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公開番号2025147030
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-03
出願番号2025129979,2024146266
出願日2025-08-04,2019-12-27
発明の名称ポリオール組成物、発泡性ポリウレタン組成物及びポリウレタンフォーム
出願人積水化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C08G 18/00 20060101AFI20250926BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】整泡剤の染み出しを抑制することで汚染を防止し、かつ上部及び中央部の密度差が小さいポリウレタンフォームを得ることができるポリオール組成物、該ポリオール組成物を含む発泡性ポリウレタン組成物、及び該発泡性ポリウレタン組成物からなるポリウレタンフォームを提供する
【解決手段】ポリオール、発泡剤、触媒、SP値が11以下の添加剤を含有し、整泡剤を実質的に含有しないポリオール組成物、該ポリオール組成物とポリイソシアネートを含む発泡性ポリウレタン組成物、及び該発泡性ポリウレタン組成物からなるポリウレタンフォームである。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリオール、発泡剤、触媒、及びSP値が11以下の添加剤を含有し、整泡剤を実質的に含有しない、ポリオール組成物。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記添加剤がリン酸エステル化合物である、請求項1に記載のポリオール組成物。
【請求項3】
前記発泡剤がハイドロフルオロオレフィンを含む、請求項1又は2に記載のポリオール組成物。
【請求項4】
前記触媒が、ウレタン化触媒を含む、請求項1~3のいずれかに記載のポリオール組成物。
【請求項5】
前記触媒が、三量化触媒を含む、請求項1~4のいずれかに記載のポリオール組成物。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかに記載のポリオール組成物と、ポリイソシアネートとを含有する、発泡性ポリウレタン組成物。
【請求項7】
請求項6に記載の発泡性ポリウレタン組成物からなる、ポリウレタンフォーム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリオール組成物、発泡性ポリウレタン組成物及びポリウレタンフォームに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ポリウレタンフォームは、その優れた断熱性及び接着性から、例えば、マンション等の集合住宅、戸建住宅、学校の各種施設、商業ビル等の建築物の断熱材として用いられている。ポリウレタンフォームは、ポリオール組成物とポリイソシアネートとを含む発泡性ポリウレタン組成物を発泡させることで得られる。
【0003】
上記ポリオール組成物は、一般には、ポリオール、発泡剤、触媒、整泡剤を含有する。整泡剤を用いることで、組成物の混合性を向上させ、均一で微細なセルを有する発泡体を得ることができる。このような発泡体は、上部及び中央部で密度差が小さく、柔軟性及び機械強度などが均一であり、物性に優れる。
一方で、整泡剤を含有するポリオール組成物を用いてポリウレタンフォームを形成させると、フォームの表面から整泡剤が染み出すブリードアウトが生じ易く、このため使用対象物が汚染されたり、フォームと使用対象物との接着性の低下などの不具合が生じる場合がある。
【0004】
特許文献1には、シリコーン系整泡剤を含まないポリウレタンフォーム用組成物から得られた親水性ポリウレタンフォームが提案されており、シリコーン系物質の染み出しを防止できることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-172482号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、整泡剤由来の物質の染み出しは低減されるものの、得られるポリウレタンフォームの上部及び中央部の密度差が大きく、そのため、部位によって物性のばらつきがあり、改善の余地があった。
【0007】
そこで、本発明は、整泡剤の染み出しが抑制され、かつ上部及び中央部の密度差が小さいポリウレタンフォームを得ることができるポリオール組成物、該ポリオール組成物を含む発泡性ポリウレタン組成物、及び該発泡性ポリウレタン組成物からなるポリウレタンフォームを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、整泡剤を実質的に含有させずに、特定の範囲のSP値を有する添加剤をポリオール組成物に含有させることで、上記課題を解決できることを見出し、以下の本発明を完成させた。
【0009】
本発明は、下記[1]~[7]を要旨とする。
[1]ポリオール、発泡剤、触媒、及びSP値が11以下の添加剤を含有し、整泡剤を実質的に含有しない、ポリオール組成物。
[2]前記添加剤がリン酸エステル化合物である、上記[1]に記載のポリオール組成物。
[3]前記発泡剤がハイドロフルオロオレフィンを含む、上記[1]又は[2]に記載のポリオール組成物。
[4]前記触媒が、ウレタン化触媒を含む、上記[1]~[3]のいずれかに記載のポリオール組成物。
[5]前記触媒が、三量化触媒を含む、上記[1]~[4]のいずれかに記載のポリオール組成物。
[6]上記[1]~[5]のいずれかに記載のポリオール組成物と、ポリイソシアネートとを含有する、発泡性ポリウレタン組成物。
[7]上記[6]に記載の発泡性ポリウレタン組成物からなる、ポリウレタンフォーム。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、整泡剤の染み出しを抑制することで汚染を防止し、かつ上部及び中央部の密度差が小さいポリウレタンフォームを得ることができるポリオール組成物、該ポリオール組成物を含む発泡性ポリウレタン組成物、及び該発泡性ポリウレタン組成物からなるポリウレタンフォームを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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