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公開番号2025087301
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201861
出願日2023-11-29
発明の名称家電制御情報生成システム
出願人個人
代理人弁理士法人エピファニー特許事務所
主分類H04L 12/28 20060101AFI20250603BHJP(電気通信技術)
要約【課題】設置された環境に合わせ、より最適に家電製品が運転できる制御情報を生成する家電制御情報生成システムを提供する。
【解決手段】複数の家電製品からの運転履歴情報に基づき家電製品の制御情報を生成する家電制御情報生成システム1であって、取得したデータを記憶する記憶部を有し、データを処理する情報処理部であるサーバ31を備える。運転履歴情報は、複数の家電製品の夫々の設置された地域を特定できる位置情報と、設定情報と、消費電力量とを含み、情報処理部は、ネットワークを介して複数の家電製品からの運転履歴情報及び位置情報を基に複数の家電製品が設置された所在地域気象情報を取得し、所在地域に属する複数の家電製品についての運転履歴情報を分類し地域別運転履歴情報とし、地域別運転履歴情報を消費電力量の大小に基づいて複数のグループに分類し、同じグループに属する地域別運転履歴情報を解析し、家電製品の制御情報を出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の家電製品からの運転履歴情報に基づき家電製品の制御情報を生成する家電制御情報生成システムであって、
取得したデータを記憶する記憶部と、
前記データを処理する情報処理部と、を備え、
前記運転履歴情報は、
前記複数の家電製品のそれぞれの、設置された地域を特定できる位置情報と、設定情報と、消費電力量と、を含み、
前記情報処理部は、
ネットワークを介して、前記複数の家電製品からの前記運転履歴情報及び前記位置情報を基に前記複数の家電製品が設置された所在地域の気象情報である所在地域気象情報を取得し、
前記所在地域に属する前記複数の家電製品についての前記運転履歴情報を分類し地域別運転履歴情報とし、
前記地域別運転履歴情報を前記消費電力量の大小に基づいて複数のグループに分類し、
前記複数のグループのうち同じグループに属する前記地域別運転履歴情報を解析し、家電製品の制御情報を出力する、家電制御情報生成システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の家電制御情報生成システムであって、
前記情報処理部は、
前記地域別運転履歴情報に含まれる前記設定情報から前記複数の家電製品のそれぞれの設定変更頻度情報を抽出し、
前記設定変更頻度情報に基づいて前記所在地域気象情報及び前記地域別運転履歴情報を解析する、家電制御情報生成システム。
【請求項3】
請求項2に記載の家電制御情報生成システムであって、
前記情報処理部は、
前記設定変更頻度情報に含まれる所定時間内の設定変更頻度が所定の範囲内である前記地域別運転履歴情報を抽出して低変更頻度運転履歴情報とし、
前記低変更頻度運転履歴情報に含まれる時刻情報及び前記時刻情報における前記設定情報並びに前記時刻情報における前記所在地域気象情報を解析し、
少なくとも前記低変更頻度運転履歴情報に含まれる前記設定情報及び前記所在地域気象情報を関連付けて前記記憶部に保存する、家電制御情報生成システム。
【請求項4】
請求項3に記載の家電制御情報生成システムであって、
前記情報処理部は、
前記複数の家電製品が設置された環境の室内温度を含む環境情報及び前記所在地域気象情報を入力、家電製品の制御情報を出力とする学習モデルを生成する、家電制御情報生成システム。
【請求項5】
請求項3に記載の家電制御情報生成システムであって、
前記情報処理部は、
前記低変更頻度運転履歴情報及び前記低変更頻度運転履歴情報に関連した前記所在地域気象情報を教師データとし、
前記教師データを用いて、前記複数の家電製品が設置された環境の室内温度を含む環境情報及び前記所在地域気象情報を入力、家電製品の制御情報を出力とする学習モデルを生成する、家電制御情報生成システム。
【請求項6】
請求項2に記載の家電制御情報生成システムであって、
前記情報処理部は、
前記地域別運転履歴情報に含まれる前記設定情報から前記複数の家電製品のそれぞれの設定変更頻度が少ないほど報酬が得られるように強化学習を行い、前記複数の家電製品が設置された環境の少なくとも室内温度を含む環境情報及び前記所在地域気象情報を入力、家電製品の制御情報を出力とする学習モデルを生成する、家電制御情報生成システム。
【請求項7】
請求項4~6の何れか1項に記載の家電制御情報生成システムであって、
前記環境情報は、
前記複数の家電製品が設置された環境の室内湿度を含む、家電制御情報生成システム。
【請求項8】
請求項7に記載の家電制御情報生成システムであって、
前記複数の家電製品は、
複数の空気調和装置であり、
前記制御情報は、
前記複数の空気調和装置が備える圧縮機、室外送風機及び室内送風機の少なくとも1つについての出力を含む、家電制御情報生成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、家電制御情報生成システムに関し、ネットワークを介して受信した家電製品からの情報を地域ごとに分類して解析した上で家電製品を制御するための情報を生成するシステムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、地球温暖化などの外部環境の変化の影響により、居住環境の快適性向上のニーズが高まってきている。例えば、家電製品のうち空気調和装置について、居住する人間の温冷感を快適に保つ役目の重要性が増している。快適性を実現するためにPMV(Predicted Mean Vote)という快適指標が提案されている。空調対象空間に居るユーザのPMVを監視して空気調和機を制御する空調制御システムが開示されている。
【0003】
従来の空気調和装置は、一例としてPMV(Predicted Mean Vote、予測温冷感申告)を指標として制御を行っているものが知られている。PMVは、室温、輻射温度、相対湿度及び風速の4つの環境側の要素と、着衣量及び活動量の2つの人体側の要素とからなる合計6つの要素から算出される。PMVは、人の温冷感に関する快適性の度合いを表すパラメータである。PMVは、-3から+3までの範囲を取り得る。PMVは、-3(かなり寒い)、-2(寒い)、-1(やや寒い)、0(中立)、+1(やや暑い)、+2(暑い)及び+3(かなり暑い)の7段階の快適性で判定される。一般的に、人が快適と感じているときのPMVは、-0.5~+0.5である。
【0004】
空気調和装置の制御においてPMVを指標として用いた場合、空気調和装置は、室内空間の環境情報として測定された室内空間の温度、湿度、気流(風速)、及び輻射温度(壁面温度)と、カメラなどから把握された室内の対象人物の行動及び着衣量を基に、人が快適と感じているときのPMVの値に近づくように運転が制御される(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2008/087959号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
現在の住環境は、タワーマンション、一戸建て住宅又はアパートなどの断熱性能の大きく異なる場合があり、地域によっても気温、湿度が大きく異なる場合がある。このように、様々な環境下に設置される可能性がある空気調和装置において、制御を1つの指標を基に行うと、設置された環境に合わない制御になる可能性がある、という課題があった。
【0007】
特許文献1に開示されている空気調和装置の制御のように、例えばPMVを用いた場合、PMVが同じ数値の範囲であっても異なる温熱環境であることもある。つまり、PMVの数値上は、例えば室温20℃で無風の環境と、室温24℃で送風された環境とが同じ値である場合がある。従って、PMVを指標に空気調和装置の制御を行ったとしても、設置された環境に居るユーザが快適に過ごすには、室温を低く設定すべきか、風速を上げるべきか明確に判断できない。つまり、家電製品において最適な運転状態は、設置された環境やユーザによっても異なり、最適な運転状態を求めるには多くのデータが必要であるという課題があった。
【0008】
本発明の課題は、設置された環境に合った家電製品の運転が実現できる制御情報を生成する家電制御情報生成システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る家電制御情報生成システムは、複数の家電製品からの運転履歴情報に基づき家電製品の制御情報を生成する家電制御情報生成システムであって、取得したデータを記憶する記憶部と、前記データを処理する情報処理部と、を備え、前記運転履歴情報は、前記複数の家電製品のそれぞれの、設置された地域を特定できる位置情報と、設定情報と、消費電力量と、を含み、前記情報処理部は、ネットワークを介して、前記複数の家電製品からの前記運転履歴情報及び前記位置情報を基に前記複数の家電製品が設置された所在地域の気象情報である所在地域気象情報を取得し、前記所在地域に属する前記複数の家電製品についての前記運転履歴情報を分類し地域別運転履歴情報とし、前記地域別運転履歴情報を前記消費電力量の大小に基づいて複数のグループに分類し、前記複数のグループのうち同じグループに属する前記地域別運転履歴情報を解析し、家電製品の制御情報を出力する。
【発明の効果】
【0010】
上記の手段によれば、家電制御情報生成システムは、複数の家電製品から運転履歴情報を収集し、地域ごとに分類した上で、データを分析することにより、ある特定の地域において設置された環境に合った運転履歴情報を抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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