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公開番号2025087842
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2025035610,2024066528
出願日2025-03-06,2020-01-06
発明の名称ビデオをデコードするための方法、装置及びプログラム
出願人テンセント・アメリカ・エルエルシー
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04N 19/119 20140101AFI20250603BHJP(電気通信技術)
要約【課題】圧縮により入力ビデオ信号の冗長性を低減するビデオエンコード/デコード方法及び装置を提供する。
【解決手段】ビデオデコーダによる方法は、コーディングされたビデオビットストリームから、現在のコーディングツリーユニット(CTU)における現在のブロックの予測情報をデコードする。予測情報はイントラブロックコピーモードを表すものである。現在のCTUのサイズは、再構成されたサンプルを格納するための参照サンプルメモリの最大サイズより小さい。方法はまた、現在のブロックと同じ画像の参照ブロックを指すブロックベクトルを決定する。参照ブロックは、参照サンプルメモリ内にバッファされた、再構成されたサンプルを有する。方法はさらに、参照サンプルメモリから読み出された参照ブロックの再構成されたサンプルに基づいて現在のブロックの少なくとも1つのサンプルを再構成する。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
エンコーダにおいて現在のコーディングツリーユニット(CTU)における現在のブロックの残差を計算するために使用される参照サンプルを得るための、プロセッサによって実行される方法であって、
現在のコーディングツリーユニット(CTU)における現在のブロックの予測情報を決定するステップであって、前記予測情報はイントラブロックコピーモードを表すものであり、前記現在のCTUのサイズは、再構成されたサンプルを格納するための参照サンプルメモリのサイズより小さく、前記参照サンプルメモリのサイズは、許容される最大CTUサイズに等しい、ステップと、
前記現在のブロックと同じ画像の参照ブロックを指すブロックベクトルを決定するステップであって、前記参照ブロックは、前記参照サンプルメモリ内にバッファされた、再構成されたサンプルを有する、ステップと、
前記参照サンプルメモリから読み出される前記参照ブロックの前記再構成されたサンプルに基づいて前記現在のブロックの少なくとも1つのサンプルを再構成するステップと、
を含む方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
参照による援用
本出願は、2019年8月6日出願の米国特許出願番号第16/533,719号「METHOD AND APPARATUS FOR VIDEO CODING(ビデオコーディングのための方法と装置)」の優先権の利益を主張し、2019年1月15日出願の米国仮出願番号第62/792,888号「SEARCH RANGE ADJUSTMENT WITH VARIABLE CTU SIZE FOR INTRA PICTURE BLOCK COMPENSATION(イントラ画像ブロック補償のための可変CTUサイズを有するサーチ範囲調整)」に優先権の利益を主張する。先願の全ての開示は、その全体を本明細書に参照援用する。
続きを表示(約 2,600 文字)【0002】
技術分野
本開示は、概して、ビデオコーディングに関連する実施形態を記載する。
【背景技術】
【0003】
本明細書で提供される背景説明は、本開示のコンテキストを全般的に提示するためのものである。現在挙げられている発明者の研究は、その研究がこの背景部分に記載されている範囲において、また、出願時に他の点では先行技術として適格でないかもしれない説明の側面において、本開示に対する先行技術として明示的にも黙示的にも認められていない。
【0004】
ビデオコーディングとデコーディングは、動き補正を伴うインター画像予測(inter-picture prediction)を用いて行うことができる。非圧縮ディジタルビデオは、一連の画像を含むことができ、各画像は、例えば、1920×1080の輝度サンプル及び関連する色サンプルの空間寸法を有する。一連の画像は、固定又は可変の画像レート(例えば、60画像/秒又は60Hz)を有することができる。非圧縮ビデオは、大きいビットレートを必要とする。例えば、サンプル当たり8ビットの1080p60 4:2:0ビデオ(60Hzのフレームレートでの1920x1080の輝度サンプル解像度)は、1.5Gビット/秒に近い帯域幅を必要とする。このようなビデオの1時間は、600Gバイトを超えるストレージ領域を必要とする。
【0005】
ビデオコーディング及びデコーディングの1つの目的は、圧縮による入力ビデオ信号の冗長性の低減である。圧縮は、場合によっては、2桁以上前述の帯域幅又はストレージスペースの必要性を低減するのに役立つ。可逆圧縮及び非可逆圧縮の両方、並びにそれらの組み合わせを用いることができる。可逆圧縮とは、元の信号の正確なコピーを圧縮された元の信号から再構成することができる技術をいう。非可逆圧縮を使用する場合、再構成された信号は、元の信号と同一ではないかもしれないが、元の信号と再構成された信号との間の歪みは十分小さく、再構成された信号を意図された用途に役立てられる。ビデオの場合、非可逆圧縮が広く用いられている。許容される歪みの量は、用途に依存し、例えば、特定の消費者ストリーミング用途のユーザは、テレビ配信用途のユーザよりも高い歪みを容認し得る。達成可能な圧縮比は、より高い許容可能/容認可能歪みは、より高い圧縮比をもたらすことができることを反映することができる。
【0006】
ビデオエンコーダ及びデコーダは、例えば、動き補償、変換、量子化、及びエントロピーコーディングを含むいくつかの広範なカテゴリからの技術を利用することができる。
【0007】
ビデオコーデック技術は、イントラコーディングとして知られる技術を含むことができる。イントラコーディングでは、サンプル値は、以前に再構成された参照画像からのサンプル又は他のデータを参照することなく表現される。いくつかのビデオコーデックでは、画像は空間的にサンプルのブロックに分割される。サンプルのすべてのブロックがイントラモードでコーディングされている場合、その画像はイントラ画像とすることができる。イントラ画像と、独立デコーダリフレッシュ画像等のそれらの派生物は、デコーダ状態をリセットするために用いられることができ、したがって、コーディングされたビデオビットストリーム及びビデオセッションにおける第1画像として、又は静止画像として用いられることができる。イントラブロックのサンプルは変換にさらされることができ、変換係数はエントロピーコーディングの前に量子化されることができる。イントラ予測は、変換前ドメインにおけるサンプル値を最小化する技術であり得る。場合によっては、変換後のDC値がより小さく、AC係数がより小さいほど、エントロピーコーディング後にブロックを表すための所与の量子化ステップサイズで必要なビットが少なくなる。
【0008】
例えばMPEG-2世代のコーディング技術から知られるような従来のイントラ符号化は、イントラ予測を使用しない。しかしながら、いくつかのより新しいビデオ圧縮技術は、例えば、空間的に近接するデータのエンコード/デコード中に得られる周囲の、デコード順において先行するサンプルデータ及び/又はメタデータから、データのブロックを試行する技術を含む。このような技術は、以後「イントラ予測」技術と称される。少なくともいくつかの場合では、イントラ予測は再構成中の現在画像からの参照データのみを使用し、参照画像からの参照データは使用しないことに留意されたい。
【0009】
さまざまな形式のイントラ予測があり得る。かかり技術のうちの1つ以上が、所与のビデオコーディング技術において用いられることができる場合、使用中の技術は、イントラ予測モードでコーディングされることができる。特定の場合には、モードは、サブモード及び/又はパラメータを有することができ、それらは、個別にコーディングされることができ、又はモードコード名(mode codeword)に含まれることができる。所与のモード/サブモード/パラメータの組み合わせに用いられるコード名は、イントラ予測を通してコーディング効率ゲイン(coding efficiency gain)に影響を与える可能性があり、同様に、コード名をビットストリームに変換するために使用されるエントロピー符号化技術も同様に影響を与える可能性がある。
【0010】
特定のイントラ予測モードがH.264で導入され、H.265で改良され、共同探索モデル(JEM:joint exploration model)、汎用ビデオコーディング(VVC:versatile video coding)、及びベンチマークセット(BMS:benchmark set)等のより新しいコーディング技術でさらに改良された。予測子ブロックは、既に利用可能なサンプルに属する近接するサンプル値を使用して形成されることができる。隣接するサンプルのサンプル値は、方向にしたがって予測子ブロックにコピーされる。使用中の方向への参照は、ビットストリームでコーディングされることができ、又はそれ自体が予測されることがある。
(【0011】以降は省略されています)

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