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公開番号
2025111127
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005329
出願日
2024-01-17
発明の名称
表示素子用封止剤
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
弁理士法人WisePlus
主分類
H01L
23/29 20060101AFI20250723BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】硬化物が低い誘電率を有し、かつ、可撓性に優れる表示素子用封止剤を提供する。
【解決手段】カチオン重合性化合物と、カチオン重合開始剤と、ポリオレフィンとを含み、前記カチオン重合性化合物100質量部に対する前記ポリオレフィンの含有量が10質量部以上200質量部以下である表示素子用封止剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
カチオン重合性化合物と、カチオン重合開始剤と、ポリオレフィンとを含み、
前記カチオン重合性化合物100質量部に対する前記ポリオレフィンの含有量が10質量部以上200質量部以下である
ことを特徴とする表示素子用封止剤。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記ポリオレフィンは、直鎖状又は分岐鎖状の炭素数4以上のオレフィンモノマーに由来する繰り返し構造を有する請求項1記載の表示素子用封止剤。
【請求項3】
前記ポリオレフィンは、カチオン重合性基を有さない請求項1又は2記載の表示素子用封止剤。
【請求項4】
前記カチオン重合性化合物は、1分子中に2つ以上のカチオン重合性基を有する2官能以上のカチオン重合性化合物を含み、
前記カチオン重合性化合物100質量部中における前記2官能以上のカチオン重合性化合物の含有量が10質量部以上である請求項1又は2記載の表示素子用封止剤。
【請求項5】
25℃における粘度が30mPa・s以下である請求項1又は2記載の表示素子用封止剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示素子用封止剤に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
タッチパネルは、携帯電話、スマートフォン、カーナビゲーション、パーソナルコンピューター等の電子機器に使用されており、なかでも、静電容量式のタッチパネルは、機能性に優れることから、急速に普及している。特に、近年、静電容量式のタッチパネルを搭載した有機EL表示素子等の表示素子の開発が進んでいる。タッチパネルを搭載した表示素子に用いられる表示素子用封止剤としては、適度な粘度を有して塗布性に優れ、かつ、硬化性に優れる材料が求められている。このような表示素子用封止剤として、例えば、引用文献1には、アクリル化合物を主成分とする紫外線カチオン重合性化合物組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-95573号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
静電容量式のタッチパネルの薄型化及び大型化に伴い、タッチパネルの応答速度を低下させないために、表示素子用封止剤には、低誘電率、低誘電正接といった低誘電特性を有することが求められている。また、表示素子用封止剤に用いるカチオン重合性化合物としては、酸素による反応阻害を受け難く、硬化収縮率が低いことから、エポキシ化合物等のカチオン重合性化合物が多く用いられている。近年、折りたたみ可能な表示素子の開発に伴い、表示素子用封止剤には硬化後に優れた可撓性を有することも求められているが、カチオン重合性化合物を用いた従来の表示素子用封止剤は、硬化後の低誘電特性と優れた可撓性とを両立させることが困難であった。
【0005】
本発明は、硬化物が低い誘電率を有し、かつ、可撓性に優れる表示素子用封止剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示1は、カチオン重合性化合物と、カチオン重合開始剤と、ポリオレフィンとを含み、上記カチオン重合性化合物100質量部に対する上記ポリオレフィンの含有量が10質量部以上200質量部以下である表示素子用封止剤である。
本開示2は、上記ポリオレフィンは、直鎖状又は分岐鎖状の炭素数4以上のオレフィンモノマーに由来する繰り返し構造を有する本開示1の表示素子用封止剤である。
本開示3は、上記ポリオレフィンは、カチオン重合性基を有さない本開示1又は2の表示素子用封止剤である。
本開示4は、上記カチオン重合性化合物は、1分子中に2つ以上のカチオン重合性基を有する2官能以上のカチオン重合性化合物を含み、上記カチオン重合性化合物100質量部中における上記2官能以上のカチオン重合性化合物の含有量が10質量部以上である本開示1、2又は3の表示素子用封止剤である。
本開示5は、25℃における粘度が30mPa・s以下である本開示1、2、3又は4の表示素子用封止剤である。
以下に本発明を詳述する。
【0007】
本発明者らは、カチオン重合性化合物とカチオン重合開始剤とを含有する表示素子用封止剤について、更に、特定量のポリオレフィンを含有するものとすることを検討した。その結果、硬化物が低い誘電率を有し、かつ、可撓性に優れる表示素子用封止剤を得ることができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0008】
本発明の表示素子用封止剤は、カチオン重合性化合物を含有する。
上記カチオン重合性化合物としては、例えば、エポキシ化合物、オキセタン化合物、ビニルエーテル化合物等が挙げられる。なかでも、上記カチオン重合性化合物は、エポキシ化合物及びオキセタン化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含むことが好ましい。
【0009】
上記エポキシ化合物としては、塗布性等の観点から、脂環式エポキシ基を有する脂環式エポキシ化合物が好ましい。上記脂環式エポキシ基としては、エポキシシクロヘキシル基等が挙げられる。
また、上記エポキシ化合物としては、得られる表示素子用封止剤の硬化物の耐熱性及び低誘電特性の観点から、シリコーン骨格を有するエポキシ化合物が好ましい。
特に、上記エポキシ化合物としては、シリコーン骨格を有する脂環式エポキシ化合物が好ましい。
【0010】
上記シリコーン骨格を有する脂環式エポキシ化合物としては、例えば、下記式(1)で表される化合物、下記式(2)で表される化合物等が挙げられる。なかでも、下記式(1)で表される化合物が好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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