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公開番号2025087619
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2024204321
出願日2024-11-22
発明の名称セラミック多色インクジェット3D印刷のための予着色されたスラリ
出願人イボクラール ビバデント アクチェンゲゼルシャフト
代理人個人
主分類A61C 5/70 20170101AFI20250603BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】三次元印刷方法を使用してセラミック製の歯科補綴物を元の色に忠実かつ自然な外観を有するように製造することができる噴射印刷による歯科補綴物の製造方法と装置を得る。
【解決手段】相互に異なった色を有する複数の不透明なセラミックスラリを使用して歯科補綴物の象牙質核を噴射印刷するステップ(S101)と;半透明なセラミックスラリを使用して歯科補綴物のエナメル質を噴射印刷するステップ(S102)を有してなる噴射印刷によって歯科補綴物を製造する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
相互に異なった色を有する複数の不透明なセラミックスラリを使用して歯科補綴物の象牙質核を噴射印刷するステップと;
半透明なセラミックスラリを使用して歯科補綴物のエナメル質を噴射印刷するステップを有してなる
噴射印刷によって歯科補綴物を製造する方法。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
半透明なセラミックスラリのイットリウム含有率が不透明なセラミックスラリのうちの1つのイットリウム含有率より高いものである請求項1に記載の方法。
【請求項3】
歯科補綴物の象牙質核が着色された半透明のスラリを用いて追加的に噴射印刷される請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
象牙質核のためのスラリの多様な色が制限された色空間を有するカラースキームを形成する請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
少なくとも2種類のスラリを混合することによって、色中間数値および/または半透明度中間数値を有する歯科補綴物の1つの領域が作成される請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
【請求項6】
歯科補綴物の一層のための二次元ディザリングパターンを作成することによって混合を実行する請求項5に記載の方法。
【請求項7】
歯科補綴物の連続する層内においてそれぞれ異なった二次元ディザリングパターンが使用される請求項6に記載の方法。
【請求項8】
各スラリの貯蔵タンクに対してそれぞれ一個の印刷ヘッドが割り当てられる請求項1ないし7のいずれかに記載の方法。
【請求項9】
製造された歯科補綴物に対して焼結プロセスの前に乾燥および/または脱バインダ工程を実行する請求項1ないし8のいずれかに記載の方法。
【請求項10】
歯科補綴物が焼結窯内で焼結される請求項1ないし9のいずれかに記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、噴射印刷によって歯科補綴物を製造する方法と、噴射印刷によって歯科補綴物を製造するための製造装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
今日、予め多様に着色された溶媒ベースのセラミックスラリ、例えば二酸化ジルコニウムからなるスラリを、噴射印刷方法(インクジェット方式)を使用して滴形態で多数の層に上下に重ねて選択的に塗付して乾燥させる。しかしながら、高いレベルで充填されたセラミック製のスラリの処理には、粒子大、充填度合い、粘度、摩耗性、および腐食性に関して高い要求性能が、使用される印刷ヘッドに対して求められる。水性のスラリの噴射印刷(ジェット)が、溶剤ベースのスラリに対する代替方式を提供する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、三次元印刷方法を使用してセラミック製の歯科補綴物を元の色に忠実かつ自然な外観を有するように製造することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記の技術的な課題は、独立請求項の対象によって解決される。技術的に好適な実施形態が、従属請求項、発明の詳細な説明、ならびに添付図面の対象である。
【0005】
第1の態様によれば、相互に異なった色を有する複数の不透明なセラミックスラリを使用して歯科補綴物の象牙質核を噴射印刷するステップと;半透明なセラミックスラリを使用して歯科補綴物のエナメル質を噴射印刷するステップを有してなる、噴射印刷によって歯科補綴物を製造する方法によって上記の技術的な課題が解決される。セラミックスラリとしては、水性あるいは溶媒ベースのスラリを使用することができる。この方法のためには、必要な印刷ヘッドの数を削減しそれにもかかわらず歯科補綴物の高い美観性ならびに機能性の品質を達成するために、限定された数の予着色されたスラリが用意される。
【0006】
不透明なスラリは、焼結プロセス後に光を全く透過させない非透光性のスラリである。それに対して、半透明なスラリは、焼結プロセス後に部分的に光を透過させるが明確な画像あるいは形状は認識させないスラリである。半透明性に対する逆の(相対的な)性質が不透明性(非透光性)である。焼結されたスラリ、すなわち完成したセラミックが高い半透明性を有する場合、そのセラミックが歯科補綴物中で低い不透明性を有し、またその逆も成立する。焼結プロセスの前は、該当するスラリの光学特性が一般的に異なったものである。半透明性あるいは不透明性は、焼結プロセスと関連するスラリの化学的組成によって最終的に焼結されたセラミック中で初めて形成される。すなわち、半透明性あるいは不透明性である光学特性は、焼結プロセスの結果である。
【0007】
不透明なスラリは、例えば1.5ないし4.5モル%、好適には2ないし4モル%、極めて好適には2.5ないし3.5モル%のY



含有率を有するイットリウム安定化したZ



粒子を含む。
【0008】
半透明なスラリは、例えば4.0ないし8.0モル%、好適には4.0ないし7.0モル%、極めて好適には4.0ないし6.0モル%のY



含有率を有するイットリウム安定化したZ



粒子を含む。
【0009】
この方法の技術的に好適な実施形態によれば、半透明なセラミックスラリのイットリウム含有率が不透明なセラミックスラリのうちの1つのイットリウム含有率より高いものとなる。それによって例えば、焼結された歯科補綴物中において多様な、すなわちエナメル質中で高く、象牙質核中では低い半透明性を有する領域を形成するために極めて適したスラリが使用されるという技術的な利点が達成される。
【0010】
この方法の技術的に好適な別の実施形態によれば、歯科補綴物の象牙質核が着色された半透明のスラリを用いて追加的に噴射印刷される。それによって例えば、歯科補綴物の自然な外観がさらに改善されるという技術的な利点が達成される。
(【0011】以降は省略されています)

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