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公開番号
2025084899
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2025031550,2022539289
出願日
2025-02-28,2020-10-30
発明の名称
マルチリンクのセキュアな再送信のための通信装置および通信方法
出願人
パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ
,
Panasonic Intellectual Property Corporation of America
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
H04L
69/14 20220101AFI20250527BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】マルチリンクのセキュアな再送信のためのデバイスおよび方法を提供すること。
【解決手段】受信側MLDは、カプセル化されたMACプロトコルデータユニット(カプセル化MPDU)を、送信側MLDから第1のリンクで受信する受信部と、追加認証データ(AAD)およびノンスを構築し、前記AADと前記ノンスとを用いて前記カプセル化MPDUをデカプセル化して平文MPDUを取得し、前記AADは、受信側マルチリンクデバイス(MLD)のMACアドレスが設定されたアドレス1(A1)フィールドと、前記送信側MLDのMACアドレスが設定されたアドレス2(A2)フィールドとを含み、前記ノンスは、前記送信側MLDのMACアドレスが設定されたA2フィールドを含む、回路と、を備えている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
受信側マルチリンクデバイス(MLD)であって、
カプセル化されたMACプロトコルデータユニット(カプセル化MPDU)を、送信側MLDから第1のリンクで受信する受信部と、
追加認証データ(AAD)およびノンスを構築し、前記AADと前記ノンスとを用いて前記カプセル化MPDUをデカプセル化して平文MPDUを取得し、前記AADは、受信側マルチリンクデバイス(MLD)のMACアドレスが設定されたアドレス1(A1)フィールドと、前記送信側MLDのMACアドレスが設定されたアドレス2(A2)フィールドとを含み、前記ノンスは、前記送信側MLDのMACアドレスが設定されたA2フィールドを含む、回路と、
を備えている、受信側MLD。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1のリンクにおける前記カプセル化MPDUの受信に失敗した場合、前記受信部は、前記第1のリンクとは異なる第2のリンクで再送されたカプセル化MPDUを受信し、前記再送されたカプセル化MPDUは新しいパケット番号(PN)でカプセル化されたものではない、
請求項1に記載の受信側MLD。
【請求項3】
前記第1のリンクにおける初回送信と、前記第2のリンクにおける再送とで、共通のパケット番号(PN)が用いられる、
請求項2に記載の受信側MLD。
【請求項4】
前記送信側MLDに対応づけられた第1の複数の付属STA(affiliated Station)と一つ以上のリンクを確立することができる第2の複数の付属STAを有する、
請求項1に記載の受信側MLD。
【請求項5】
前記A1フィールドおよびA2フィールドの設定が、前記カプセル化MPDUのCCMP(カウンターモード暗号ブロック連鎖メッセージ認証コードプロトコル)ヘッダフィールドまたはGCMP(ガロア/カウンターモードプロトコル)ヘッダフィールドの一方に示される、
請求項1に記載の受信側MLD。
【請求項6】
複数のリンクに対して共通のパケット番号(PN)が初回送信および再送において使用される、
請求項1に記載の受信側MLD。
【請求項7】
前記カプセル化される前のMPDUを暗号的に保護するために、CCMP(カウンターモード暗号ブロック連鎖メッセージ認証コードプロトコル)またはGCMP(ガロア/カウンターモードプロトコル)の一方が使用される、
請求項1に記載の受信側MLD。
【請求項8】
受信側マルチリンクデバイス(MLD)のための通信方法であって、
カプセル化されたMACプロトコルデータユニット(カプセル化MPDU)を、送信側MLDから第1のリンクで受信し、
追加認証データ(AAD)およびノンスを構築し、前記AADと前記ノンスとを用いて前記カプセル化MPDUをデカプセル化して平文MPDUを取得し、前記AADは、受信側マルチリンクデバイス(MLD)のMACアドレスが設定されたアドレス1(A1)フィールドと、前記送信側MLDのMACアドレスが設定されたアドレス2(A2)フィールドとを含み、前記ノンスは、前記送信側MLDのMACアドレスが設定されたA2フィールドを含む、
通信方法。
【請求項9】
前記第1のリンクにおける前記カプセル化MPDUの受信に失敗した場合、前記第1のリンクとは異なる第2のリンクで再送されたカプセル化MPDUを受信し、前記再送されたカプセル化MPDUは新しいパケット番号(PN)でカプセル化されたものではない、
請求項8に記載の通信方法。
【請求項10】
前記第1のリンクにおける初回送信と、前記第2のリンクにおける再送とで、共通のパケット番号(PN)が用いられる、
請求項9に記載の通信方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、一般には通信装置に関し、より詳細には、マルチリンクのセキュアな送信のための方法および装置に関する。
続きを表示(約 4,100 文字)
【背景技術】
【0002】
今日、通信デバイスは、有線のコンピューティングデバイスと同じ機能をワイヤレスで動作させることが期待されている。例えばユーザーは、自身の無線通信デバイスにストリーミングされる高解像度の映画をシームレスに視聴できることを期待している。これにより、通信デバイスに関する課題と、通信デバイスが無線接続するアクセスポイントに関する課題が生じている。
【0003】
米国電気電子学会(The Institute of Electrical and Electronics Engineers:IEEE)802.11グループは、これらの課題に取り組むため、最近になって超高スループット(EHT:Extreme High Throughput)研究グループを結成した。このような通信のための重要な候補技術として、2.4GHz、5GHz、および6GHzの周波数帯におけるマルチリンク動作が認識されている。複数のリンクにわたるマルチチャネルアグリゲーションは、通信データのスループットを数倍に増やすための自然な方法である。
【0004】
さらに、そのようなIEEE 802.11デバイスでは、データフレーム、個別にアドレス指定される堅牢な管理フレーム、グループアドレス指定される管理フレームに対して、データの機密性、認証、完全性、およびリプレイ保護を提供するために、カウンターモード暗号ブロック連鎖メッセージ認証コードプロトコル(CCMP:Counter Mode Cipher Block Chaining Message Authentication Code Protocol)またはガロア/カウンターモードプロトコル(GCMP:Galois/counter mode protocol)を含む(ただしこれらに限定されない)セキュリティプロトコルが使用される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の非限定的な実施例は、マルチリンクのセキュアな再送信のためのデバイスおよび方法を提供することに資する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
非限定的かつ例示的な一実施形態は、第1の複数の付属(affiliated)STA(Station)とともに動作するように構成された第1のマルチリンクデバイス(MLD)であって、動作時に、第2の複数の付属STAとともに動作するように構成された第2のMLDと、ロバストセキュリティネットワークアソシエーション(RSNA:robust security network association)をセットアップする回路であって、第1の複数の付属STAのSTAと第2の複数の付属STAの対応するSTAとの間に2つ以上のリンクが確立されており、MACプロトコルデータユニット(MPDU:MAC protocol data unit)の暗号カプセル化(cryptographical encapsulation)に使用される追加認証データ(AAD:Additional Authentication Data)およびノンスを構築して、カプセル化されたMPDUを形成する回路であって、AADが、アドレス1(A1)フィールド、アドレス2(A2)フィールド、アドレス3(A3)フィールド、およびシーケンス制御(Sequence Control)(SC)フィールドを含み、ノンスがA2フィールドを含み、AADのSCフィールドがMPDUのSCフィールドに基づく、回路と、動作時に、カプセル化されたMPDUを、最初の送信として第2のMLDに第1のリンクで送信し、最初の送信に失敗したとき、暗号カプセル化を再実行することなく、カプセル化されたMPDUを第2のリンクで再送信する、送信機と、を備えている、第1のマルチリンクデバイス(MLD)、を提供することを容易にする。
【0007】
別の非限定的かつ例示的な実施形態は、マルチリンク通信においてMPDUを再送信する方法であって、第1の複数の付属STAとともに動作するように構成された第1のMLDにおいて、第2の複数の付属STAとともに動作するように構成された第2のMLDと、ロバストセキュリティネットワークアソシエーション(RSNA)をセットアップするステップであって、第1の複数の付属STAのSTAと第2の複数の付属STAの対応するSTAとの間に2つ以上のリンクが確立されている、ステップと、追加認証データ(AAD)およびノンスを構築するステップであって、AADが、アドレス1(A1)フィールド、アドレス2(A2)フィールド、アドレス3(A3)フィールド、およびシーケンス制御(SC)フィールドを含み、ノンスがA2フィールドを含み、AADのSCフィールドがMPDUのSCフィールドに基づく、ステップと、AADおよびノンスを使用してMPDUを暗号的にカプセル化して(cryptographically encapsulating)、カプセル化されたMPDUを形成するステップと、カプセル化されたMPDUを、最初の送信として第1のMLDから第1のリンクで第2のMLDに送信するステップと、最初の送信に失敗したとき、暗号カプセル化を再実行することなく、カプセル化されたMPDUを第2のリンクで再送信するステップと、を含む、方法、を提供することを容易にする。
【0008】
一般的または特定の実施形態は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム、記憶媒体、またはこれらの任意の選択的な組合せ、として実施され得ることに留意されたい。開示された実施形態のさらなる恩恵および利点は、本明細書および図面から明らかになるであろう。恩恵および/または利点は、本明細書および図面の様々な実施形態および特徴によって個別に得ることができ、そのような恩恵および/または利点の1つまたは複数を得るために、すべてが提供される必要はない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
添付の図は、以下の詳細な説明とともに本明細書に組み込まれてその一部を構成しており、様々な実施形態を図解し、本実施形態による様々な原理および利点を説明する役割を果たす。別々の図全体を通じて、類似する参照数字は同一または機能的に類似する要素を指す。
様々な実施形態による、媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(MPDU)をCCMPを使用して処理するステップを示している。
様々な実施形態による、保護されたMPDUの図解を示している。
様々な実施形態による、保護されたMPDUのMACヘッダの図解を示している。
各リンクにおいて別々のPTK(Pairwise Temporal Key)を使用するマルチリンクMPDU送信の図解を示している。
様々な実施形態による、すべてのリンクにおいて単一のPTKを使用するマルチリンクMPDU送信の図解を示している。
様々な実施形態による、暗号化されたMPDUを形成するためのCCMPカプセル化(CCMP encapsulation)処理の図解を示している。
第1の実施形態による、保護されていないMPDUを異なるリンクで再送信する方法の図解を示している。
第1の実施形態による追加認証データ(AAD)フレームの図解を示している。
第1の実施形態によるノンス(Nonce)フレームの図解を示している。
第1の実施形態による、平文MPDUを形成するためのCCMPデカプセル化(CCMP decapsulation)処理の図解を示している。
第1の実施形態による、MPDUの最初の送信のフローチャートを示している。
第1の実施形態による、MPDUの再送信のフローチャートを示している。
第1の実施形態による、MPDUの受信のフローチャートを示している。
第2の実施形態による、保護されたMPDUの図解を示している。
第2の実施形態による、MPDUの受信のフローチャートを示している。
第3の実施形態による、保護されたMPDUの図解を示している。
第3の実施形態による、MPDUの受信のフローチャートを示している。
第4の実施形態による、保護されたMPDUの図解を示している。
第4の実施形態による、MPDUの受信のフローチャートを示している。
第5の実施形態による、暗号化されたMPDUを形成するためのガロア/カウンターモードプロトコル(GCMP)カプセル化処理の図解を示している。
第5の実施形態による、GCMP保護された(GCMP protected)MPDUの図解を示している。
第5の実施形態による、平文MPDUを形成するためのGCMPデカプセル化処理の図解を示している。
様々な実施形態による、すべてのリンクにおいて共通のパケット番号(PN:Packet Number)割り当てを使用するマルチリンクMPDU送信の図解を示している。
様々な実施形態による送信者MLD 2000の概略図を示している。
様々な実施形態による受信者MLD 2100の概略図を示している。
様々な実施形態に係る、マルチリンクのセキュアな再送信の方法を図解したフローチャート2200を示している。
第1から第5の実施形態による、マルチリンクのセキュアな再送信のために実施可能なマルチリンクデバイス2300の付属STAの1つの概略的な部分断面図を示している。
【0010】
図中の要素は、簡潔さおよび明瞭さを目的として示してあり、必ずしも正しい縮尺では描かれていないことが、当業者には理解されるであろう。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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