の振動信号生成方法。
【請求項4】
前記音源信号を解析して、音源の広がり感を求め、前記音源の広がり感が強い程、振動のレベルが高くなるように前記振動信号を生成する請求項1に記載の振動信号生成方法。
【請求項5】
ユーザが乗車している車両の走行環境を取得し、当該走行環境に応じて前記振動信号の振動レベルを設定する請求項1に記載の振動信号生成方法。
【請求項6】
コンテンツ再生中に、サラウンド機能を用いる場合には、アクティブノイズコントロール及びアクティブバイブレーションコントロールの少なくとも一方を行わない請求項1に記載の振動信号生成方法。
【請求項7】
音源信号に基づいて音信号を生成し、
請求項1~6の何れか1項に記載の振動信号生成方法により前記振動信号を生成し、
前記音信号に基づく音をスピーカから出力し、
前記振動信号に基づく振動をエキサイタから出力する
音響装置。
【請求項8】
音響装置と、前記音響装置からの音信号に基づく音を出力するスピーカと、前記音響装置からの振動信号に基づく振動を出力するエキサイタと、と備えた音響システムであって、
前記音響装置は、
音源信号に基づいて音信号を生成し、
請求項1~6の何れか1項に記載の振動信号生成方法により前記振動信号を生成する音響システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振動信号生成方法、音響装置、及び音響システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
サラウンド音響再生において、初期反射音や残響音を制御すること等によって、音源の拡がり感(以下、ASW(Apparent Source Width)とも称す)や、音の包まれ感(以下
、LEV(Listener Envelopment)とも称す)を再現する技術が知られている。
【0003】
特許文献1では、音源信号から残響音を示す残響信号を生成して、高音質なサラウンド再生を行うようにした音響装置が提案されている。
【0004】
また、特許文献2では、着座部の内部に低音用のウーハーを配置し、着座部の表皮部材に振動を伝えることで、着座者に快適なパーソナル音場空間を提供するようにしたシステムが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-054933号公報
国際公開第2006/109389号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
十分なLEVを得るためには、スピーカと聴取者との位置関係等について複数の条件を満たすことになるが、これらの条件を満たしたとしても、例えば車両のように限られた空間で用いられる音響システムの場合、LEVの得られる範囲が頭部付近の限られた範囲となり、聴取者の周囲全体において十分なLEVを得ることは困難であった。また音像を大きく且つ近くなるように制御して、包まれ感を得る方法もあるが、この場合、音源の音像がぼけて、定位感が低下するといった課題がある。
【0007】
そこで、本願発明者は、鋭意検討の結果、単にスピーカによって残響音を再生するだけではなく、音源信号に遅延処理と増幅処理を施した振動信号を生成し、当該振動信号に基づく振動をユーザに与えることで、ユーザの包まれ感が向上することを見出した。
【0008】
本開示は、振動信号に基づく振動をユーザに与えて音の包まれ感を向上させることを可能にする技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、本開示の振動信号生成方法は、
振動を発生させるエキサイタを制御するための振動信号を生成する振動信号生成方法であって、
第一波面の法則から求められる残響音が存在する基準範囲を長遅延方向に拡張した拡張範囲内に、音源信号を遅延する遅延処理と、レベル調整するレベル調整処理(増幅または減衰処理)とを含む振動生成処理を行って、前記振動信号を生成する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、振動信号に基づく振動をユーザに与えて音の包まれ感を向上させることを可能にする技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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