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公開番号
2025088218
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202775
出願日
2023-11-30
発明の名称
浸漬酒の製造方法、浸漬酒の製造装置、及び、浸漬酒
出願人
オンキヨー株式会社
代理人
主分類
C12G
3/04 20190101AFI20250604BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】浸漬酒において、浸漬期間の短縮等の効果を音楽により奏することが可能な手段を提供すること。
【解決手段】浸漬酒の製造方法は、アルコール含有材料に原料を浸漬する浸漬工程を備える。浸漬工程において、原料及びアルコール含有材料に、可聴帯域の音を含む信号に基づいた振動が付与される。浸漬酒の製造装置は、アルコール含有材料と、アルコール含有材料に浸漬される原料と、を収容する浸漬タンク3と、浸漬タンク3の外壁に設けられた加振器4と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アルコール含有材料に原料を浸漬する浸漬工程を備え、
前記浸漬工程において、前記原料及び前記アルコール含有材料に、可聴帯域の音を含む信号に基づいた振動を付与することを特徴とする浸漬酒の製造方法。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
アルコール含有材料に原料を浸漬する浸漬工程と、
前記浸漬工程において前記原料が浸漬された前記アルコール含有材料を熟成させる熟成工程と、を備え、
前記熟成工程において、前記アルコール含有材料に、可聴帯域の音を含む信号に基づいた振動を付与することを特徴とする浸漬酒の製造方法。
【請求項3】
前記原料は、梅であることを特徴とする請求項1又は2に記載の浸漬酒の製造方法。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の浸漬酒の製造方法によって製造されたことを特徴とする浸漬酒。
【請求項5】
アルコール含有材料と、前記アルコール含有材料に浸漬される原料と、を収容する浸漬容器と、
前記浸漬容器の外壁に設けられた振動部と、
を備えることを特徴とする浸漬酒の製造装置。
【請求項6】
アルコール含有材料と、前記アルコール含有材料に浸漬される原料と、を収容する浸漬容器と、
振動部と、
内面に接触して前記振動部が設けられたケースと、を備え、
前記ケースは、前記浸漬容器の内部において、前記アルコール含有材料と接触するように設けられていることを特徴とする浸漬酒の製造装置。
【請求項7】
原料が浸漬されたアルコール含有材料を収容する熟成容器と、
前記熟成容器の外壁に設けられた振動部と、
を備えることを特徴とする浸漬酒の製造装置。
【請求項8】
対象物が浸漬されたアルコール含有材料を収容する熟成容器と、
振動部と、
内面に接触して前記振動部が設けられたケースと、を備え、
前記ケースは、前記熟成容器の内部において、前記アルコール含有材料と接触するように設けられていることを特徴とする浸漬酒の製造装置。
【請求項9】
前記振動部は、加振器であることを特徴とする請求項5~8のいずれか1項に記載の浸漬酒の製造装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、果実等の原料をアルコール含有材料に浸漬して製造する浸漬酒の製造方法、浸漬酒の製造装置、及び、浸漬酒に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
浸漬酒は、果実等の原料をアルコール含有材料に浸漬して製造される。浸漬酒として、梅酒がある。梅酒は、古くから家庭でも製造されており、一般的には、梅実と、30~40度のアルコール度数の蒸留酒と、米砂糖とが、それぞれ、所定分量、密閉容器に収容され、1年程度漬け込んで製造されている。梅酒は、漬け込むほど熟成して「コク」が出るとされ、3~10年漬け込まれる場合もある。
【0003】
梅酒は、工業的にも、家庭での製造と変わらない態様で製造されている。図7は、梅酒の製造工程の一例を示すフローチャートである。漬込工程では、例えば、水と、梅実と、果糖ぶどう糖液糖と、原料用アルコールとが、約6ヶ月~1年間、漬込タンクで漬け込まれる。熟成工程では、漬込工程で漬け込まれたものから、梅実が取り出され、約2年間、熟成タンクで熟成される。調合工程では、熟成工程で熟成された梅酒に、糖類、調味料等が調合される。澱下げ工程では、梅酒の澱下げが行われる。ろ過工程では、梅酒がろ過される。殺菌工程では、梅酒が殺菌される。充填工程では、梅酒が、瓶、缶等の容器に充填される。
【0004】
工業的に梅酒が製造される場合、漬込期間、熟成期間が長くなると、コスト増の要因になるため、これらの期間は、短いことが好ましい。特許文献1には、果実酒の製造に関し、果実のエキス分の抽出期間、及び、醸成期間において、超音波が照射されることで、エキス分の抽出を早め、果実酒の醸成を促進しようとする発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開平06-041500号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
製品の販売促進として、例えば、音楽家とのコラボレーションを行うことが考えられる。浸漬酒において、音楽家とのコラボレーションを行う場合、例えば、果実等の原料のアルコール含有材料への浸漬中に、原料とアルコール含有材料とを収容する浸漬容器の外部において、音楽家による音楽を流すことが考えられる。しかしながら、このような手法では、浸漬工程における効果が不明である。また、超音波を照射する従来技術は、超音波を照射するものであるため、この従来技術に音楽を適用することは不可能である。
【0007】
本発明の目的は、浸漬酒において、浸漬期間の短縮等の効果を音楽により奏することが可能な手段を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の発明の浸漬酒の製造方法は、アルコール含有材料に原料を浸漬する浸漬工程を備え、前記浸漬工程において、前記原料及び前記アルコール含有材料に、可聴帯域の音を含む信号に基づいた振動を付与することを特徴とする。
【0009】
本発明では、浸漬酒の浸漬工程において、原料及びアルコール含有材料に、可聴帯域の音を含む信号に基づいた振動が付与される。これにより、可聴帯域の音を含む信号として、音楽信号を用いることで、浸漬酒において、浸漬期間の短縮の効果を音楽により奏することができる。
【0010】
第2の発明の浸漬酒の製造方法は、アルコール含有材料に原料を浸漬する浸漬工程と、前記浸漬工程において前記原料が浸漬された前記アルコール含有材料を熟成させる熟成工程と、を備え、前記熟成工程において、前記アルコール含有材料に、可聴帯域の音を含む信号に基づいた振動を付与することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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