TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025087060
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201436
出願日2023-11-29
発明の名称シート切断装置、及び、シート切断装置の制御方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B26D 5/34 20060101AFI20250603BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】繊維を堆積させたウェブを切断して所望する用紙サイズのシートを形成する際の利便性が低い。
【解決手段】繊維を含む原料を堆積させ、加熱及び加圧の少なくとも一方を行ってウェブを形成するシート製造装置に搭載可能なシート切断装置であって、ウェブを搬送する搬送部と、ウェブを切断するカッターと、ウェブの先端を検出するセンサーと、用紙サイズに係る第1画面、及び、用紙サイズの調整値に係る第2画面を出力可能であり、第1画面において入力された用紙サイズ、及び、第2画面において入力された調整値を検出可能な入出力部と、制御部とを備え、制御部は、入出力部により検出した用紙サイズ、及び、調整値に基づき、センサーによりウェブの先端を検出してから搬送部により搬送する目標搬送量を算出し、搬送部による搬送量が目標搬送量以上となったとき、カッターによりウェブを切断し、用紙サイズ、及び、調整値に対応するシートを形成する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
繊維を含む原料を堆積させ、加熱及び加圧の少なくとも一方を行ってウェブを形成するシート製造装置に搭載可能なシート切断装置であって、
前記ウェブを搬送する搬送部と、
前記ウェブを切断するカッターと、
前記ウェブの先端を検出するセンサーと、
用紙サイズに係る第1画面、及び、前記用紙サイズの調整値に係る第2画面を出力可能であり、前記第1画面において入力された前記用紙サイズ、及び、前記第2画面において入力された前記調整値を検出可能な入出力部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記入出力部により検出した前記用紙サイズ、及び、前記調整値に基づき、前記センサーにより前記ウェブの前記先端を検出してから前記搬送部により搬送する目標搬送量を算出し、
前記搬送部による搬送量が前記目標搬送量以上となったとき、前記カッターにより前記ウェブを切断し、前記用紙サイズ、及び、前記調整値に対応するシートを形成する、シート切断装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記搬送部はステップモーターを含み、前記目標搬送量は前記ステップモーターのパルス数である、請求項1に記載のシート切断装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記入出力部により、前記第1画面において前記用紙サイズが入力されたことを検出すると、前記第2画面を出力する、請求項1に記載のシート切断装置。
【請求項4】
前記入出力部は、タッチパネルディスプレイである、請求項1に記載のシート切断装置。
【請求項5】
繊維を含む原料を堆積させ、加熱及び加圧の少なくとも一方を行ってウェブを形成するシート製造装置に搭載可能であり、前記ウェブを搬送する搬送部と、前記ウェブを切断するカッターと、前記ウェブの先端を検出するセンサーと、用紙サイズに係る第1画面、及び、前記用紙サイズの調整値に係る第2画面を出力可能であり、前記第1画面において入力された前記用紙サイズ、及び、前記第2画面において入力された前記調整値を検出可能な入出力部と、を備えるシート切断装置の制御方法であって、
前記入出力部により検出した前記用紙サイズ、及び、前記調整値に基づき、前記センサーにより前記ウェブの前記先端を検出してから前記搬送部により搬送する目標搬送量を算出し、
前記搬送部による搬送量が前記目標搬送量以上となったとき、前記カッターにより前記ウェブを切断し、前記用紙サイズ、及び、前記調整値に対応するシートを形成する、シート切断装置の制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート切断装置、及び、シート切断装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に示すように、印字済のシートの切断位置を、手動設定、又は、外部入力により設定する装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平5-4194号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の装置では、繊維を含む原料を堆積させたウェブを切断して利用者が所望する用紙サイズのシートを形成する際の利便性が低い。
【課題を解決するための手段】
【0005】
繊維を含む原料を堆積させ、加熱及び加圧の少なくとも一方を行ってウェブを形成するシート製造装置に搭載可能なシート切断装置であって、前記ウェブを搬送する搬送部と、前記ウェブを切断するカッターと、前記ウェブの先端を検出するセンサーと、用紙サイズに係る第1画面、及び、前記用紙サイズの調整値に係る第2画面を出力可能であり、前記第1画面において入力された前記用紙サイズ、及び、前記第2画面において入力された前記調整値を検出可能な入出力部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記入出力部により検出した前記用紙サイズ、及び、前記調整値に基づき、前記センサーにより前記ウェブの前記先端を検出してから前記搬送部により搬送する目標搬送量を算出し、前記搬送部による搬送量が前記目標搬送量以上となったとき、前記カッターにより前記ウェブを切断し、前記用紙サイズ、及び、前記調整値に対応するシートを形成する。
【0006】
繊維を含む原料を堆積させ、加熱及び加圧の少なくとも一方を行ってウェブを形成するシート製造装置に搭載可能であり、前記ウェブを搬送する搬送部と、前記ウェブを切断するカッターと、前記ウェブの先端を検出するセンサーと、用紙サイズに係る第1画面、及び、前記用紙サイズの調整値に係る第2画面を出力可能であり、前記第1画面において入力された前記用紙サイズ、及び、前記第2画面において入力された前記調整値を検出可能な入出力部と、を備えるシート切断装置の制御方法であって、前記入出力部により検出した前記用紙サイズ、及び、前記調整値に基づき、前記センサーにより前記ウェブの前記先端を検出してから前記搬送部により搬送する目標搬送量を算出し、前記搬送部による搬送量が前記目標搬送量以上となったとき、前記カッターにより前記ウェブを切断し、前記用紙サイズ、及び、前記調整値に対応するシートを形成する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
シート切断装置を搭載するシート製造装置の構成を示す模式図。
ウェブの先端がカッターの位置へ至ったときのシート切断装置の断面図。
ウェブの先端がセンサーの位置へ至ったときのシート切断装置の断面図。
カッターがウェブをカットしてシートを形成するときのシート切断装置の断面図。
シート切断装置の制御方法を示すフローチャート。
入出力部が表示する用紙サイズを選択可能な第1画面を示す模式図。
入出力部が表示する用紙サイズを調整可能な第2画面を示す模式図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
1.シート製造装置の構成
実施形態に係るシート切断装置100を備えるシート製造装置1の構成について、図1を参照しながら説明する。
なお、図1における方向を、三次元座標系を用いて説明する。説明の便宜上、Z軸の正方向を上方向又は単に上と称し負方向を下方向又は単に下と称し、X軸の正方向を右方向又は単に右と称し負方向を左方向又は単に左と称し、Y軸の正方向を前方向又は単に前と称し負方向を後方向又は単に後と称して説明する。後述の図2~図4も同様である。
【0009】
図1に示すように、シート製造装置1は、いわゆる乾式にて、繊維等を含む原料から、ウェブWを形成し、単票形状のシートSを製造する装置である。実施形態において乾式とは、シート製造において、液体中で実施されずに、大気などの気中で実施されることをいうものとする。なお、シート製造装置1は、乾式であることに限定されず、いわゆる湿式であってもよい。
また、以下では、原料は、ウェブV、ウェブW、シートSと、順次形態を変えながら、シート製造装置1において上流から下流へ移動するものとして説明する。
【0010】
シート切断装置100はシート製造装置1に搭載可能である。シート製造装置1は、原料、ウェブV、ウェブW、シートSが移動する上流から下流へ向かって、供給部10、粗砕部12、解繊部20、選別部40、第1ウェブ形成部45、回転体49、混合部50、堆積部60、ウェブ搬送部79、加圧加熱部80、シート切断装置100が配置されるように構成される。
なお、シート切断装置100はウェブWを切断するが、ウェブWを切断してシートSとすることから、シート切断装置100と称する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
ハサミ
9か月前
個人
テープカッター
8か月前
個人
カッター
12か月前
個人
円弧状刃の包丁
2か月前
株式会社Yui
包丁
11か月前
個人
ラインカッター
9か月前
個人
ハサミ用補助定規
9か月前
個人
野菜切り器
9か月前
有限会社カルチエ
ナイフ
5か月前
株式会社サボテン
1か月前
個人
折り畳みナイフ
8か月前
個人
折り畳みナイフ
5か月前
個人
剃刀具
8か月前
個人
2wayコーナーパンチ
4か月前
コクヨ株式会社
ハサミ
6か月前
株式会社文創
切創抑制器具
6か月前
株式会社フタミ
表面処理装置
1か月前
学校法人神奈川大学
9か月前
TOWA株式会社
樹脂材料の切断器具
9か月前
トヨタ自動車株式会社
切断装置
4か月前
大創株式会社
打抜き部受支装置
6か月前
第一精工株式会社
ナイフ
8か月前
協和工業株式会社
食品用鋏
10か月前
株式会社マサヒロ
波刃包丁
9か月前
株式会社日本キャリア工業
食料切断装置
4か月前
株式会社日本キャリア工業
食料切断装置
1か月前
株式会社日本キャリア工業
食品切断装置
12か月前
株式会社日本キャリア工業
食料切断装置
4日前
株式会社日本キャリア工業
食料切断装置
4日前
鈴茂器工株式会社
棒状食材切断装置
3か月前
デュプロ精工株式会社
用紙積載装置
3か月前
匠技研株式会社
スライス装置
12か月前
オルファ株式会社
円形刃用のホルダ
8か月前
オルファ株式会社
円形刃用のホルダ
8か月前
学校法人修道学園
ハンマーヘッド付ナイフ
10か月前
株式会社アストラ
果菜の分割裁断装置
8か月前
続きを見る