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公開番号2025103225
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220449
出願日2023-12-27
発明の名称車両用発光ユニットおよび車両用灯具
出願人市光工業株式会社
代理人IAT弁理士法人
主分類F21S 43/16 20180101AFI20250702BHJP(照明)
要約【課題】遮蔽部品を設けることなく内部部品が視認されてしまうのを防ぐことが可能な車両用発光ユニットおよび車両用灯具を提供する。
【解決手段】車両用発光ユニット40は、光源部50と、光源部50と間を空けて配置されていて、励起光を2次光に変換して2次光を出射させる光変換パネル60と、光源部50と光変換パネル60との間に渡って配置されていて、光源部50からの励起光を光変換パネル60側に導く導光部材70と、光変換パネル60からの2次光を透過させて外部に出射させるアウターレンズ30とを備え、アウターレンズ30は赤色の透明部材から形成されていて、導光部材70は青色の透明部材から形成されていて、車両の外部から見た場合において、光源部50よりも前記アウターレンズ30から2次光を出射させる側に、光変換パネル60と導光部材70の少なくとも一方が存在している。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
車両に取り付けられる車両用発光ユニットであって、
励起光を出射する光源部と、
前記光源部と間を空けて配置されていて、前記励起光を赤色の波長領域を含む2次光に変換して前記2次光を出射させる光変換パネルと、
前記光源部と前記光変換パネルとの間に渡って配置されていて、前記光源部からの前記励起光を前記光変換パネル側に導く導光部材と、
前記光変換パネルからの前記2次光を透過させて外部に出射させるアウターレンズと、
を備え、
前記アウターレンズは赤色の透明部材から形成されていて、
前記導光部材は青色の透明部材から形成されていて、
前記光源部よりも前記アウターレンズから前記2次光を出射させる側に、前記光変換パネルまたは前記導光部材の少なくとも一方が存在している、
ことを特徴とする車両用発光ユニット。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用発光ユニットであって、
前記導光部材は、
前記光源部および前記光変換パネルと対向する部位に配置されていて、前記光源部からの前記励起光を入射させる第1部分と、
前記光源部から出射される前記励起光の中心方向である光源軸に対して前記第1部分から離れる向きに向かって前記光変換パネルと干渉しない部位まで延伸すると共に、前記第1部分からの前記励起光をガイドしつつ反射する第2部分と、
前記第2部分から前記光変換パネルに対して光を出射する部位まで延伸していて、前記第2部分からの反射光を前記光変換パネルに向けて出射させる第3部分と、
を備えることを特徴とする車両用発光ユニット。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用発光ユニットであって、
前記第1部分は、
前記光源部からの前記励起光を入射させる入射面と、
前記入射面からの前記励起光を前記第2部分に一方向に反射させる複合1次反射面と、
を有し、
前記第2部分は、前記複合1次反射面からの反射光を反射させる第3反射面を有し、
前記第3部分は、前記第3反射面で反射された反射光を反射させる第4反射面と、当該第4反射面からの前記励起光を前記光変換パネルに出射させる出射面と、
を有する、
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用発光ユニット。
【請求項4】
請求項3に記載の車両用発光ユニットであって、
前記光変換パネルは、前記励起光により発光して前記2次光を出射する光変換層の発光面を有し、
前記第4反射面は、縦横に、複数個分割されていて、
複数個の前記第4反射面で反射され、前記出射面から出射された前記励起光が照射される範囲は、平面視において前記光変換パネルの前記発光面の範囲と相似形となる、
ことを特徴とする請求項3に記載の車両用発光ユニット。
【請求項5】
灯具空間を形成するランプハウジングおよびランプレンズと、
前記灯具空間内に配置されている請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用発光ユニットと、
を備える、
ことを特徴とする車両用灯具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用発光ユニットおよび車両用灯具に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
励起光により励起して発光する2次光(ルミネセンス)を利用する車両用発光ユニットおよび車両用灯具としては、たとえば、特許文献1に示すものがある。
【0003】
この特許文献1の車両用灯具は、励起光源と、光変換部材と、を備え、励起光源から出射した励起光(例えば、青色光)を光変換部材に照射し、光変換部材で励起光を2次光(例えば、赤色光)に変換し、2次光を出射する。特許文献1の車両用灯具は、例えば、テールランプであって、2次光は、例えば、テールランプの配光パターンとして車両の外部に出射する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-108237号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1のような車両用灯具では、励起光源から出射した励起光を光変換部材に直接照射している。このため、励起光源と光変換部材との相対位置関係により、励起光源からの励起光の一部しか光変換部材に照射されず、励起光源からの励起光を効率良く利用していない。
【0006】
そこで、励起光を効率良く利用することができ、しかも、覆い隠す範囲を狭く(小さく)して光変換パネルのデザインの自由度を向上させることができる車両用灯具の開発を行っている。
【0007】
ここで、このような車両用灯具においては、例えば赤色のテールランプのレンズ越しに、導光部材や基板等といった内部部品が視認されてしまう虞がある。その場合、このような内部部品が視認されることによる、見栄えの低下を防ぐために、遮蔽部品を別途設け、その遮蔽部品で上記の内部部品を隠すことが検討されている。
【0008】
しかしながら、このような遮蔽部品を設ける場合、部品点数の増加や工数の増加へとつながり、コストの増大の要因となっている。
【0009】
本発明は上記の事情に鑑みなされたもので、遮蔽部品を設けることなく内部部品が視認されてしまうのを防ぐことが可能な車両用発光ユニットおよび車両用灯具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によると、車両に取り付けられる車両用発光ユニットであって、励起光を出射する光源部と、光源部と間を空けて配置されていて、励起光を赤色の波長領域を含む2次光に変換して2次光を出射させる光変換パネルと、光源部と光変換パネルとの間に渡って配置されていて、光源部からの励起光を光変換パネル側に導く導光部材と、光変換パネルからの2次光を透過させて外部に出射させるアウターレンズと、を備え、アウターレンズは赤色の透明部材から形成されていて、導光部材は青色の透明部材から形成されていて、車両の外部から見た場合において、光源部よりもアウターレンズから2次光を出射させる側に、光変換パネルまたは導光部材の少なくとも一方が存在している、ことを特徴とする車両用発光ユニットが提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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