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公開番号
2025088062
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202501
出願日
2023-11-30
発明の名称
光学部材の組付方法、及び車両用灯具
出願人
市光工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F21S
41/47 20180101AFI20250604BHJP(照明)
要約
【課題】光学部材の理想位置からのずれを抑制することが可能な光学部材の組付方法、及び車両用灯具を提供する。
【解決手段】シェード30とベース部材Bとを組み付ける光学部材の組付方法であって、位置決めピンPを位置決め孔部Hに挿入して位置決め状態とする位置決め工程と、位置決め工程後に、特定波長の光の照射によって硬化する接着剤ADを位置決め孔部Hに充填する充填工程と、位置決め工程後に、第1ねじ開口部33及び第2ねじ開口部の双方の開口33a,B4に対してねじSCを挿入のうえねじ締めするねじ締め工程と、ねじ締め工程によってねじ締めが行われた状態でシェード30の位置を微調整する微調整工程と、微調整工程においてシェード30の位置が微調整された後に、接着剤ADに対して特定波長の光を照射して接着剤ADを硬化させる硬化工程とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
位置決めピン又は位置決め孔部の一方である第1位置決め部、及びねじが挿入される第1ねじ開口部を有する光学部材と、前記光学部材の取付対象となるものであって、位置決めピン又は位置決め孔部の他方である第2位置決め部、及び前記位置決めピンが前記位置決め孔部に挿入された位置決め状態で前記第1ねじ開口部に連続可能な第2ねじ開口部を有する被取付部品と、を組み付ける光学部材の組付方法であって、
前記位置決めピンを前記位置決め孔部に挿入して前記位置決め状態とする位置決め工程と、
前記位置決め工程において前記位置決め状態とした後に、光反応開始剤が分散されて特定波長の光の照射によって硬化する接着剤を前記位置決め孔部に充填する充填工程と、
前記位置決め工程において前記位置決め状態とした後に、前記第1ねじ開口部及び前記第2ねじ開口部の双方の開口に対して前記ねじを挿入のうえねじ締めするねじ締め工程と、
前記ねじ締め工程によってねじ締めが行われた状態で前記光学部材の位置を微調整する微調整工程と、
前記微調整工程において前記光学部材の位置が微調整された後に、前記充填工程において充填された前記接着剤に対して特定波長の光を照射して前記接着剤を硬化させる硬化工程と、
を有することを特徴とする光学部材の組付方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記位置決め工程に先立って、前記位置決め孔部を備え透明性樹脂に対してアルミ蒸着を施して前記光学部材を製造する製造工程を有し、
前記製造工程では、前記位置決め孔部がアルミ蒸着を施さず前記透明性樹脂の露出状態である透明部とされている
ことを特徴とする請求項1に記載の光学部材の組付方法。
【請求項3】
前記位置決め工程に先立って、ポリカードネート又はアクリルにより構成された透明性樹脂によって前記光学部材及び前記被取付部品のうち前記位置決め孔部を有する部品を製造する製造工程を有し、
前記製造工程では、少なくとも前記位置決め孔部が前記透明性樹脂の露出状態である透明部とされ、
前記充填工程では、光反応開始剤が分散されて可視光の照射によって硬化する接着剤が充填され、
前記硬化工程では、可視光を照射する
ことを特徴とする請求項1に記載の光学部材の組付方法。
【請求項4】
位置決めピン又は位置決め孔部の一方である第1位置決め部、及びねじが挿入される第1ねじ開口部を有する光学部材と、
前記光学部材の取付対象となるものであって、位置決めピン又は位置決め孔部の他方である第2位置決め部、及び前記位置決めピンが前記位置決め孔部に挿入された位置決め状態で前記第1ねじ開口部に連続する第2ねじ開口部を有する被取付部品と、
前記位置決め状態で連続する前記第1ねじ開口部と前記第2ねじ開口部との双方に締結状態で挿入された前記ねじと、
光反応開始剤が分散されて特定波長の光の照射によって硬化し、前記位置決め状態で前記位置決め孔部に対して硬化状態で充填済みである接着剤と、
を備えることを特徴とする車両用灯具。
【請求項5】
前記光学部材は、前記位置決め孔部を有し、
前記位置決め孔部は、前記位置決めピンが挿入されたときに前記位置決めピンの先端側となる面の一部が面取りされている
ことを特徴とする請求項4に記載の車両用灯具。
【請求項6】
前記光学部材は、前記位置決め孔部を有し、透明性樹脂に対してアルミ蒸着を施したものであって、
前記位置決め孔部は、アルミ蒸着が施されず前記透明性樹脂の露出状態である透明部とされている
ことを特徴とする請求項4に記載の車両用灯具。
【請求項7】
前記ねじのねじ頭と前記光学部材との間に介在するばね部材をさらに備え、
前記第2ねじ開口部は、開口を包囲して前記ねじ頭側に突出する円形突起を有し、
前記円形突起は、前記光学部材よりも前記ねじ頭側に突出しており、その突出量は、前記ばね部材の自由状態における厚みより小さくされている
ことを特徴とする請求項4に記載の車両用灯具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学部材の組付方法、及び車両用灯具に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、ねじ締結時に回転トルクによって光学部材がねじ回転方向へ位置ずれしてしまうことが知られている。そこで、ねじ締結部に加えて、突出ピンと突出ピンが挿入される孔部とを備え、突出ピンと孔部とによって光学部材を位置決めすることが提案されている(例えば特許文献1)。これにより、回転方向への位置ずれが発生しようとしても、突出ピンと孔部との協働によって位置ずれが規制されることとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-100231号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、一般に各種製品は寸法に多少のばらつきが発生する。このため、寸法のばらつきによって、光学部材が理想位置からずれてしまい易い。さらに、このような寸法のばらつきがあることから、突出ピンが挿入される孔部の大きさは突出ピンよりも若干大きめに設計される。このため、ねじ締結時には、この寸法差分に応じた回転ずれを防ぐことができず、高い位置精度が要求され易い光学部材に関しては寸法差分であっても理想位置からのずれが問題となることがある。
【0005】
本開示はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、光学部材の理想位置からのずれを抑制することが可能な光学部材の組付方法、及び車両用灯具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る光学部材の組付方法は、位置決めピン又は位置決め孔部の一方である第1位置決め部、及びねじが挿入される第1ねじ開口部を有する光学部材と、前記光学部材の取付対象となるものであって、位置決めピン又は位置決め孔部の他方である第2位置決め部、及び前記位置決めピンが前記位置決め孔部に挿入された位置決め状態で前記第1ねじ開口部に連続可能な第2ねじ開口部を有する被取付部品と、を組み付ける光学部材の組付方法であって、前記位置決めピンを前記位置決め孔部に挿入して前記位置決め状態とする位置決め工程と、前記位置決め工程において前記位置決め状態とした後に、光反応開始剤が分散されて特定波長の光の照射によって硬化する接着剤を前記位置決め孔部に充填する充填工程と、前記位置決め工程において前記位置決め状態とした後に、前記第1ねじ開口部及び前記第2ねじ開口部の双方の開口に対して前記ねじを挿入のうえねじ締めするねじ締め工程と、前記ねじ締め工程によってねじ締めが行われた状態で前記光学部材の位置を微調整する微調整工程と、前記微調整工程において前記光学部材の位置が微調整された後に、前記充填工程において充填された前記接着剤に対して特定波長の光を照射して前記接着剤を硬化させる硬化工程と、を有する。
【0007】
また、本開示に係る車両用灯具は、位置決めピン又は位置決め孔部の一方である第1位置決め部、及びねじが挿入される第1ねじ開口部を有する光学部材と、前記光学部材の取付対象となるものであって、位置決めピン又は位置決め孔部の他方である第2位置決め部、及び前記位置決めピンが前記位置決め孔部に挿入された位置決め状態で前記第1ねじ開口部に連続する第2ねじ開口部を有する被取付部品と、前記位置決め状態で連続する前記第1ねじ開口部と前記第2ねじ開口部との双方に締結状態で挿入された前記ねじと、光反応開始剤が分散されて特定波長の光の照射によって硬化し、前記位置決め状態で前記位置決め孔部に対して硬化状態で充填済みである接着剤と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、光学部材の理想位置からのずれを抑制することが可能な光学部材の組付方法、及び車両用灯具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る車両用灯具を示す斜視図である。
図1の分解斜視図である。
図1に示すA-A断面図である。
第2実施形態に係る車両用灯具の詳細を示す断面図である。
第2実施形態に係る硬化工程を示す拡大断面図であり、(a)は面取部を備えない例を示し、(b)は面取部を備える例を示している。
第3実施形態に係る車両用灯具の詳細を示す断面図である。
第3実施形態に係る硬化工程を示す拡大断面図であり、(a)は位置決め孔部が透明部でない例を示し、(b)は位置決め孔部が透明部である例を示している。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態に係る車両用灯具を説明するが、本開示は以下の実施形態に限られるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用されていることはいうまでもない。
(【0011】以降は省略されています)
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