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公開番号
2025084884
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2025031193,2022175185
出願日
2025-02-28,2019-02-04
発明の名称
四重金属層を有する太陽光制御コーティング
出願人
ビトロ フラット グラス エルエルシー
代理人
弁理士法人浅村特許事務所
主分類
C03C
17/36 20060101AFI20250527BHJP(ガラス;鉱物またはスラグウール)
要約
【課題】所望の可視光透過率(LTA)及び太陽熱利得係数(SHGC)を有する、コーティングされた物品を提供する。
【解決手段】コーティングされた物品は、基材と、第1の誘電体層と、第1の金属層と、第1のプライマー層と、第2の誘電体層と、第2の金属層と、第2のプライマー層と、第3の誘電体層と、第3の金属層と、第3のプライマー層と、第4の誘電体層と、第4の金属層と、第4のプライマー層と、第5の誘電体層と、オーバーコートを含み、少なくとも第1の金属層及び/又は第4の金属層は不連続層である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、
前記基材の少なくとも一部を覆う300Å~525Åの範囲の厚さを有する第1の誘電体層と、
前記第1の誘電体層の少なくとも一部を覆う60Å~150Åの範囲の厚さを有する第1の金属層と、
前記第1の金属層の少なくとも一部を覆う15Å~45Åの範囲の厚さを有する第1のプライマー層と、
前記第1のプライマー層の少なくとも一部を覆う400Å~1000Åの範囲の厚さを有する第2の誘電体層と、
前記第2の誘電体層の少なくとも一部を覆う70Å~250Åの範囲の厚さを有する第2の金属層と、
前記第2の金属層の少なくとも一部を覆う15Å~45Åの範囲の厚さを有する第2のプライマー層と、
前記第2のプライマー層の少なくとも一部を覆う100Å~600Åの範囲の厚さを有する第3の誘電体層と、
前記第3の誘電体層の少なくとも一部を覆う10Å~25Åの範囲の厚さを有する第3の金属層と、
前記第3の金属層の少なくとも一部を覆う15Å~45Åの範囲の厚さを有する第3のプライマー層と、
前記第3のプライマー層の少なくとも一部を覆う250Å~700Åの範囲の厚さを有する第4の誘電体層と、
前記第4の誘電体層の少なくとも一部を覆う60Å~275Åの範囲の厚さを有する第4の金属層と、
前記第4の金属層の少なくとも一部を覆う15Å~45Åの範囲の厚さを有する第4のプライマー層と、
前記第4のプライマー層の少なくとも一部を覆う175Å~450Åの範囲の厚さを有する第5の誘電体層と、
前記第5の誘電体層の少なくとも一部を覆う30Å~60Åの範囲の厚さを有するオーバーコートと、
を含む、反射及び/又は透過において色味付けされた(tinted)外観を有するコーティングされた物品であって、
前記第3の金属層が不連続層であり、
前記コーティングされた物品が0.170~0.200のSHGCを有する、
前記コーティングされた物品。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記第1のプライマー層、前記第2のプライマー層、前記第3のプライマー層及び/又は前記第4のプライマー層が、チタン、ケイ素-アルミニウム合金、ニッケル合金、ニッケルとクロムとを含有する合金、コバルト合金、コバルトとクロムとを含有する合金、銅、アルミニウム、ケイ素、ニッケル-クロム合金、ジルコニウム、それらの混合物及びそれらの合金から選択される、請求項1に記載の物品。
【請求項3】
前記不連続層が銀又は銅を含む、請求項1又は2に記載の物品。
【請求項4】
前記第2の誘電体層又は前記第3の誘電体層が、酸化亜鉛層と、前記酸化亜鉛層を覆うスズ酸亜鉛層とを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の物品。
【請求項5】
前記第3の金属層が、20Å未満の厚さを有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の物品。
【請求項6】
前記物品が、1つの不連続層のみを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の物品。
【請求項7】
30~45のLTA、及び1.50~2.50のLSGを有する、請求項1に記載の物品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2018年2月5日に出願された米国仮特許出願第62/626,332号明細書の優先権を主張し、参照によりその全体を本明細書に組み込む。
本発明は、一般に、4つの金属層を有する太陽光制御コーティングに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
太陽光制御コーティングは、建築用及び車両用の透明材の分野で知られている。これらの太陽光制御コーティングは、車両又は建物に入る太陽エネルギーの量を減少させるために、例えば、太陽赤外線放射又は太陽紫外線放射の範囲では、選択された範囲の電磁放射を遮断又はフィルタリングする。この太陽エネルギー透過率の低下は、車両又は建物の冷却ユニットに対する負荷を軽減するのに役立つ。
【発明の概要】
【0003】
本発明のコーティングは、基材の少なくとも一部を覆うコーティングを含む。コーティングは、少なくとも3つの連続金属層と、少なくとも1つの不連続金属層とを含む。不連続金属層は、コーティングの可視光吸収を増加させ、適切な厚さの誘電体層と組み合わせて、コーティングされた物品に非対称反射率をもたらすこともできる。
本発明のコーティングは、基材の少なくとも一部を覆うコーティングを含む。コーティングは、少なくとも5つの誘電体層と交互になっている少なくとも4つの金属層を含み、金属層のうちの少なくとも1つは、不連続な金属領域を有する不連続金属層を含む。
【0004】
本発明のコーティングされた物品は、基材と、基材の少なくとも一部の上に形成されたコーティングとを含む。コーティングは、基材の少なくとも一部の上に形成された第1の誘電体層と、第1の誘電体層の少なくとも一部の上に形成された第1の金属層と、第1の金属層の少なくとも一部の上に形成された第2の誘電体層と、第2の誘電体層の少なくとも一部の上に形成された第2の金属層と、第2の金属層の少なくとも一部の上に形成された第3の誘電体層と、第3の誘電体層の少なくとも一部の上に形成された第3の金属層と、第3の金属層の少なくとも一部の上に形成された第4の誘電体層と、第4の誘電体層の少なくとも一部の上に形成された第4の金属層と、第4の金属層の少なくとも一部の上に形成された第5の誘電体層と、第3の金属層の少なくとも一部の上に形成された任意の保護層とを含む。金属層のうちの少なくとも1つは不連続層である。例えば、第2の金属層又は第3の金属層は、不連続層であり得る。
【0005】
追加のコーティングされた物品は、基材と、基材の少なくとも一部を覆うコーティングスタックとを含む。コーティングは、基材の少なくとも一部の上に形成された第1の誘電体層を含む。第1の誘電体層は、第1の膜と、第1の膜を覆う第2の膜とを含む。第1の金属層は、第1の誘電体層の上に配置される。任意の第1のプライマー層は、第1の金属層の上に配置される。第2の誘電体層は、任意の第1のプライマー層、又は第1の金属層の上に配置される。第2の誘電体層は、第1の膜と、第1の膜を覆う第2の膜とを含む。場合により、第3の膜が第2の膜の上に配置される。第2の金属層は、第2の誘電体層の上に配置される。第3の誘電体層は、第2の金属層の上に配置される。第3の誘電体層は、第1の膜と、第1の膜を覆う第2の膜とを含む。場合により、第2の膜の上に(第3の誘電体層の)第3の膜を配置することができる。第3の金属層は、第3の誘電体層の上に配置される。第1の膜と第1の膜を覆う第2の膜とを含む第4の誘電体層は、第3の金属層の上に配置される。場合により、第2の膜の上に(第4の誘電体層の)第3の膜を配置することができる。第4の金属層は、第4の誘電体層の上に配置される。任意の第4のプライマー層は、第4の金属層の上に配置される。第1の膜と第1の膜の上に配置された第2の膜とを含む第5の誘電体層は、第4の金属層の上に配置される。金属層のうちの少なくとも1つは、不連続な金属領域を有する不連続層である。例えば、第2の金属層又は第3の金属層は、不連続な金属領域を有する不連続層である。
【0006】
コーティングされた物品を作製する方法であり、基材を提供することを含む。第1の誘電体層は、基材の少なくとも一部の上に適用される。第1の金属層は、第1の誘電体層の少なくとも一部の上に適用される。任意の第1のプライマー層は、第1の金属層の少なくとも一部の上に適用される。第2の誘電体層は、任意の第1のプライマー層、又は第1の金属層の少なくとも一部の上に適用される。第2の金属層は、第2の誘電体層の少なくとも一部の上に適用される。第3の誘電体層は、任意の第2のプライマー層、又は第2の金属層の少なくとも一部の上に適用される。第3の金属層は、第3の誘電体層の少なくとも一部の上に適用される。第4の誘電体層は、任意の第3のプライマー層、又は第3の金属層の少なくとも一部の上に適用される。第4の金属層は、第4の誘電体層の少なくとも一部の上に適用される。第5の誘電体層は、任意の第4のプライマー層、又は第4の金属層の少なくとも一部の上に適用される。金属層のうちの少なくとも1つは、不連続な金属領域を有する不連続層である。例えば、第2の金属層又は第3の金属層は、不連続な金属領域を有する亜臨界金属層(subcritical metallic layer)である。不連続層のすぐ上の任意のプライマーが存在しなくてもよい。
【0007】
本発明の別の実施形態は、建築用透明材である。透明材は、1番表面と2番表面とを有する第1のプライ、及び3番表面と4番表面とを有する第2のプライを有する。本明細書に記載されるように、コーティングは、2番表面又は3番表面の少なくとも一部の上に配置される。
【0008】
本発明の別の実施形態は、建築用透明材を作製する方法である。方法は、1番表面と2番表面とを有する第1のプライ、及び3番表面と4番表面とを有する第2のプライを提供することを含む。第1のプライの2番表面又は第2のプライの3番表面のいずれかは、本明細書に記載されるコーティングを有する。第1のプライ及び第2のプライは、2番表面が3番表面に面し、2番表面と3番表面との間に間隔があるように組み立てられる。間隔にはガスが充填される。
【0009】
本発明は、以下の図面を参照して説明され、同様の参照番号は全体を通して同様の部分を識別する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明のコーティングを有する断熱ガラスユニット(IGU)の側面図(縮尺通りではない)である。
(【0011】以降は省略されています)
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