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公開番号2025084933
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2025032919,2023523145
出願日2025-03-03,2021-10-12
発明の名称ペットフード組成物
出願人ヒルズ・ペット・ニュートリシャン・インコーポレーテッド
代理人弁理士法人山崎国際特許事務所,個人,個人,個人,個人
主分類A23K 20/158 20160101AFI20250527BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】本明細書には、ペットフード組成物およびそれを使用するための方法が記載されている。
【解決手段】こうした組成物は、可溶性繊維と、リノレン酸対脂肪酸の特定の比とを含みうる。方法は、有効量のペットフード組成物をペットに給餌することを含んでもよい。方法は、可溶性繊維とリノレン酸対脂肪酸の特定の比とを含む有効量のペットフード組成物を給餌することを含む、コンパニオンアニマルの除脂肪量を増加させることを含みうる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ペットフード組成物であって、
3~10重量%の量で存在する可溶性繊維と、 30~40重量%の量で存在するタンパク質と、
1~5重量%の量で存在する粗繊維と、
リノレン酸を含む一つ以上の脂肪酸と、を含むとともに、全食物繊維が、10~18重量%の量で存在し、
前記ペットフード組成物が、0.3~1のリノレン酸対全18炭素多価不飽和脂肪酸重量比を有する、
すべての重量割合が前記ペットフード組成物に基づく、ペットフード組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年10月14日に出願された米国仮特許出願第63/091,513号の優先権の利益を主張するものであり、これにより、その内容は参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 3,600 文字)【背景技術】
【0002】
肥満はペットにとって深刻な健康上の脅威である。ペット肥満予防協会(APOP)の2019年の調査によると、米国におけるネコとイヌの肥満率は、それぞれ59.5%と55.8%であった。糖尿病、変形性関節炎、心血管系疾患、皮膚障害、および寿命の減少などの他の疾患は、肥満との併存状態とみなされる(Phillips et al. 2017; German AJ. 2006, 2016; Tarkosova et al. 2016)。
【0003】
飼育動物の健康は、その給餌と密接に関係している。正しい給餌は、元気で健康なペットをもたらすはずである。正しい給餌を達成するために、動物に有益な効果をもたらす特定の成分およびそれら成分の濃度を利用しうる。こうした有益な効果には、脂肪量の減少、除脂肪量の増加、または血中トリグリセリドおよび赤血球分布幅(RDW)の減少などの臨床的なパラメータの改善が含まれうる。
【0004】
したがって、例えば動物の除脂肪量を増加させることによって、肥満動物に有益に影響を与えうるペットフード組成物を提供することが望ましい。
【発明の概要】
【0005】
この概要は、本開示の一つ以上の実施の一部の態様の簡略化された要約を単に紹介することを意図するものである。本開示が適用可能であるさらなる領域は、本明細書で以下に提供される「発明を実施するための形態」から明らかになるであろう。この概要は広範な概説ではなく、本教示の鍵となる要素または重要な要素を特定することも意図しておらず、本開示の範囲を説明することも意図していない。むしろ、その目的は、以下の詳細な説明の前置きとして、一つ以上の概念を簡略化された形式で提示することに過ぎない。
【0006】
出願人は、ペットフード組成物の中で特定の成分を利用することが、効果的な健康上の利益をもたらすことを発見した。一態様では、健康上の利益は、動物の除脂肪量を増加させることであってもよい。別の態様では、健康上の利益は、肥満動物の除脂肪量を増加させることであってもよい。別の態様では、健康上の利益は、イヌの除脂肪量を増加させることであってもよい。したがって、一態様では、本発明は、可溶性繊維と、特定のリノレン酸対脂肪酸質量比とを含むペットフード組成物である。
【0007】
少なくとも一つの実施形態では、本発明は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて約0.5%以上の量で存在する可溶性繊維と、約0.39以上のリノレン酸対全18炭素多価不飽和脂肪酸((リノレン酸):(全18炭素多価不飽和脂肪酸))質量比とを含むペットフード組成物を対象とする。一部の実施形態では、リノレン酸対全18炭素多価不飽和脂肪酸の比は、約0.3~約1である。一部の実施形態では、リノレン酸対全18炭素多価不飽和脂肪酸の比は、0.3~約0.8である。一部の実施形態では、リノレン酸対全18炭素多価不飽和脂肪酸の比は、約0.3~約0.5である。一部の実施形態では、リノレン酸対全18炭素多価不飽和脂肪酸の比は約0.39である。一部の実施形態では、可溶性繊維は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、約3~約12%の量で存在する。一部の実施形態では、可溶性繊維は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、約3~約10%の量で存在する。一部の実施形態では、可溶性繊維は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、約3.5~約7%の量で存在する。一部の実施形態では、全食物繊維は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、20%未満の量で存在する。一部の実施形態では、全食物繊維は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、約10~約20%の量で存在する。一部の実施形態では、全食物繊維は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、約10~約18%の量で存在する。一部の実施形態では、全食物繊維は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、約15~約18%の量で存在する。一部の実施形態では、水分は、ペットフード組成物の重量に基づいて、約5~約15%の量で存在する。一部の実施形態では、水分は、ペットフード組成物の重量に基づいて、約8~約13%の量で存在する。一部の実施形態では、水分は、ペットフード組成物の重量に基づいて、約9~約11%の量で存在する。一部の実施形態では、組成物は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、約25%~約40%の量で存在するタンパク質を含む。一部の実施形態では、組成物は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、約30%~約40%の量で存在するタンパク質を含む。一部の実施形態では、組成物は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、約30%~約35%の量で存在するタンパク質をさらに含む。一部の実施形態では、組成物は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、約7%の量の亜麻仁と、約4.4%の量のライ麦の実とを含む。一部の実施形態では、組成物はキブルである。
【0008】
さらなる実施形態において、本発明は、コンパニオンアニマルにおいて肥満の症状を治療、予防、または改善するための方法であって、有効量の上記実施形態のいずれか一つによる組成物を、それを必要とするコンパニオンアニマルに給餌することを含む、方法を対象とする。特定の実施形態では、コンパニオンアニマルはイヌである。
【0009】
他の実施形態では、本発明は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて約0.5%以上の量で存在する可溶性繊維と、約0.39以上のリノレン酸対全18炭素多価不飽和脂肪酸の比とを含む、有効量のペットフード組成物を給餌することを含むコンパニオンアニマルの除脂肪量を増加させるための方法を対象とする。一部の実施形態では、リノレン酸対全18炭素多価不飽和脂肪酸の比は、約0.3~約1である。一部の実施形態では、リノレン酸対全18炭素多価不飽和脂肪酸の比は、0.3~約0.8である。一部の実施形態では、リノレン酸対全18炭素多価不飽和脂肪酸の比は、約0.3~約0.5である。一部の実施形態では、リノレン酸対全18炭素多価不飽和脂肪酸の比は約0.39である。一部の実施形態では、可溶性繊維は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、約3~約12%の量で存在する。一部の実施形態では、可溶性繊維は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、約3~約10%の量で存在する。一部の実施形態では、可溶性繊維は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、約3.5~約7%の量で存在する。一部の実施形態では、全食物繊維は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、20%未満の量で存在する。一部の実施形態では、全食物繊維は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、約10~約20%の量で存在する。一部の実施形態では、全食物繊維は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、約10~約18%の量で存在する。一部の実施形態では、全食物繊維は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、約15~約18%の量で存在する。一部の実施形態では、水分は、ペットフード組成物の重量に基づいて、約5~約15%の量で存在する。一部の実施形態では、水分は、ペットフード組成物の重量に基づいて、約8~約13%の量で存在する。一部の実施形態では、水分は、ペットフード組成物の重量に基づいて、約9~約11%の量で存在する。一部の実施形態では、組成物は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、約25%~約40%の量で存在するタンパク質を含む。一部の実施形態では、組成物は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、約30%~約40%の量で存在するタンパク質を含む。一部の実施形態では、組成物は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、約30%~約35%の量で存在するタンパク質を含む。一部の実施形態では、組成物は、ペットフード組成物の乾燥重量に基づいて、約7%の量の亜麻仁と、約4.4%の量のライ麦の実とを含む。一部の実施形態では、ペットフード組成物はキブルである。一部の実施形態では、コンパニオンアニマルはイヌである。
【0010】
本発明が適用可能であるさらなる領域は、本明細書で以下に提供される「発明を実施するための形態」から明らかになるであろう。当然のことながら、「発明を実施するための形態」および特定の実施例は、本発明の典型的な実施形態を示しているものの、例示の目的のみを意図していて、本発明の範囲を限定することを意図していない。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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