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公開番号
2025084739
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2025014414,2021549746
出願日
2025-01-30,2020-02-24
発明の名称
二重特異性抗EGFR/C-MET抗体による併用療法及び患者層別化
出願人
ヤンセン バイオテツク,インコーポレーテツド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
39/395 20060101AFI20250527BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】EGFR又はc-Met発現がんを有する対象を治療する医薬組成物を提供する。
【解決手段】EGFR、c-Met、又はEGFR及びc-Metを発現するドナーがん細胞からアクセプタマクロファージ細胞又はアクセプタ単球細胞へのトロゴサイトーシスを誘導する方法において使用するための医薬組成物であって、前記医薬組成物は、二重特異性抗EGFR/c-Met抗体を含み、前記方法は、前記ドナーがん細胞から前記アクセプタマクロファージ細胞又は前記アクセプタ単球細胞へのトロゴサイトーシスを誘導するのに十分な時間、前記ドナーがん細胞を前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体と接触させることを含む、前記医薬組成物が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
EGFR、c-Met、又はEGFR及びc-Met発現がんを有する対象を治療する
方法であって、前記対象におけるマクロファージ活性を強化する薬剤と組み合わせて、治
療的に有効な量の単離二重特異性抗上皮成長因子受容体(EGFR)/肝細胞成長因子受
容体(c-Met)抗体を前記対象に投与することを含む、前記方法。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、
a)EGFRに結合する第1のドメインであって、配列番号1の重鎖相補性決定領域1
(HCDR1)、配列番号2のHCDR2、配列番号3のHCDR3、配列番号4の軽鎖
相補性決定領域1(LCDR1)、配列番号5のLCDR2、及び配列番号6のLCDR
3を含む、第1のドメインと、
b)c-Metに結合する第2のドメインであって、配列番号7のHCDR1、配列番
号8のHCDR2、配列番号9のHCDR3、配列番号10のLCDR1、配列番号11
のLCDR2、及び配列番号12のLCDR3を含む、第2のドメインと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
a)前記EGFRに結合する第1のドメインが、配列番号13の重鎖可変領域(VH)
及び配列番号14の軽鎖可変領域(VL)を含み、
b)前記c-Metに結合する第2のドメインが、配列番号15のVH及び配列番号1
6のVLを含む、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、IgG1アイソタイプである、請求項
1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、配列番号17の第1の重鎖(HC1)
、配列番号18の第1の軽鎖(LC1)、配列番号19の第2の重鎖(HC2)、及び配
列番号20の第2の軽鎖(LC2)を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
マクロファージ活性を強化する前記薬剤が、GM-CSF、抗CD47抗体、HDAC
2阻害剤、PD-(L)1軸阻害剤、又はCD11bアゴニストである、請求項1~5の
いずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記EGFR又はc-Met発現がんが、野生型EGFR、EGFR活性化変異、EG
FR遺伝子増幅、循環HGFのレベルの上昇、野生型c-Met、c-Met活性化変異
、c-Met遺伝子増幅、又は変異体KRASに関連する、請求項1~6のいずれか一項
に記載の方法。
【請求項8】
前記EGFR活性化変異が、L718Q、G719A、G719X(Xは、任意のアミ
ノ酸である)、L861X(Xは、任意のアミノ酸である)、L858R、E746K、
L747S、E749Q、A750P、A755V、V765M、C797S、L858
P、若しくはT790Mの置換、E746~A750の欠失、R748~P753の欠失
、M766とA767との間へのAla(A)の挿入、S768とV769との間へのS
er、Val、及びAla(SVA)の挿入、P772とH773との間へのAsn及び
Ser(NS)の挿入、D761とE762、A763とY764、Y764とY765
、M766とA767、A767とV768、S768とV769、V769とD770
、D770とN771、N771とP772、P772とH773、H773とV774
、V774とC775との間への1つ又は2つ以上のアミノ酸の挿入、EGFRエキソン
20における1つ又は2つ以上の欠失、又はEGFRエキソン20における1つ又は2つ
以上の挿入、あるいはこれらの任意の組み合わせを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記変異体KRASが、G12V、G12C、G12A、若しくはG12Dの置換、又
はこれらの任意の組み合わせを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記対象が、新たに診断されたEGFR、c-Met、又はEGFR及びc-Met発
現がんを有する、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二重特異性抗EGFR/c-Met抗体による併用療法及び患者層別化に関
する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【0002】
(配列表)
本願は、EFS-Webを介して提出された配列表を含み、その全容が参照により本明
細書に組み込まれる。2020年2月13日に作成されたASCIIテキストファイルは
、JBI6051WOPCT1ST25.txtという名前であり、サイズは19キロバ
イトである。
【背景技術】
【0003】
がんにおけるEGFR及びc-Metの両方の個々の役割は十分に確立されているので
、これらの標的は併用療法にとって魅力的なものになっている。いずれの受容体も、同じ
生存及び抗アポトーシス経路(ERK及びAKT)を通してシグナルを伝達し;このため
、この経路対を共に阻害すると、代償経路が活性化される可能性を制限して、それによっ
て全有効性を改善させ得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
再発又は既存の治療薬に対する抵抗性は一般的である。したがって、EGFR又はc-
Met陽性がんなどの疾患のより有効な治療を開発するために、改善された治療薬又は治
療薬と患者層別化バイオマーカーとの組み合わせが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、EGFR又はc-Met発現がんを有する対象を治療する方法であって、対
象におけるマクロファージ活性を強化する薬剤と組み合わせて、治療的に有効な量の単離
二重特異性抗上皮成長因子受容体(EGFR)/肝細胞成長因子受容体(c-Met)抗
体を対象に投与することを含む方法を提供する。
【0006】
本開示はまた、二重特異性抗EGFR/c-Met抗体による治療に応答するEGFR
又はc-Met発現がんを有する対象を診断及び治療する方法であって、対象からの生体
試料を提供することと、生体試料からのマクロファージ又は単球レベルを測定することと
、生体試料からのマクロファージ又は単球レベルが閾値よりも高いとき、対象が、二重特
異性抗EGFR/c-Met抗体による治療に応答するEGFR又はc-Met発現がん
を有すると診断することと、抗EGFR/c-Met抗体による治療に応答すると診断さ
れた対象に、二重特異性抗EGFR/c-Met抗体を投与するか又は投与するために提
供することと、を含む方法も提供する。
【0007】
本開示はまた、EGFR又はc-Met発現がんを有すると疑われるか又は有する対象
を二重特異性抗EGFR/c-Met抗体で治療する方法であって、対象が、閾値よりも
高いマクロファージ又は単球レベルを有すると判定することと、閾値よりも高いマクロフ
ァージ又は単球レベルを有すると判定された対象に、二重特異性抗EGFR/c-Met
抗体を投与するか又は投与するために提供することと、を含む方法も提供する。
【0008】
本開示はまた、二重特異性抗EGFR/c-Met抗体による治療に対するEGFR又
はc-Met発現がんを有する対象の応答を予測する方法であって、対象からの生体試料
を提供することと、生体試料からのマクロファージ又は単球レベルを測定することと、生
体試料からのマクロファージ又は単球レベルが閾値よりも高いとき、対象が応答者である
と予測することと、を含む方法を提供する。
【0009】
本開示はまた、二重特異性抗EGFR/c-Met抗体による治療に応答するEGFR
又はc-Met発現がんを有する対象を治療する方法であって、対象からの生体試料を提
供することと、生体試料からのマクロファージ又は単球レベルを測定することと、生体試
料からのマクロファージ又は単球レベルが閾値よりも高いとき、対象を二重特異性抗EG
FR/c-Met抗体で治療することと、を含む方法も提供する。
【0010】
本開示はまた、EGFR又はc-Met発現がんを有する対象が二重特異性抗EGFR
/c-Met抗体による治療に応答するかどうかを判定し、対象を治療するかどうかを判
断する方法であって、対象からの生体試料を提供することと、生体試料からのマクロファ
ージ又は単球レベルを測定することと、生体試料からのマクロファージ若しくは単球レベ
ルが閾値よりも高いとき、EGFR若しくはc-Met発現がんを有する対象が二重特異
性抗EGFR/c-Met抗体による治療に応答すると診断するか、又は生体試料からの
マクロファージ若しくは単球レベルが閾値よりも低いとき、EGFR若しくはc-Met
発現がんを有する対象が二重特異性抗EGFR/c-Met抗体による治療に応答しない
と診断することと、二重特異性抗EGFR/c-Met抗体による治療に応答すると診断
された二重特異性抗EGFR/c-Met抗体対象を投与するか、又は二重特異性抗EG
FR/c-Met抗体による治療に応答しないと診断された対象に二重特異性抗EGFR
/c-Met抗体を投与することを控えることと、を含む方法も提供する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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