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公開番号2025087550
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2024018121
出願日2024-02-08
発明の名称チェーン駆動装置および被駆動部材揺動機構
出願人株式会社椿本チエイン
代理人個人,個人
主分類F16H 19/02 20060101AFI20250603BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】全体の姿勢を変更させたり他の機構を追加することなく、容易に自由に繰り出し方向を変化させることが可能で、汎用性が高いチェーン駆動装置および扉開閉機構を提供すること。
【解決手段】進退自在に駆動され相互に噛み合って一体化する1対のチェーンからなるチェーン部材110と、チェーン部材110を案内して第1チェーン収容部131から剛直状態に誘導するチェーンガイド機構と、チェーン部材110を進退駆動する駆動機構とを有し、チェーンガイド機構は第1チェーン収容部131に連続する固定ガイド部120と、固定ガイド部120に対して揺動可能に配置された揺動ガイド部140とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
進退自在に駆動されるチェーン部材と、前記チェーン部材を収容するチェーン収容部と、前記チェーン部材を案内してチェーン収容部から剛直状態に誘導するチェーンガイド機構と、前記チェーン部材を進退駆動する駆動機構とを有するチェーン駆動装置であって、
前記チェーンガイド機構は、前記チェーン収容部に連続する固定ガイド部と、前記固定ガイド部に対して揺動可能に配置された揺動ガイド部とを有することを特徴とするチェーン駆動装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記駆動機構は、前記チェーン部材に係合するスプロケットを有し、
前記揺動ガイド部の揺動中心が、前記スプロケットの回転中心と一致することを特徴とする請求項1に記載のチェーン駆動装置。
【請求項3】
前記チェーン部材は、相互に噛み合って一体化する1対のチェーンを有し、
前記チェーン収容部は、前記1対のチェーンの一方を収容する第1チェーン収容部と、前記1対のチェーンの他方を収容する第2チェーン収容部とを有し、前記第1チェーン収容部は、前記固定ガイド部と連続するように配置され、
前記第2チェーン収容部は、前記揺動ガイド部と連続するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のチェーン駆動装置。
【請求項4】
本体部とヒンジ軸を介して回動可能に連結された扉部材をチェーン駆動装置によって開閉する扉開閉機構であって
前記チェーン駆動装置は、進退自在に駆動されるチェーン部材と、前記チェーン部材を収容するチェーン収容部と、前記チェーン部材を案内してチェーン収容部から剛直状態に誘導するチェーンガイド機構と、前記チェーン部材を進退駆動する駆動機構とを有し、
前記チェーンガイド機構は、前記チェーン収容部に連続する固定ガイド部と、前記固定ガイド部に対して揺動可能に配置された揺動ガイド部とを有し、
前記チェーン部材の先端と前記固定ガイド部が、前記扉部材と前記本体部に連結されていることを特徴とする扉開閉機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、進退自在に駆動されるチェーン部材と、チェーン部材を収容するチェーン収容部と、チェーン部材を案内してチェーン収容部から剛直状態に誘導するチェーンガイド機構と、チェーン部材を進退駆動する駆動機構とを有するチェーン駆動装置および扉開閉機構に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
押圧力を発生させる駆動装置として、進退自在に駆動されるチェーン部材と、チェーン部材を収容するチェーン収容部と、チェーン部材を案内してチェーン収容部から剛直状態に誘導するチェーンガイド機構と、チェーンを進退駆動する駆動機構とを有するチェーン駆動装置は公知である。
例えば、特許文献1のように、進退移動可能な1対の噛合チェーン(チェーン部材)が進行方向への移動に伴い相互に噛み合って一体化する一方で退行方向への移動に伴い相互に噛み外れて分岐するように構成されたものや、特許文献2のように、一方側には屈曲可能である一方、その逆の他方側には屈曲不能とされたチェーンを直線状に繰り出すように構成されたものが公知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6673011号公報
特開2020-2988号公報
特許第7253697号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これらの公知のチェーン駆動装置は、直線化して繰り出されたチェーン部材によって繰り出し方向に押圧力を発生させることが可能であるが、繰り出すチェーン部材を収容するための収容部が必要であり、例えば、ヒンジ軸を有する扉部材の開閉に使用する場合等の押圧方向が変化する際には、チェーン部材を収容する収容部を含めてチェーン駆動装置全体の姿勢を変更したり、リンク機構等の他の機構を追加して繰り出し方向を変更する必要があり設備が複雑となるという問題があった。
また、特許文献3のように、ヒンジ軸を有する扉部材の開閉に特化して繰り出されるチェーンを曲線状に剛直化するものも公知であるが、繰り出し方向と押圧方向が一致せず繰り出しが進むほど角度が大きくなるため剛直化時の曲げ剛性を極めて高くする必要があるとともに、繰り出しの軌跡が一定の曲率半径に固定され汎用性に乏しいという課題があった。
【0005】
本発明は、これらの問題点を解決するものであり、全体の姿勢を変更させたり他の機構を追加することなく、容易に自由に繰り出し方向を変化させることが可能で、汎用性が高いチェーン駆動装置およびそれを利用した扉開閉機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、進退自在に駆動されるチェーン部材と、チェーン部材を収容するチェーン収容部と、前記チェーン部材を案内してチェーン収容部から剛直状態に誘導するチェーンガイド機構と、前記チェーン部材を進退駆動する駆動機構とを有するチェーン駆動装置であって、前記チェーンガイド機構は、前記チェーン収容部に連続する固定ガイド部と、前記固定ガイド部に対して揺動可能に配置された揺動ガイド部とを有することにより、前記課題を解決するものである。
また、本発明は、本体部とヒンジ軸で回動可能に連結された扉部材をチェーン駆動装置によって開閉する扉開閉機構であって前記チェーン駆動装置は、進退自在に駆動されるチェーン部材と、前記チェーン部材を収容するチェーン収容部と、前記チェーン部材を案内してチェーン収容部から剛直状態に誘導するチェーンガイド機構と、前記チェーン部材を進退駆動する駆動機構とを有し、前記チェーンガイド機構は、前記チェーン収容部に連続する固定ガイド部と、前記固定ガイド部に対して揺動可能に配置された揺動ガイド部とを有し、前記固定ガイド部が、前記本体部に連結され、前記チェーン部材の突出側の先端が、前記扉部材に連結されていることにより、前記課題を解決するものである。
【発明の効果】
【0007】
本請求項1に係る発明によれば、チェーンガイド機構がチェーン収容部に連続する固定ガイド部と、固定ガイド部に対して揺動可能に配置された揺動ガイド部とを有することにより、全体の姿勢を変更させたり他の機構を追加することなく、揺動ガイド部の揺動によって容易に繰り出し方向を変化させることができる。
本請求項2に記載の構成によれば、揺動ガイド部の揺動中心がスプロケットの回転中心と一致することにより、揺動ガイド部が揺動する際に駆動機構を揺動させる必要がなく、さらに容易に繰り出し方向を変化させることができる。
本請求項3に記載の構成によれば、チェーン部材が相互に噛み合って一体化する1対のチェーンを有することにより、揺動方向に関わらず繰り出されたチェーン部材が剛直化することで、揺動の自由度がさらに増加する。
【0008】
本請求項4に係る発明によれば、揺動ガイド部の揺動中心がスプロケットの回転中心と一致することにより、揺動ガイド部が揺動する際に駆動機構を揺動させる必要がなく、さらに容易に繰り出し方向を変化させることができ、コンパクトな扉開閉機構を構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係るチェーン駆動装置の垂直繰り出し時の斜視図。
図1の一部部品を外した状態の図。
本発明の一実施形態に係るチェーン駆動装置の垂直繰り出し時の断面図。
図3のチェーン部材を外した状態の図。
図4の斜視図。
本発明の一実施形態に係るチェーン駆動装置の繰り出し方向変化時の斜視図。
図6の一部部品を外した状態の図。
本発明の一実施形態に係るチェーン駆動装置の繰り出し方向変化時の断面図。
図8のチェーン部材を外した状態の図。
図9の斜視図。
扉部材開閉の説明図。
本発明の一実施形態に係る扉開閉機構の説明斜視図。
図12のチェーン駆動装置近傍の拡大説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施例を図1~図10を参照して説明する。但し、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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