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公開番号
2025104337
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2024231009
出願日
2024-12-26
発明の名称
面状発熱体、積層体、車両内装材及び発光表示装置
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H05B
3/20 20060101AFI20250702BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】生産効率を低下することなく、簡単な構成で、凹凸のある触感となることを防止しつつ、光演出可能な面状発熱体、並びにその面状発熱体を備えた積層体、車両内装材及び発光表示装置を提供する。
【解決手段】面状発熱体10は、弾性ゴム体11を含む基材15と、基材15の一方の表面15Aに配置される発熱層20とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
弾性ゴム体を含む基材と、前記基材の一方の表面に配置される発熱層とを備える面状発熱体。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記発熱層は、前記弾性ゴム体に直接接するように配置される請求項1に記載の面状発熱体。
【請求項3】
前記発熱層と接する基材の表面に下地層が形成される請求項1に記載の面状発熱体。
【請求項4】
前記発熱層が印刷法により形成されたものである請求項1に記載の面状発熱体。
【請求項5】
前記発熱層の少なくとも一部が、前記弾性ゴム体の表面より内側に埋められる請求項1~4のいずれかに記載の面状発熱体。
【請求項6】
前記弾性ゴム体を構成するゴムがシリコーンゴムである請求項1~4のいずれかに記載の面状発熱体。
【請求項7】
前記弾性ゴム体を構成するゴムが、シリコーンゲルを含む請求項6に記載の面状発熱体。
【請求項8】
前記基材の前記発熱層が設けられる側の表面の表面粗さRaが5μm以下である請求項1~4のいずれかに記載の面状発熱体。
【請求項9】
前記発熱層が、その厚みが100μm以下であり、かつ導電材料で形成される、請求項1~4のいずれかに記載の面状発熱体。
【請求項10】
請求項1に記載の面状発熱体と、直接または他の層を介して前記面状発熱体に接着される表皮とを備える、積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発熱装置として使用される面状発熱体、並びに、面状発熱体を備える積層体、車両内装材及び発光表示装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、自動車などの車両内装材には、寒冷な環境における乗員の快適性を向上させるために、ヒーターが取り付けられることがある。ヒーターを取り付けが内装材として、例えば、特許文献1に記載の内装材が従来技術として知られている。特許文献1に記載の内装材は、発熱部と、発熱部と接するように設けられ、第1樹脂と第1繊維とを含む成形体を備える放熱部とを有する構造体を備える。これにより、特許文献1に記載の内装材の表面加熱温度は均一になる。特許文献1に記載の内装材では、内装材を構成する部材に溝などが設けられ、その溝内部に内装材が配置されることで、ニクロム線の凹凸が表面に出ないようにすることが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-111656号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のように、内装材を構成する部材に溝などを設けると、内装材の加工工数が増え、生産効率が低下するという問題がある。
また、LEDなどの光源からの光を内装材に透過させて、内装材の光演出を図りたい場合がある。この場合、特許文献1に記載の内装材では光の透過性が不十分となり、内装材の光演出を図れない場合がある。さらに、溝に内包するだけでは、ニクロム線に柔軟性が無く、特許文献1に記載の内装材の柔軟性が不十分になる場合がある。
【0005】
そこで、本発明は、生産効率を低下することなく、簡単な構成で、凹凸のある触感となることを防止しつつ、光演出可能な面状発熱体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は鋭意検討の結果、弾性ゴム体を含む基材の一方の表面に発熱層を配置することで上記課題が解決できることを見出し、以下の本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、以下の[1]~[15]を提供する。
[1]弾性ゴム体を含む基材と、前記基材の一方の表面に配置される発熱層とを備える面状発熱体。
[2]前記発熱層は、前記弾性ゴム体に直接接するように配置される上記[1]に記載の面状発熱体。
[3]前記発熱層と接する基材の表面に下地層が形成される上記[1]に記載の面状発熱体。
[4]前記発熱層の少なくとも一部が、前記弾性ゴム体の表面より内側に埋められる上記[1]~[3]のいずれか1つに記載の面状発熱体。
[5]前記発熱層が印刷法により形成されたものである上記[1]~[4]のいずれか1つに記載の面状発熱体。
[6]前記弾性ゴム体を構成するゴムがシリコーンゴムである上記[1]~[5]のいずれか1つに記載の面状発熱体。
[7]前記弾性ゴム体を構成するゴムが、シリコーンゲルを含む上記[6]に記載の面状発熱体。
[8]前記基材の前記発熱層が設けられる側の表面の表面粗さRaが5μm以下である上記[1]~[7]のいずれか1つに記載の面状発熱体。
[9]前記発熱層が、その厚みが100μm以下であり、かつ導電材料で形成される、上記[1]~[8]のいずれか1つに記載の面状発熱体。
[10]上記[1]~[9]のいずれか1つに記載の面状発熱体と、直接または他の層を介して前記面状発熱体に接着される表皮とを備える、積層体。
[11]前記表皮は、前記面状発熱体の前記発熱層が設けられた側の面に接着される上記[10]に記載の積層体。
[12]前記発熱層の少なくとも一部が前記弾性ゴム体の表面より内側に埋められる、上記[10]又は[11]に記載の積層体。
[13]上記[1]~[9]のいずれか1つに記載の面状発熱体、又は上記[10]~[12]のいずれか1つに記載の積層体を備える、車両内装材。
[14]前記発熱層が内装側に、前記基材が内装側とは反対側に配置される、上記[13]に記載の車両内装材。
[15]上記[1]~[9]のいずれか1つに記載の面状発熱体、又は上記[10]~[12]のいずれか1つに記載の積層体と、光源とを備える、発光表示装置。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、生産効率を低下することなく、簡単な構成で、凹凸のある触感となることを防止しつつ、光演出可能な面状発熱体、並びにその面状発熱体を備えた積層体、車両内装材及び発光表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は本発明の一実施形態に係る面状発熱体の模式的な断面図である。
図2は本発明の別の一実施形態に係る面状発熱体の模式的な断面図である。
図3は本発明の一実施形態に係る面状発熱体の平面図である。
図4は本発明の一実施形態に係る積層体の模式的な断面図である。
図5(a)は本発明の別の一実施形態に係る面状発熱体の模式的な断面図であり、図5(b)は本発明の別の一実施形態に係る面状発熱体の模式的な平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<面状発熱体>
以下、本発明の面状発熱体について、実施形態を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る面状発熱体である。図1に示すとおりに、一実施形態に係る面状発熱体10は、弾性ゴム体11からなる基材15と、基材15の一方の表面15Aに配置される発熱層20とを備える。
【0010】
面状発熱体10は、以上の構成を有することで、使用時や、車両内装材などに組み付けられた時に、面状発熱体10の発熱層20が設けられた面側から押されたりすることで、発熱層20の少なくとも一部が弾性ゴム体11の内部に埋められた状態にすることができる。そのため、発熱層20が設けられる側の面が凹凸のある触感となることを防止できる。
また、基材15は、弾性ゴム体11から構成されることで光透過性を有することができる。そのため、面状発熱体10は、後述する光源40の光を透過することができ、光演出などを行うことができる。さらに、基材15に溝を設けるなどの特別な加工をする必要がないので、面状発熱体10を高い生産効率で製造することができる。
なお、光源40は、基材15の発熱層20が設けられる面(表面15A)とは反対の面(背面15B)側に配置されるとよい。
(【0011】以降は省略されています)
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