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公開番号2025085566
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023212836
出願日2023-12-18
発明の名称非燃焼加熱式タバコ用カートリッジ及びその製造方法
出願人深せん漢方本草生物医薬科技有限公司,Shenzhen Herbal Biosciences Co., Ltd
代理人TRY国際弁理士法人
主分類A24D 1/20 20200101AFI20250529BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】非燃焼加熱式タバコ用カートリッジ及びその製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】タバコ用カートリッジは、外管体と、外管体の両端にそれぞれ充填されたフィルタ体と煙生成体とを備え、前記外管体内のフィルタ体と煙生成体との間に内管体が装着され、前記内管体の少なくとも一端は高透過性紙製フィルムで封止され、前記高透過性紙製フィルムの封止部を有する端は煙生成体と隣り合い、前記高透過性紙製フィルムは発生した煙を透過して内管体の空洞を通ってフィルタ体に送ることができる。該カートリッジは、内外二重管を採用し、内管体は煙生成体を遮断しながら支持体と冷却体の役割を果たしており、内管体の空洞はスムーズな空気の流れを確保し、構造全体はコンパクトで、作製が容易である。該カートリッジの製造方法は、アレイ式のロット製造を採用するため、品質を均一化させ、製造コストを削減し、生産効率を向上させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外管体と、前記外管体の両端にそれぞれ充填されたフィルタ体と煙生成体とを備えた非燃焼加熱式タバコ用カートリッジであって、前記外管体内に内管体に装着され、前記内管体の少なくとも一端は高透過性紙製フィルムで封止され、前記内管体は前記フィルタ体と前記煙生成体との間に設けられ、前記内管体の前記高透過性紙製フィルムの封止部を有する端は前記煙生成体と隣り合い、前記高透過性紙製フィルムは前記煙生成体から発生した煙を透過して前記内管体の空洞を通って前記フィルタ体に送ることができることを特徴とする、非燃焼加熱式タバコ用カートリッジ。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記内管体の両端は、前記フィルタ体と前記煙生成体にそれぞれ当接して、前記フィルタ体と前記煙生成体を前記外管体の両端の所定位置にそれぞれ固定することを特徴とする、請求項1に記載の非燃焼加熱式タバコ用カートリッジ。
【請求項3】
前記内管体、前記フィルタ体及び前記煙生成体は、軸方向に沿って互いに繋がり、前記内管体、前記フィルタ体及び前記煙生成体の長さの和は前記外管体の全長と基本的に同じであることを特徴とする、請求項1に記載の非燃焼加熱式タバコ用カートリッジ。
【請求項4】
前記内管体の外径は、前記外管体の内径より0.1mm~0.2mm小さいことを特徴とする、請求項1に記載の非燃焼加熱式タバコ用カートリッジ。
【請求項5】
前記内管体の両端は、前記高透過性紙製フィルムで封止され、前記外管体の前記煙生成体を充填する端には前記高透過性紙製フィルムでパッケージされ、前記外管体はタバコ用カートリッジの最外部であることを特徴とする、請求項4に記載の非燃焼加熱式タバコ用カートリッジ。
【請求項6】
前記外管体及び前記内管体は、同じ素材の硬質紙管で、それぞれ熱伝導性の管体であることで、前記煙生成体の加熱温度を素早く下げ、前記煙生成体は顆粒状であることを特徴とする、請求項1に記載の非燃焼加熱式タバコ用カートリッジ。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の非燃焼加熱式タバコ用カートリッジの製造方法であって、
S01:格子配列を有し、各格子は第1管体を入れるための貫通穴を有する第1モールドトレーに複数の前記第1管体を整然と並ぶ工程、
S02:前記第1モールドトレー内に前記第1管体を入れたとき、前記第1管体の底端が止められ、各前記第1管体の頂端に接着剤を塗布する工程、
S03:ロール状の高透過性紙で覆い、接着剤により各前記第1管体の頂端に接着する工程、
S04:ダイカッターにより各前記第1管体の頂端の前記高透過性紙を封止フィルムの形状にカットし、高透過性紙封止部のある内管体を形成する工程、
S05:第2管体を第2モールドトレーに整然と並ぶ、前記第2管体の一端に煙生成体を充填し、他端を上向きにさせ、前記第2管体を外管体の既製体とし、前記第2モールドトレーは前記第1モールドトレーと同じ数及び配列の格子配列を有する工程、及び
S06:前記第1モールドトレーと前記第2モールドトレーを位置合わせして、前記内管体の前記高透過性紙封止部を有する端を下向きにさせ、プッシュピンモールドプレートを介して各前記内管体を前記外管体にそれぞれ押し込み、前記内管体の全体を前記外管体に入らせてからフィルタ体を充填することで、前記非燃焼加熱式タバコ用カートリッジを得る工程
を含むことを特徴とする、非燃焼加熱式タバコ用カートリッジの製造方法。
【請求項8】
前記工程S05において、前記第2管体の一端に前記煙生成体を充填し、さらに前記第2管体の前記煙生成体を充填した端を上向きにさせ、前記工程S02、S03、S04と同じプロセスで前記第2管体をパッケージして前記高透過性紙封止部のある前記外管体を形成することを特徴とする、請求項7に記載の非燃焼加熱式タバコ用カートリッジの製造方法。
【請求項9】
前記工程S02において、前記第1モールドトレーの一側にストッパー板が設けられ、前記ストッパー板の少なくとも2つの角に第1磁性吸着具が設けられ、前記第1モールドトレーの前記ストッパー板上の第1磁性吸着具に対応する2つの角にそれぞれ第2磁性吸着具が設けられ、前記第1磁性吸着具と前記第2磁性吸着具の磁気吸着作用を介して前記ストッパー板を前記第1モールドトレーの一側に設けて各前記第1管体の底端を止めるために用いられることを特徴とする、請求項7に記載の非燃焼加熱式タバコ用カートリッジの製造方法。
【請求項10】
前記ダイカッターは、前記第1モールドトレーの格子配列に対応する丸刃配列を有し、前記丸刃配列を通じて各前記第1管体の頂端の前記高透過性紙を円形の封止フィルムにカットし、前記丸刃配列内の丸刃の内径は前記第1管体の外径より大きく、前記プッシュピンモールドプレートは前記第1モールドトレーの格子配列に対応するプッシュピンアレイを有し、前記プッシュピンアレイ内のプッシュピンの外径は前記第2管体の内径より小さく前記第1管体の内径より大きく、前記プッシュピンアレイ内の前記プッシュピンの長さは前記フィルタ体の長さより長いことを特徴とする、請求項7に記載の非燃焼加熱式タバコ用カートリッジの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、非燃焼加熱式タバコ製品の技術分野に関し、特に、非燃焼加熱式タバコ用カートリッジ及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
非燃焼加熱式タバコ製品は、加熱器及びタバコ用カートリッジを組み合わせた新規製品で、煙草を含まない煙生成材料を用いて、加熱する際に従来の煙草に類似する煙を発生することができる。
【0003】
一般に非燃焼加熱式タバコ用カートリッジには、煙生成セクション、支持部材及び過渡段の少なくとも3つのセクションを備え、支持部材は通常、柱状隔離体を用いる。例えば特許文献1では、順番に配置された第1支持ユニットと、煙生成ユニットと、第2支持ユニットと、冷却ユニットと、フィルタユニットとを備え、前記第1支持ユニットは内部に波状体を有する支持柱と、支持柱を覆う第1被覆層とを備え前記第1被覆層は支持柱を外被し、支持柱内の隣り合う波状体間に間隔がある非燃焼加熱式タバコを開示している。このような支持柱は、外被層の方法を用いるため、製造に不便で、このような支持柱はシート又はフィラメント状の煙生成体には適しているが、顆粒状の煙生成体を用いた時、詰まりが発生しやすくなっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
中国特願第202111555580.7号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、煙生成体の固定に便利で、作製も容易で、構造がコンパクトで、空気の流れがスムーズな非燃焼加熱式タバコ用カートリッジ及びその製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
外管体と、外管体の両端にそれぞれ充填されたフィルタ体と煙生成体とを備えた非燃焼加熱式タバコ用カートリッジであって、前記外管体内に内管体が装着され、前記内管体の少なくとも一端は高透過性紙製フィルムで封止され、前記内管体はフィルタ体と煙生成体との間に設けられ、前記内管体の高透過性紙製フィルムの封止部を有する端は煙生成体と隣り合い、前記高透過性紙製フィルムは煙生成体から発生した煙を透過して内管体の空洞を通ってフィルタ体に送ることができる。
【0007】
好ましくは、前記内管体の両端は、前記フィルタ体と前記煙生成体にそれぞれ当接して、前記フィルタ体と前記煙生成体を外管体の両端の所定位置にそれぞれ固定する。
【0008】
好ましくは、前記内管体、前記フィルタ体及び前記煙生成体は、軸方向に沿って互いに繋がり、前記内管体、前記フィルタ体及び前記煙生成体の長さの和は外管体の全長と基本的に同じである。
【0009】
いくつかの好ましい手段において、前記内管体の外径は、前記外管体の内径より0.1mm~0.2mm小さい。
【0010】
好ましくは、前記内管体の両端は、高透過性紙製フィルムで封止され、前記外管体の煙生成体を充填する端には高透過性紙製フィルムでパッケージされ、前記外管体はタバコ用カートリッジの最外部である。
(【0011】以降は省略されています)

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