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公開番号2025088010
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202400
出願日2023-11-30
発明の名称包装容器及び展開体
出願人株式会社クラウン・パッケージ
代理人弁理士法人快友国際特許事務所
主分類B65D 5/50 20060101AFI20250604BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】複数枚の側板が重なって配置される側壁を備える包装容器において、外側板を取り外さずに、内側板に配置される支持片を包装容器の内側に折り曲げ可能な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】包装容器は、内側板と、前記包装容器の外側において前記内側板と重なる外側板と、を備える側壁を備え、前記内側板は、内側本体と、前記内側本体に連結されており、第1位置から前記第1位置よりも前記包装容器の内側に突出している第2位置に移動可能な支持片と、を備え、前記外側板は、外側本体と、前記第1位置に位置する前記支持片の外側に配置されており、前記外側本体に対して前記包装容器の前記内側に移動可能な押圧片と、を備えていてもよい。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
包装容器であって、
内側板と、前記包装容器の外側において前記内側板と重なる外側板と、を備える側壁を備え、
前記内側板は、
内側本体と、
前記内側本体に連結されており、第１位置から前記第１位置よりも前記包装容器の内側に突出している第２位置に移動可能な支持片と、を備え、
前記外側板は、
外側本体と、
前記第１位置に位置する前記支持片の外側に配置されており、前記外側本体に対して前記包装容器の前記内側に移動可能な押圧片と、を備える、包装容器。
続きを表示（約 930 文字）【請求項２】
前記支持片は、前記第１位置において、前記内側本体と同一平板上に配置され、
前記押圧片は、前記外側本体と同一平板上に配置される、請求項１に記載の包装容器。
【請求項３】
前記内側板と前記外側板とは、第１接着領域において接着されており、
前記内側板と前記外側板との少なくとも一方は、前記第１接着領域を囲む第１スリット部を備える、請求項１又は２に記載の包装容器。
【請求項４】
前記押圧片は、前記第１接着領域を含み、
前記外側板は、前記第１スリット部を備える、請求項３に記載の包装容器。
【請求項５】
前記押圧片は、前記第１スリット部によって囲まれており、
前記内側板は、前記第１接着領域を含み、前記内側本体に連結されて、第３位置と前記第３位置よりも前記包装容器の内側に突出している第４位置に移動可能な第１接着片を備える、請求項４に記載の包装容器。
【請求項６】
前記内側板と前記外側板とは、第２接着領域において接着されており、
前記内側板は、前記第２接着領域を囲む第２スリット部を備え、
前記外側板は、前記第２接着領域の少なくとも一部を囲む第３スリット部を備え、
前記第３スリット部は、前記第１スリット部と連結されている、請求項５に記載の包装容器。
【請求項７】
前記内側板は、上下方向に垂直な方向に並ぶ複数の前記支持片を備える、請求項１又は２に記載の包装容器。
【請求項８】
前記側壁の下端に位置する底部をさらに備え、
前記底部は、前記包装容器の前記内側において、上方に突出する凸部を備える、請求項１又は２に記載の包装容器。
【請求項９】
前記底部は、複数枚の底板を備え、
前記凸部は、複数枚の底板のうちの少なくとも１枚の前記底板を折り曲げて形成されている、請求項８に記載の包装容器。
【請求項１０】
内側板を有する第１平板と、外側板を有する第２平板とを含む複数枚の平板で構成されており、請求項１又は２に記載の包装容器を組み立て可能な展開体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書は、対象物を収納する包装容器に関する技術を開示する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、内箱と外箱とを備える包装容器が開示されている。内箱には、内箱の側壁の一部を折り曲げてフラップが形成される。フラップによって、内箱に収納される商品が倒れることが防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－３７９９８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記した技術では、内箱から外箱を取り外した後でなければ、フラップを折り曲げられない。
【０００５】
本明細書では、複数枚の側板が重なって配置される側壁を備える包装容器において、外側板を取り外さずに、内側板に配置される支持片を包装容器の内側に折り曲げ可能な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本明細書で開示される第１の態様は、包装容器に関する。包装容器は、内側板と、前記包装容器の外側において前記内側板と重なる外側板と、を備える側壁を備え、前記内側板は、内側本体と、前記内側本体に連結されており、第１位置から前記第１位置よりも前記包装容器の内側に突出している第２位置に移動可能な支持片と、を備え、前記外側板は、外側本体と、前記第１位置に位置する前記支持片の外側に配置されており、前記外側本体に対して前記包装容器の前記内側に移動可能な押圧片と、を備えていてもよい。
【０００７】
この構成によると、外側板の押圧片を包装容器の内側に向けて押圧して移動させることによって、内側板の支持片を、第１位置から第２位置に移動させることができる。これにより、支持片が、包装容器の内側に突出して、包装容器内の対象物を支持することができる。
【０００８】
本明細書で開示される第２の態様では、上記の第１の態様において、前記支持片は、前記第１位置において、前記内側本体と同一平板上に配置され、前記押圧片は、前記外側本体と同一平板上に配置されてもよい。
【０００９】
この構成によると、支持片が第１位置に配置されている状態で、支持片が包装容器の内側に突出することを回避することができる。また、押圧片が、包装容器の外側に突出することを回避することができる。
【００１０】
本明細書で開示される第３の態様では、上記の第１又は第２の態様において、前記内側板と前記外側板とは、第１接着領域において接着されており、前記内側板と前記外側板との少なくとも一方は、前記第１接着領域を囲む第１スリット部を備えていてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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