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公開番号2025087047
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201418
出願日2023-11-29
発明の名称バルブとそれを用いた間欠吐出用バルブ及び間欠塗工用装置
出願人株式会社フジキン
代理人個人,個人,個人
主分類F16K 1/32 20060101AFI20250603BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】塗工液等の流体がアクチュエータに流れ込ませず、メンテナンスにおいて、塗工液等の流体がアクチュエータに流れ込まないバルブを提供すること。
【解決手段】流体流路となる内部空間18と連通する流入口11、流出口12、流出口に形成された弁座17を備えるバルブ本体10と、駆動軸42を伸縮させるアクチュエータ40と、バルブ本体とアクチュエータとを連結するブラケット30と、ブラケットから突出し、一端に前記弁座と当接離間する弁体17を備え、他端に駆動軸に連結するアダプタ70が連結されるステム50と、を備えている。
環状のダイヤフラム60であって、内周縁61がステムとアダプタに挟持され、外周縁62がバルブ本体とブラケットに挟持されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
流体の流路となる内部空間と連通する流入口、流出口、及び、前記流出口に形成された弁座を備えるバルブ本体と、
駆動軸を伸縮させるアクチュエータと、
前記バルブ本体と前記アクチュエータとを連結するブラケットと、
前記ブラケットから突出し、一端に前記弁座と当接離間する弁体を備え、他端に前記駆動軸に連結するアダプタが連結されるステムと、
環状のダイヤフラムであって、内周縁が前記ステムの端部と前記アダプタの端部に挟持され、外周縁が前記バルブ本体と前記ブラケットに挟持されるダイヤフラムと、
を有するバルブ。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記ダイヤフラムの内周縁の挟持が前記ステムとアダプタとの螺合によりなされ、前記ダイヤフラムの外周縁の挟持が前記バルブ本体とブラケットとを固定するクランプによりなされ、前記アダプタと前記駆動軸との連結が螺合によりなされ、
前記ブラケットの外周に前記アダプタを回旋するための窓が形成されている請求項1に記載のバルブ。
【請求項3】
請求項1または2に記載のバルブであって、さらに、流体の流路となる内部空間と連通する接続口を備えた第1バルブと、
請求項1または2に記載のバルブである第2バルブと、を有し、
前記第2バルブの流入口が前記接続口と連通可能に接続された間欠吐出用バルブ。
【請求項4】
被塗工物に塗工流体を塗工するダイと、
前記塗工流体を圧送するためのポンプと、
請求項3に記載の間欠吐出用バルブと、
前記間欠吐出用バルブを制御する制御部と、
前記ポンプの流出口と前記第1バルブの流入口とを連通する圧送配管と、
前記第1バルブの流出口と前記ダイの流入口とを連通する供給配管と、
前記第2バルブの流出口と前記ポンプの前段を連通する循環配管と、
を有する間欠塗工用装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、バルブとそれを用いた間欠吐出用バルブ及び間欠塗工用装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
フィルム、布帛、紙、金属箔、金属メッシュなどの長尺状のウエブに塗工液等を間欠塗工する間欠塗工装置が提案されている。最近のリチウムイオン電池の電極部材などに使用される金属箔に、塗工液を間欠塗工する場合には、未塗工区間の長さと塗工区間の長さの精度が、高く要求されている。
【0003】
特許文献1に記載の間欠吐出用バルブの発明では、駆動軸の往復運動をさせるアクチュエータとしてボイスコイルモータが使用されている。ボイスコイルモータは、Nd-Fe-B磁石が作る強力な磁界の中をコイルのみが往復運動するタイプの単相モータであり、高精度な位置決めや高速作動を必要とする産業分野で広く利用されている。
【0004】
間欠塗工を行うためのバルブでは、バルブの開閉回数が1日あたり数十万回に達する場合があり、バルブのメンテナンスのために数日から1週間程度の短期間で分解して洗浄等を行う必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第7182446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
アクチュエータとして、例えばボイスコイルモータ等の電気モータを用いる間欠吐出用バルブでは、アクチュエータ内の電気モータに塗工液などの流体が流れ込むとバルブの故障の原因となる。また、頻繁なバルブの分解洗浄が行われるため、バルブ運転時だけでなく、分解洗浄時においてもアクチュエータ内に流体が流れ込むことを防ぐ必要がある。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、バルブの運転中においてバルブを流れる塗工液等の流体がアクチュエータに流れ込まず、かつ、分解洗浄メンテナンスにおいて、塗工液等や洗浄液等の流体がアクチュエータに流れ込まないバルブを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明(1)は、流体の流路となる内部空間と連通する流入口、流出口、及び、前記流出口に形成された弁座を備えるバルブ本体と、駆動軸を伸縮させるアクチュエータと、前記バルブ本体と前記アクチュエータとを連結するブラケットと、前記ブラケットから突出し、一端に前記弁座と当接離間する弁体を備え、他端に前記駆動軸に連結するアダプタが連結されるステムと、環状のダイヤフラムであって、内周縁が前記ステムと前記アダプタに挟持され、外周縁が前記バルブ本体と前記ブラケットに挟持されるダイヤフラムと、を有するバルブである。
【0009】
本発明(1)のバルブでは、ダイヤフラムによって、バルブ本体とアクチュエータとが分離しているため、バルブ運転中にバルブを流れる流体がアクチュエータに流れ込むことがない。
また、駆動軸を伸縮させるアクチュエータと、バルブ本体と前記アクチュエータとを連結するブラケットと、ブラケットから突出し、一端に弁座と当接離間する弁体を備え、他端に前記駆動軸に連結するアダプタが連結されるステムとを備えているので、本出願の明細書に添付する図面の図4において説明するように、分解洗浄等のメンテナンスにおいても洗浄液等がアクチュエータに流れ込むことがない。
【0010】
本発明(2)は、前記ダイヤフラムの内周縁の挟持が前記ステムとアダプタとの螺合によりなされ、前記ダイヤフラムの外周縁の挟持が前記バルブ本体とブラケットとを固定するクランプによりなされ、前記アダプタと前記駆動軸との連結が螺合によりなされ、前記ブラケットの外周に前記アダプタを回旋するための窓が形成されている本発明(1)のバルブである。
(【0011】以降は省略されています)

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