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公開番号
2025121243
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-19
出願番号
2024016573
出願日
2024-02-06
発明の名称
雨水排水システム
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
E04D
13/08 20060101AFI20250812BHJP(建築物)
要約
【課題】サイフォン現象により排水性能を高く維持し、さらに、排水管路のメンテナンスを容易におこなうことができる雨水排水システムを提供する。
【解決手段】雨水排水システム1は、雨水を排水する排水管路10と、排水管路10に設けられたドレンと、排水管路10においてドレンの下流側に設けられた排水部材12と、を備える。排水部材12は、排水管路10から、水平方向又は水平に対し斜め上を向いて分岐された掃除口25と、掃除口25にねじ接合される蓋26と、を備える。排水管路10の外面から蓋26の端面までの距離が150mm以下である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
雨水を排水する排水管路と、
前記排水管路に設けられたサイフォン誘発部と、
前記排水管路において前記サイフォン誘発部の下流側に設けられた排水部材と、を備え、
前記排水部材は、
前記排水管路から、水平方向又は水平に対し斜め上を向いて分岐された掃除口と、
前記掃除口にねじ接合される蓋と、を備え、
前記排水管路の外面から前記蓋の端面までの距離が150mm以下である、雨水排水システム。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記排水部材は、前記排水管路の一部となる本管を備え、
前記掃除口は、前記本管から分岐され、
前記本管にはフランジが設けられ、
前記本管と、前記排水管路において前記本管に連なる部分と、は、前記フランジを介して接合されている、請求項1に記載の雨水排水システム。
【請求項3】
前記排水部材は、前記排水管路の一部となる本管を備え、
前記掃除口は、前記本管から分岐され、
前記雨水排水システムは、接合部材を備え、
前記接合部材は、前記本管と、前記排水管路において前記本管に連なる部分と、を接合する、請求項1に記載の雨水排水システム。
【請求項4】
前記排水部材は、前記排水管路の一部となる本管を備え、
前記掃除口は、前記本管から分岐され、
前記雨水排水システムは、前記本管と、前記排水管路において前記本管に連なる部分と、の間を止水するパッキンを備えている、請求項1に記載の雨水排水システム。
【請求項5】
前記排水部材は、前記排水管路の外面に固定されたサドル部を備え、
前記掃除口は、前記サドル部から突出している、請求項1に記載の雨水排水システム。
【請求項6】
前記排水部材は、前記排水管路から突出する樹脂製の分岐管を備え、
前記掃除口は、前記分岐管の先端に設けられた金属部材である、請求項1に記載の雨水排水システム。
【請求項7】
前記蓋は、前記掃除口にボルトでねじ接合されている、請求項1に記載の雨水排水システム。
【請求項8】
前記掃除口の外周面側には雄ねじが設けられ、前記蓋の内周面には雌ねじが設けられ、
前記蓋は、前記雄ねじと前記雌ねじとで前記掃除口にねじ接合されている、請求項1に記載の雨水排水システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、雨水排水システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
雨水排水システムのなかには排水管路にサイフォン誘発部が設けられ、サイフォン誘発部の下流側に排水部材が設けられたものが知られている。排水管路にサイフォン誘発部を設けることにより、排水管路にサイフォン現象を発生させて排水管路に多量の雨水を流すことができる。また、排水部材には掃除口が設けられている。掃除口には蓋が着可能に接合される。ここで、掃除口は排水部材のエルボに設けられている。よって、蓋の内面形状とエルボの内面形状とを一致させるように蓋を位置決めして接合する必要がある。
【0003】
このため、蓋は、いわゆるバヨネット構造で掃除口に着脱可能に接合される。すなわち、蓋の挿入部が掃除口の内部に挿入され、蓋を回転させて挿入部の突起を掃除口の係合溝に挿入する。これにより、蓋が掃除口に着脱可能に接合される。雨水排水システムによれば、掃除口から蓋を外すことにより、掃除口から排水管路内に詰まったゴミ等を掃除できる。すなわち、排水管路のメンテナンスを容易におこなうことができる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-77075号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来の雨水排水システムは、蓋をバヨネット構造で掃除口に接合する必要がある。蓋をバヨネット構造で掃除口に接合した場合、掃除口に対する蓋の結合力が弱く、水密性の確保が難しい。
ここで、排水管路に設けたサイフォン誘発部によりサイフォン現象を発生させるためは、掃除口における水密性と空気の滞留防止が要求される。すなわち、掃除口において水密性を確保できない場合、サイフォン誘発部の下流側において負圧を発生させ難い。また、掃除口において空気が侵入して滞留することにより、サイフォン誘発部の下流側を負圧に保ち難い。このため、サイフォン誘発部によるサイフォン現象を持続させることが難しい。
【0006】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、サイフォン現象により排水性能を高く維持し、さらに、排水管路のメンテナンスを容易におこなうことができる雨水排水システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る雨水排水システムは、雨水を排水する排水管路と、前記排水管路に設けられたサイフォン誘発部と、前記排水管路において前記サイフォン誘発部の下流側に設けられた排水部材と、を備え、前記排水部材は、前記排水管路から、水平方向又は水平に対し斜め上を向いて分岐された掃除口と、前記掃除口にねじ接合される蓋と、を備え、前記排水管路の外面から前記蓋の端面までの距離が150mm以下である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、サイフォン現象により排水性能を高く維持し、さらに、排水管路のメンテナンスを容易におこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係る雨水排水システムを示す概略斜視図である。
図1の雨水排水システムに備えるドレンを示す斜視図である。
図1の雨水排水システムに備える排水部材を示す分解側面図である。
図3の排水部材を示す斜視図である。
本発明の第2実施形態に係る雨水排水システムの排水部材を示す側面図である。
図5の雨水排水システムに備える排水部材を示す斜視図である。
本発明の第3実施形態に係る雨水排水システムの排水部材を示す断面図である。
本発明の第4実施形態に係る雨水排水システムのフィン付き継手を示す断面図である。
本発明の第5実施形態に係る雨水排水システムのフィン付き継手を示す斜視図である。
本発明の第6実施形態に係る雨水排水システムのフィン付き継手を断面で示す斜視図である。
本発明の第7実施形態に係る雨水排水システムの排水部材を排水管路に電気融着継手で接合する例を示す断面図である。
本発明の第8実施形態に係る雨水排水システムの排水部材を排水管路にフランジで接合する例を示す側面図である。
本発明の第9実施形態に係る雨水排水システムの排水部材を排水管路に接合部材で接合する例を示す側面図である。
図13の接合部材をA-A線に沿って破断した側面図である。
本発明の第10実施形態に係る雨水排水システムの排水部材を排水管路に接合部材で接合する例を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施形態)
以下、図1から図4を参照し、本発明の第1実施形態に係る雨水排水システムを説明する。
本実施形態の雨水排水システム1は、図1に示すように、建造物100に設置されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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