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公開番号
2025129885
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2024026838
出願日
2024-02-26
発明の名称
更生管用組成物、更生管及び更生管の製造方法
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
弁理士法人大阪フロント特許事務所
主分類
C08L
51/06 20060101AFI20250829BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】得られる更生管の施工性を良好にすることができ、かつ、得られる更生管の機械的強度及び低温での耐衝撃性を高める更生管用組成物を提供する。
【解決手段】本発明に係る更生管用組成物は、(メタ)アクリル系共重合体とビニルモノマーとのグラフト共重合体(A)と、アクリロニトリルとブタジエンとの共重合体(B)と、凝集防止剤(C)と、耐衝撃性改良剤(D)とを含み、前記グラフト共重合体(A)が、非架橋共重合体であり、前記凝集防止剤(C)が、金属を含まないか、又は金属を5重量%以下で含み、前記グラフト共重合体(A)100重量部に対して、前記共重合体(B)の含有量が、3重量部以上20重量部以下であり、前記グラフト共重合体(A)100重量部に対して、前記耐衝撃性改良剤(D)の含有量が、3重量部以上15重量部以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
(メタ)アクリル系共重合体とビニルモノマーとのグラフト共重合体と、
アクリロニトリルとブタジエンとの共重合体と、
凝集防止剤と、
耐衝撃性改良剤とを含み、
前記アクリロニトリルとブタジエンとの共重合体が、非架橋共重合体であり、
前記凝集防止剤が、金属を含まないか、又は金属を5重量%以下で含み、
前記(メタ)アクリル系共重合体とビニルモノマーとのグラフト共重合体100重量部に対して、前記アクリロニトリルとブタジエンとの共重合体の含有量が、3重量部以上20重量部以下であり、
前記(メタ)アクリル系共重合体とビニルモノマーとのグラフト共重合体100重量部に対して、前記耐衝撃性改良剤の含有量が、3重量部以上15重量部以下である、更生管用組成物。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記アクリロニトリルとブタジエンとの共重合体の粒子の粒子径が、5mm以下である、請求項1に記載の更生管用組成物。
【請求項3】
前記(メタ)アクリル系共重合体とビニルモノマーとのグラフト共重合体の材料100重量%中、前記(メタ)アクリル系共重合体の含有量が、1重量%以上30重量%以下である、請求項1又は2に記載の更生管用組成物。
【請求項4】
前記(メタ)アクリル系共重合体とビニルモノマーとのグラフト共重合体における前記(メタ)アクリル系共重合体の材料が、アルキル基を有する(メタ)アクリレートを含み、
前記アルキル基を有する(メタ)アクリレートの単独重合体のガラス転移温度が、-140℃以上-20℃以下である、請求項1又は2に記載の更生管用組成物。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の更生管用組成物が成形された、更生管。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の更生管用組成物を成形する工程を備える、更生管の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、更生管を得るために用いられる更生管用組成物に関する。また、本発明は、上記更生管用組成物を用いた更生管、及び上記更生管用組成物を用いる更生管の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
老朽化した既設管を更生する方法の一つとして、オメガライナー工法が知られている。オメガライナー工法は、一般に、以下のような手順で行われる。(1)折り畳まれた更生管を既設管内に配置する。(2)更生管を蒸気により加熱する。(3)圧縮空気により更生管を拡径し、既設管の内周面と更生管の外周面とを密着させる。
【0003】
下記の特許文献1,2には、更生管用塩化ビニル系樹脂組成物が開示されている。
【0004】
下記の特許文献1の更生管用塩化ビニル系樹脂組成物は、平均重合度400~2500の複合塩化ビニル系樹脂100重量部と、該複合塩化ビニル系樹脂と相溶し得る熱可塑性エラストマー3~30重量部とを含む。上記複合塩化ビニル系樹脂は、アクリル系共重合体10重量%超40重量%以下に、塩化ビニルモノマー又は塩化ビニルモノマー及びその他の共重合性モノマー60重量%以上90重量%未満をグラフト共重合して得られる樹脂である。上記アクリル系共重合体は、特定のアクリル系モノマー成分100重量部と、多官能性モノマー成分0.01~30重量部とを共重合して得られる共重合体である。
【0005】
下記の特許文献2の更生管用塩化ビニル系樹脂組成物は、主樹脂成分として、平均重合度1000~1100の第1のポリ塩化ビニル樹脂と平均重合度750~850の第2のポリ塩化ビニル樹脂との混合物を含むか、又は、上記第1のポリ塩化ビニル樹脂のみを含む。また、上記更生管用塩化ビニル系樹脂組成物は、鉛系以外の安定剤と、MMA系の改質剤、MBS系の改質剤、及びCPE系の改質剤からなる群より選ばれる1以上の改質剤とを含む。上記改質剤は、上記主樹脂成分100重量部に対して3~25重量部の含有量で配合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-003689号公報
特開2020-105290号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の更生管用塩化ビニル系樹脂組成物を用いて得られる更生管では、該更生管の機械的強度をある程度高めることができる。しかしながら、特許文献1に記載の更生管用塩化ビニル系樹脂組成物を用いて得られる更生管では、低温(例えば、-10℃~10℃)での耐衝撃性を十分に高めることができず、更生管が低温環境下で使用された場合に、更生管が破損することがある。
【0008】
特許文献2に記載の更生管用塩化ビニル系樹脂組成物を用いて得られる更生管では、80℃付近での貯蔵弾性率が比較的大きい。そのため、折り畳まれた更生管を加熱したとしても、更生管が元の形状(管状)に良好に復元しないことがあり、更生管の施工性に劣ることがある。
【0009】
本発明の目的は、得られる更生管の施工性を良好にすることができ、かつ、得られる更生管の機械的強度及び低温での耐衝撃性を高めることができる更生管用組成物を提供することである。また、本発明は、上記更生管用組成物を用いた更生管及び更生管の製造方法を提供することも目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本明細書において、以下の更生管用組成物、更生管及び更生管の製造方法を開示する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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