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公開番号2025130937
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028337
出願日2024-02-28
発明の名称固定具、太陽光発電装置の固定構造。
出願人積水化学工業株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類E04D 13/18 20180101AFI20250902BHJP(建築物)
要約【課題】太陽光発電装置を固定対象に沿って折り曲げた状態で太陽光発電装置を固定対象に固定するための固定具であって、当該固定具によって太陽光発電装置の固定を行った状態から容易に取り外すことが可能である固定具を提供する。
【解決手段】本発明の固定具3は、二股状を呈するものであって、固定対象51に沿って折り曲げられた太陽光発電装置2の折曲部52を挟み込むことで太陽光発電装置2を固定対象51に固定する一対の挟持部60A,60Bと、一対の挟持部60A,60Bを繋ぐ繋ぎ部61とを有する。一対の挟持部60A,60Bには、被係止物を係止するための係止部67A,67Bが設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
太陽光発電装置が固定対象に沿って折り曲げられた状態で、前記太陽光発電装置を前記固定対象に固定するための固定具であって、
前記固定部は、二股状を呈するものであって、前記固定対象に沿って折り曲げられた前記太陽光発電装置の折曲部を挟み込むことで前記太陽光発電装置を前記固定対象に固定する一対の挟持部と、当該一対の挟持部を繋ぐ繋ぎ部とを有しており、
前記一対の挟持部の少なくとも一方には、被係止物を係止するための係止部が設けられている固定具。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記係止部は、前記挟持部における前記繋ぎ部の反対側に設けられている請求項1に記載の固定具。
【請求項3】
前記係止部は、前記挟持部における前記繋ぎ部側に設けられている請求項1に記載の固定具。
【請求項4】
一方の前記挟持部には、第一の前記被係止物を係止するための第一係止部が設けられ、
他方の前記挟持部には、前記第一の被係止物と同一或いは異なる物体である第二の被係止物を係止するための第二係止部が設けられている請求項1に固定具。
【請求項5】
前記一方の挟持部は、前記繋ぎ部の一方の端から延びる第一側板部と、前記第一側板部から前記他方の挟持部の反対側に突出する第一係止部とを有し、
前記他方の挟持部は、前記繋ぎ部の他方の端から延びる第二側板部と、前記第二側板部から前記一方の挟持部の反対側に突出する第二係止部とを有し、
前記第一係止部に形成された凹部に前記第一被係止物の曲がり部を挿入することで、前記第一係止部に前記第一被係止物が係止され、
前記第二係止部に形成された凹部に前記第二被係止物の曲がり部を挿入することで、前記第二係止部に前記第二被係止物が係止される請求項4に記載の固定具。
【請求項6】
前記第一係止部及び前記第二係止部の各々には、前記凹部の表面に開口する貫通孔が形成されている請求項5に記載の固定具。
【請求項7】
前記一対の挟持部の各々には貫通孔が形成されており、
前記一方の挟持部に形成された前記貫通孔に前記第一被係止物を前記他方の前記挟持部の反対側から前記他方の前記挟持部側に通して、前記一方の挟持部における前記貫通孔の周辺部に前記第一被係止物の曲がり部を接触させた状態にすることで、前記第一係止部をなす前記一方の挟持部における前記貫通孔の周辺部に前記第一被係止物の曲がり部が係止され、
前記他方の挟持部に形成された前記貫通孔に前記第二被係止物の曲がり部を前記一方の前記挟持部の反対側から前記一方の前記挟持部側に通して、前記他方の挟持部における前記貫通孔の周辺部に前記第二被係止物の曲がり部を接触させた状態にすることで、前記第二係止部をなす前記他方の挟持部における前記貫通孔の周辺部に前記第二被係止物の曲がり部が係止される請求項4に記載の固定具。
【請求項8】
前記繋ぎ部には、易変形部が形成されており、
前記易変形部は、前記一対の挟持部が相対する方向において前記繋ぎ部を圧縮或いは伸張させる外力を前記固定具に加えることで、当該易変形部に沿った変形を前記繋ぎ部に生じさせる請求項1に記載の固定具。
【請求項9】
前記繋ぎ部には、前記固定具の平均厚さよりも厚さの薄い薄肉部、或いは、前記繋ぎ部を厚さ方向に貫通する貫通孔が形成されている、請求項1に記載の固定具。
【請求項10】
前記薄肉部或いは前記貫通孔は、前記固定具の二股の境界に位置する、請求項9に記載の固定具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽光発電装置を固定するための固定具、及び太陽光発電装置の固定構造に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、太陽光の入射により発電を行う太陽光発電装置が使用されているが、太陽光発電装置を固定対象に沿って折り曲げた状態で太陽光発電装置を固定対象に固定する技術はいまだ確立されていない。特許文献1には、折板屋根のハゼと称される凸部に遮光シートを固定する技術が開示されている。特許文献1では、凸部に沿って折り曲げられた遮光シートの折曲部を固定金具によって挟持することで、遮光シートが凸部に固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-40150号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで特許文献1で固定の行われる遮光シートは、通常、メンテナンス等のために取り外しを要しないものである。これに対して、太陽光発電装置は、電気的なメンテナンスや交換などのために、適宜の時に固定対象からの取り外しが必要とされる。このため太陽光発電装置の特有の課題として、固定対象からの太陽光発電装置の取り外しを容易とする太陽光発電装置の固定技術が求められている。
【0005】
本発明は、上記事項に鑑みてなされたものであって、その目的は、太陽光発電装置を固定対象に沿って折り曲げた状態で太陽光発電装置を固定対象に固定するための固定具であって、当該固定具により固定対象への太陽光発電装置の固定が行われた状態において、太陽光発電装置から容易に取り外すことが可能な固定具、及び当該固定具と太陽光発電装置とを備えた太陽光発電装置の固定構造を提供することを目的とする。
【0006】
また本発明の他の目的は、上記の固定具により前記固定対象への前記太陽光発電装置の固定が行われた状態において、太陽光発電装置から固定具を容易に取り外し可能な固定具の取り外し方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以上の目的を達成するため、本発明は、次の項に記載の主題を包含する。
【0008】
項1.太陽光発電装置が固定対象に沿って折り曲げられた状態で、前記太陽光発電装置を前記固定対象に固定するための固定具であって、
前記固定部は、二股状を呈するものであって、前記固定対象に沿って折り曲げられた前記太陽光発電装置の折曲部を挟み込むことで前記太陽光発電装置を前記固定対象に固定する一対の挟持部と、当該一対の挟持部を繋ぐ繋ぎ部とを有しており、
前記一対の挟持部の少なくとも一方には、被係止物を係止するための係止部が設けられている固定具。
【0009】
項2.前記係止部は、前記挟持部における前記繋ぎ部の反対側に設けられている項1に記載の固定具。
【0010】
項3.前記係止部は、前記挟持部における前記繋ぎ部側に設けられている項1に記載の固定具。
(【0011】以降は省略されています)

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