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公開番号2025085778
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2025046252,2021141070
出願日2025-03-21,2021-08-31
発明の名称内壁設置構造
出願人積水化学工業株式会社
代理人弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
主分類E04B 1/348 20060101AFI20250529BHJP(建築物)
要約【課題】内壁の全体としての組み立て精度と製造効率を上げることができる内壁設置構造を提供すること。
【解決手段】外壁が取り付けられた建物ユニット10に対し、外壁の室内側に内壁パネル30を隣接させて設置する内壁設置構造において、フレーム32に石膏ボードを取り付けて一体化した内壁パネル30の側縁部に、隣接する内壁パネル30に向かって幅方向に突出する横張出部136が取り付けられ、横張出部136は、内壁パネル30の高さ方向に連続して延びている。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
外壁が取り付けられた建物ユニットに対し、前記外壁の室内側に内壁パネルを隣接させて設置する内壁設置構造であって、
フレームに石膏ボードを取り付けて一体化した前記内壁パネルの側縁部に、隣接する前記内壁パネルに向かって幅方向に突出する横張出部が取り付けられ、
該横張出部は、前記内壁パネルの高さ方向に連続して延びている
ことを特徴とする内壁設置構造。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記建物ユニットに、前記横張出部の、前記高さ方向の中間部の1箇所の位置を固定する建物固定部が取り付けられている
ことを特徴とする、請求項1に記載の内壁設置構造。
【請求項3】
前記内壁パネルの側縁部に取り付けた横張出部の室内側に、隣接する前記内壁パネルの側縁部を重ねて、室内側から締結する締結固定具は、胴部の先端側と基端側にネジ部を有すると共に、先端側と基端側の前記ネジ部の間に、ストレート部を有しており、
先端側の前記ネジ部は、前記胴部の基端から前記内壁パネル全体の厚み分の距離を隔てた位置よりも先端側に形成され、
基端側の前記ネジ部は、前記胴部の基端から前記内壁パネルを構成する前記石膏ボードの厚み分の距離を越える位置までの範囲に形成され、
中間の前記ストレート部は、前記胴部の基端から前記石膏ボードの厚み分の距離を越えた位置から、前記内壁パネルを構成する前記フレームの厚み分の距離を隔てた位置までの範囲に形成される
ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の内壁設置構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内壁設置構造に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建物ユニットに石膏ボードなどの内壁面材を取り付けて内壁を構成することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1には、石膏ボードなどの内壁面材が、ビスなどの締結固定具によって、建物ユニットに設置された内壁用のフレームの室内側に取り付けられる構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-89196号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、建物ユニットに内壁を設置する場合、内壁は、建物ユニットの側面に取り付けられた下地となる木桟(又はフレーム)に対して、石膏ボードをビスなどの締結固定具によって取り付けて形成することが一般的である。しかしながら、この場合、建物ユニットに木桟を取り付けた後で、木桟に石膏ボードを多数のビスなどを用いて取り付けるのは、作業者による手作業となるので、多くの工数が発生する、という問題がある。また、建物ユニットに対する木桟や石膏ボードの取り付けは、建物ユニットに外壁が設置された後で行われているため、外壁が妨げとなって室外側からの作業ができないという制約も存在している。更に、比較的短時間で済む釘打ちだと、内壁内でのネジ込量による段差調整ができなくなる虞があるため、あまり採用されてこなかった。
【0006】
そこで、本発明は、内壁の全体としての組み立て精度と製造効率を上げることができる内壁設置構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するために、本発明の内壁設置構造は、外壁が取り付けられた建物ユニットに対し、前記外壁の室内側に内壁パネルを隣接させて設置する内壁設置構造であって、フレームに石膏ボードを取り付けて一体化した前記内壁パネルの側縁部に、隣接する前記内壁パネルに向かって幅方向に突出する横張出部が取り付けられ、該横張出部は、前記内壁パネルの高さ方向に連続して延びていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の内壁設置構造では、高さ方向に連続する横張出部を設けたため、横張出部と内壁パネルとの間で、高さ方向のどの位置に対しても、隣接する内壁パネルの側縁部間の段差調整が可能となる。このように、内壁パネルと横張出との間に新たな段差調整手段を確保したことで、内壁パネルは、石膏ボードとフレームとの間の段差調整がいらなくなる。そのため、内壁パネルを、ネジ止めではなく、フレームに石膏ボードを釘打ちした段差調整のできないものに変えても支障がない。よって、内壁の全体としての組み立て精度と製造効率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
ユニット建物の構成を示す斜視図である。
図1のユニット建物に使われる建物ユニットの構成を示す斜視図である。
建物ユニットの側面に間柱およびコーナー間柱を取付ける様子を示す部分拡大斜視図である。
外壁パネルを間柱に取り付ける様子を示す平面図である。
複数枚の外壁パネルを間柱に取り付けて大判化する様子を示す斜視図である。
大判化した外壁パネルを建物ユニットの側面に取り付ける様子を示す斜視図である。
実施例1の内壁設置方法を説明するための建物ユニットの側面の分解斜視図である。
実施例1の内壁設置方法を説明するための断面図である。
実施例1の内壁設置方法の内壁連結工程を説明するための断面図である。
実施例1の内壁設置方法の変形例1を示す断面図である。
実施例1の内壁設置方法の変形例2を示す断面図である。
実施例2の内壁設置方法を説明するための断面図である。
実施例3の内壁設置方法を説明するための断面図である。
実施例3の内壁設置方法の変形例を示す断面図である。
実施例4の内壁設置構造および方法を説明するための建物ユニットの側面の分解斜視図である。
内壁パネルを取り付けた図11の建物ユニットの側面の縦断面図である。
図12の下部の拡大図である。
図11の建物ユニットに対する固定部分(建物固定部)の水平断面図である。
実施例4の内壁設置方法の工程図である。
釘打ちによって製造された内壁パネルを示す概略平面図である。
内壁設置方法の内壁連結工程の、他の実施例を示す断面図である。
内壁設置方法の内壁連結工程の、別の実施例を示す断面図である。
内壁設置方法の内壁連結工程の、に別の実施例を示す断面図である。
内壁設置方法の内壁連結工程の、さらにまた別の実施例を示す図5と同様の断面図である。
先端側と基端側のネジ部の間に、ストレート部を有する締結固定具で、横張出部に隣接する内壁パネルを取付けた状態を示す断面図である。
一般的なネジで、横張出部に、隣接する内壁パネルの側縁部を取付けた状態を示す断面図である。このうち、(a)は取り付け初期の状態、(b)は取り付け後の状態である。
先端側と基端側のネジ部の間に、ストレート部を有する締結固定具の効果を示す断面図である。
(a)は先端側にネジ部を有し基端側にストレート部を有する締結固定具の側面図、(b)は(a)の締結固定具を深く打ち込み過ぎた状態を示す断面図である。
先端側と基端側のネジ部の間に、ストレート部を有する締結固定具を深く打ち込み過ぎた状態を示す断面図である。
先端側と基端側のネジ部の間にストレート部を有する締結固定具の、他の部分への適用例を示す図6と同様の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の内壁設置方法および内壁設置構造の実施形態およびその具体的な実施例1~実施例4、および、変形例を、図面を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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