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公開番号2025087307
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201871
出願日2023-11-29
発明の名称内視鏡装置
出願人オリンパスメディカルシステムズ株式会社
代理人インフォート弁理士法人,弁理士法人イトーシン国際特許事務所
主分類A61B 1/045 20060101AFI20250603BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】多くの被写体等に適用可能な内視鏡装置1を提供する。
【解決手段】 内視鏡装置1は、撮像ユニット15を有する内視鏡10と、被写体画像を生成する画像処理回路31と、前記被写体画像の画素の、赤色画素値と緑色画素値との和を青色画素値の2倍の値によって規格化し指標を算出する算出回路32と、前記被写体の複数の領域を3種類以上の症状レベルに識別する複数の閾値と、症状レベルに対応した識別色と、を記憶するメモリ50と、前記指標から症状レベルを識別する識別回路33と、前記症状レベルに対応した前記識別色を取得する識別色取得回路34と、前記識別色を用いて識別画像を生成する画像生成回路35と、前記識別画像を表示するモニタ40と、を具備する
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
被検者の体内の少なくともいずれかの被写体を撮像し、画像信号を出力する撮像部を有する内視鏡と、
前記画像信号に画像処理を行って、被写体画像を生成する画像処理部と、
前記被写体画像の少なくとも一部の領域の複数の画素のそれぞれの、赤色画素値と緑色画素値との和を、青色画素値の2倍の値によって規格化することによって、それぞれの画素の指標を算出する算出部と、
前記被写体の複数の領域を、3種類以上の症状レベルのいずれかに識別するための複数の閾値と、前記複数の症状レベルのそれぞれに対応した識別色と、を記憶するメモリと、
前記指標をもとに、前記それぞれの画素の症状レベルを前記複数の閾値を用いて識別する識別部と、
前記それぞれの画素の前記症状レベルに対応した前記識別色を取得する識別色取得部と、
前記複数の画素のそれぞれの前記識別色を用いて、識別画像を生成する画像生成部と、
前記識別画像を表示するモニタと、を具備することを特徴とする内視鏡装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記複数の症状レベルが、正常/軽症/中等症/重症/最重症であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
【請求項3】
前記複数の閾値のそれぞれは、所定の範囲内に設定されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
【請求項4】
前記複数の閾値の差が、略同じであることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
【請求項5】
前記正常と前記軽症とを識別する第1の閾値と、前記軽症と前記中等症を識別する第2の閾値との第1の閾値差が、前記第2の閾値と前記中等症と前記重症を識別する第3の閾値との第2の閾値差よりも大きく、前記第2の閾値差は、前記第3の閾値と、前記重症と前記最重症を識別する第4の閾値との第3の閾値差よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡装置。
【請求項6】
前記正常と前記軽症とを識別する第1の閾値と、前記軽症と前記中等症を識別する第2の閾値との第1の閾値差が、前記第2の閾値と前記中等症と前記重症を識別する第3の閾値との第2の閾値差よりも小さく、前記第2の閾値差は、前記第3の閾値と、前記重症と前記最重症を識別する第4の閾値との第3の閾値差よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡装置。
【請求項7】
前記メモリは、複数の被写体のそれぞれに対応した前記複数の閾値を含む複数の閾値セットを記憶することを特徴とする請求項2に記載の内視鏡装置。
【請求項8】
前記複数の閾値セットにおける、前記複数の閾値のうちの、前記重症と前記最重症とを識別する閾値のばらつきが、前記正常と前記軽症とを識別する閾値のばらつきよりも、小さいことを特徴とする請求項7に記載の内視鏡装置。
【請求項9】
前記画像処理部は、カラーバランスキャリブレーションとして、白色を用いたホワイトバランス調整を行うことを特徴とする請求項8に記載の内視鏡装置。
【請求項10】
前記閾値のばらつきが、カラーバランスキャリブレーションに用いる色によって制御されることを特徴とする請求項7に記載の内視鏡装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、体内の被写体を撮像する内視鏡装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
国際公開第2018/230130号には、内視鏡で撮影した被写体画像に含まれる色に応じて、被写体の異常度合いを示す指標を算出し、閾値に応じて前記指標を識別表示する内視鏡装置が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上述の内視鏡装置は、指標が示す異常度合いは、異常、または、正常のいずれかであった。また、指標を識別するための閾値の設定が単純なため、適用可能な被写体等が限定されるおそれがあった。
【0004】
本発明は、3種類以上の症状レベルに応じて識別表示する内視鏡装置を提供することを目的とする。また、本発明は、多くの被写体等に適用可能な内視鏡装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態の内視鏡装置は、被検者の体内の少なくともいずれかの被写体を撮像し、画像信号を出力する撮像部を有する内視鏡と、前記画像信号に画像処理を行って、被写体画像を生成する画像処理部と、前記被写体画像の少なくとも一部の領域の複数の画素のそれぞれの、赤色画素値と緑色画素値との和を、青色画素値の2倍の値によって規格化することによって、それぞれの画素の指標を算出する算出部と、前記被写体の複数の領域を、3種類以上の症状レベルのいずれかに識別するための複数の閾値と、前記複数の症状レベルのそれぞれに対応した識別色と、を記憶するメモリと、前記指標をもとに、前記それぞれの画素の症状レベルを前記複数の閾値を用いて識別する識別部と、前記それぞれの画素の前記症状レベルに対応した前記識別色を取得する識別色取得部と、前記複数の画素のそれぞれの前記識別色を用いて、識別画像を生成する画像生成部と、前記識別画像を表示するモニタと、を具備する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、3種類以上の症状レベルに応じて識別表示する内視鏡装置を提供できる。また、本発明によれば、多くの被写体等に適用可能な内視鏡装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本発明の実施形態の内視鏡装置の構成を示す図である。
図2は、血漿の吸光特性と、光源の発光特性との関係を説明するための図である。
図3は、被検体の吸光特性等を説明するための図である。
図4は、本発明の実施形態の内視鏡装置の指標の算出式を説明するための図である。
図5は、本発明の実施形態の内視鏡装置の指標の算出式を説明するための図である。
図6は、本発明の実施形態の内視鏡装置の作動方法のフローチャートである。
図7は、本発明の実施形態の内視鏡装置における症状レベルと閾値との関係を示す図である。
図8は、本発明の実施形態の内視鏡装置における症状レベルと閾値セットとの関係を示す図である。
図9は、本発明の実施形態の内視鏡装置における症状レベルと識別色との関係を示す図である。
図10は、本発明の実施形態の内視鏡装置におけるモニタの画面の一例である。
図11は、本発明の実施形態の内視鏡装置におけるモニタの画面の一例である。
図12は、本発明の実施形態の内視鏡装置におけるモニタの画面の一例である。
図13は、本発明の実施形態の内視鏡装置におけるモニタの画面の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<内視鏡装置の構成>
図1に示すように、実施形態の内視鏡装置1は、内視鏡10と、光源装置20と、プロセッサ30と、モニタ40と、メモリ50と、を有する。
【0009】
内視鏡10は、被検者90に挿入される細長い挿入部11と、挿入部11の基端に設けられている操作部12と、操作部12から延びるユニバーサルコード13と、コネクタ14と、を有する。操作部12は、内視鏡機能および撮像機能を操作する内視鏡設定部である複数のボタン12A等を有する。内視鏡10の挿入部11は、先端側から順に、先端部11Aと、先端部11Aの基端に設けられた湾曲部11Bと、湾曲部11Bの基端に設けられた細長い軟性管11Cと、を有する。先端部11Aには、撮像部である撮像ユニット15および照明部である照明ユニット16が設けられている。
【0010】
内視鏡10のコネクタ14は、光源装置20およびプロセッサ30と、接続される。光源装置20が発生した照明光Lは、挿入部11の先端部11Aの照明ユニット16まで導光され、被検者90の体内の被写体91を照明する。撮像ユニット15は、CCD等の撮像素子を有する。撮像ユニット15は、被写体91からの反射光Rを電気信号に変換して、被写体画像を、プロセッサ30に出力する。
(【0011】以降は省略されています)

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