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公開番号2025105040
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223317
出願日2023-12-28
発明の名称固定具、太陽光発電装置の保管構造。
出願人積水化学工業株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類H02S 30/20 20140101AFI20250703BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】太陽光発電装置の表面に風があたることにより、太陽光発電装置に折れ曲がりが生じることを抑制可能な太陽光発電装置の保管構造を提供する。
【解決手段】本発明の保管構造1は、太陽光発電装置2と、太陽光発電装置2の端部2aに取り付けられた硬質部材3とを備える。太陽光発電装置2は、硬質部材3の取り付けられた端部2aが最外周の先端部をなすように、ロール状に巻かれている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
太陽光発電装置と、
前記太陽光発電装置の端部に取り付けられた硬質部材とを備え、
前記太陽光発電装置は、前記硬質部材の取り付けられた端部が最外周の先端部をなすように、ロール状に巻かれている太陽光発電装置の保管構造。
続きを表示（約 730 文字）【請求項２】
前記太陽光発電装置の曲げ強さは、１０ＭＰａ以上２００ＭＰａ以下である請求項１に記載の太陽光発電装置の保管構造。
【請求項３】
前記太陽光発電装置の曲げ弾性率は、５００ＭＰａ以上以上１００００ＭＰａ以下である請求項１に記載の太陽光発電装置の保管構造。
【請求項４】
前記太陽光発電装置の最小の曲げ半径は、１０ｃｍ以上である請求項１に記載の太陽光発電装置の保管構造。
【請求項５】
前記硬質部材は、前記太陽光発電装置の端部に着脱自在に取り付けられている請求項１に記載の太陽光発電装置の保管構造。
【請求項６】
前記太陽光発電装置がロール状に巻き付けられる芯材を備える請求項１に記載の太陽光発電装置の保管構造。
【請求項７】
中空状の外装材を備え、
ロール状とされた前記太陽光発電装置が前記外装材の内部に収容されている請求項１に記載の太陽光発電装置の保管構造。
【請求項８】
前記硬質部材は、前記太陽光発電装置の全幅に延びる請求項１に記載の太陽光発電装置の保管構造。
【請求項９】
前記太陽光発電装置は、可撓性を有する請求項１に記載の太陽光発電装置の保管構造。
【請求項１０】
請求項１に記載の保管構造が備える太陽光発電装置を設置面に固定する施工方法であって、
前記太陽光発電装置がロール状に巻かれた状態で、前記硬質部材を設置面に固定する工程と、
ロール状の前記太陽光発電装置を展開して広げる工程と、
広げられた前記太陽光発電装置を設置面に固定する工程とを少なくとも有する施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、太陽光発電装置を固定するための固定具、及び太陽光発電装置の保管構造に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、太陽光の入射により発電する太陽光発電装置（例えば特許文献１）が使用されており、当該太陽光発電装置を設置面に固定するまでの間、太陽光発電装置を広げた状態で保管することが行われていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１９－６７９２４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記の太陽光発電装置を広げた状態で保管及び設置する場合には、太陽光発電装置の表面に風があたることで、太陽光発電装置に折れ曲がりが生じることがあった。この折れ曲がりが生じた場合には、太陽光発電装置の外観を低下させる折れ痕が生じることがあった。また太陽光発電装が多層構造を有する場合には、層間剥離による破損が太陽光発電装置に生じることがあった。特に、高所作業においては、作業場所も狭所であることが多いため作業人数が限られ、さらに風を抑制する遮蔽物も少ないことから、上記課題は非常に深刻であった。
【０００５】
本発明は、上記事項に鑑みてなされたものであって、その目的は、太陽光発電装置の表面に風があたることにより、太陽光発電装置に折れ曲がりが生じることを抑制可能な太陽光発電装置の保管構造を提供することである。
【０００６】
本発明の他の目的は、上記保管構造が備える太陽光発電装置を設置面に固定する施工方法であって、太陽光発電装置の表面に風があたることにより太陽光発電装置に折れ曲がりが生じることを抑制しつつ、太陽光発電装置を設置面に固定可能な施工方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するため、本発明は、次の項に記載の主題を包含する。
【０００８】
項１．太陽光発電装置と、
前記太陽光発電装置の端部に取り付けられた硬質部材とを備え、
前記太陽光発電装置は、前記硬質部材の取り付けられた端部が最外周の先端部をなすように、ロール状に巻かれている太陽光発電装置の保管構造。
【０００９】
項２．前記太陽光発電装置の曲げ強さは、１０ＭＰａ以上２００ＭＰａ以下である項１に記載の太陽光発電装置の保管構造。
【００１０】
項３．前記太陽光発電装置の曲げ弾性率は、５００ＭＰａ以上以上１００００ＭＰａ以下である項１又は２に記載の太陽光発電装置の保管構造。
（【００１１】以降は省略されています）

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