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公開番号2025085097
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-04
出願番号2025031189,2019130989
出願日2025-02-28,2019-07-16
発明の名称包装用容器
出願人リスパック株式会社
代理人弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
主分類B65D 65/40 20060101AFI20250528BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】易開封性を付加すると共に、熱成形により成形しても防曇性を損なわない包装用容器を提供する。
【解決手段】
包装用容器(1)は、容器本体(2)及び蓋体(3)を有し、容器本体(2)は、容器本体基材層(21)及び容器本体基材層(21)の内面に設けられた易開封層(22)を含み、蓋体(3)は蓋体基材層(31)を含み、蓋体基材層(31)の内面は、防曇剤を塗布することにより防曇処理されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
容器本体及び蓋体を有し、
前記容器本体は、容器本体基材層及び前記容器本体基材層の内面に設けられた易開封層を含み、
前記蓋体は蓋体基材層を含み、前記蓋体基材層の内面は、防曇剤を塗布することにより防曇処理されていることを特徴とする、包装用容器。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記防曇剤が、HLB=10~20のショ糖脂肪酸エステルと水溶性アクリルポリマーとを混合してなることを特徴とする、請求項1に記載の包装用容器。
【請求項3】
前記易開封層が、ポリエチレン系又はポリプロピレン系のシーラントフィルム層を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の包装用容器。
【請求項4】
前記易開封層は、ポリエステル系樹脂層と、該ポリエステル系樹脂層の内面に設けられたシーラントフィルム層と、を有することを特徴とする、請求項3に記載の包装用容器。
【請求項5】
前記容器本体基材層及び前記蓋体基材層がポリエステル系樹脂層であることを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載の包装用容器。
【請求項6】
前記蓋体基材層の内面をコロナ放電処理又はアンカーコート処理した後に、前記防曇処理がされていることを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載の包装用容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、易開封性を付加すると共に、熱成形により成形しても防曇性を損なわない包装用容器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の透明性の高い樹脂を熱成形して得られる透明な包装用容器が知られている。このような包装用容器は、例えば、各種の食品を収容して市場に流通させるための食品包装用容器として多用されている。このような包装用容器は通常、容器本体と、該容器本体を被覆する蓋体で構成される。
【0003】
一般に包装用容器では、外部の異物が容器本体内に侵入することを防ぐために、容器本体と蓋体との優れたシール性が求められる。その一方、使用時には容易に収容物を取り出すことができる易開封性が求められている。従来、易開封性を付加するために、蓋用のシートにピール材をグラビアコートした包装用容器が知られている。特許文献1には、容器本体と蓋体とを有し、容器本体に収容された収容物を、蓋体を被せた状態で加熱する容器において、容器本体及び蓋体の少なくとも一方に、容器本体と蓋体とを接着して密閉すると共に、接着を容易に剥がすことができるシール層を形成した容器が開示されている。
【0004】
従来、易開封性の包装用容器の多くは落とし蓋であり、収容物として昆布、古漬、浅漬が多かった。このような落とし蓋の容器では収容物と蓋体とのスペースが狭いため、包装容器に防曇性が必要とされていなかった。
【0005】
近年では収容物が種々であることから、作業性及び密封性向上、並びにガス置換包装のために、トップシールも採用されている。しかし、近年は収容物のボリューム感及び鮮度感を演出することが求められるところ、トップシールでは、ボリューム感及び鮮度感を維持し難い。よって、かかる問題を解決するため、盛り上がり蓋を用いた包装用容器が採用されている。しかし、盛り上がり蓋は、落とし蓋と比べて収容物と蓋体とのスペースが広く、容器内の水蒸気が蓋体内面に凝結して「曇り」が生じ易い。そのため、包装用容器において、ヒートシール性及び易開封性に加えて、透明性及び防曇性が求められている。
【0006】
特許文献2には、ポリオレフィンを主成分とし、防曇剤を含まないラミネート層(A)、ポリオレフィン及び防曇剤を含有する中間層(B)、酸変性ポリオレフィンを主成分とする接着層(C)、ポリエステル系樹脂及び防曇剤を含有するヒートシール層(D)とが、(A)/(B)/(C)/(D)の順で積層されてなる防曇性多層フィルムを含む積層体と、該積層体を用いた包装材が開示されている。
【0007】
特許文献3には、容器本体の口縁部上面に接着剤を塗布して接合層を形成しておき、容器本体との接合側に防曇剤層を形成してある蓋体を容器本体に被蓋し、容器本体の上記接合層の接着部との接着にて、蓋体の防曇剤層のうち容器本体との接合部分を溶融除去し、上記接合層の加熱溶融による接着作用にて、蓋体を容器本体に接合する容器の密封方法が開示されている。
【0008】
特許文献4には、延伸ポリスチレンフィルム面に界面活性剤よりなる防曇層、更にその上に少なくともヒートシール部に相当する部分に熱可塑性樹脂によるヒートシール剤層を順に設けてなる防曇性包装フィルムが開示されている。特許文献5には、ショ糖脂肪酸エステルとアクリル系ポリマーを含有する防曇剤を塗布したポリエステル積層体からなる成形体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2003-231540号公報
特許第5804339号公報
特公平6-51483号公報
特開平6-171035号公報
特開2003-253241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
包装用容器は通常、透明な樹脂シートを熱成形することにより形成されるところ、防曇剤を含む樹脂シートを高温で熱成形したり、高温でヒートシールすれば、その熱で透明性、防曇性、ヒートシール性及び易開封性を損なうことになる。
(【0011】以降は省略されています)

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