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公開番号
2025084145
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023197788
出願日
2023-11-22
発明の名称
部品取出装置
出願人
トヨタ自動車東日本株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B23P
19/00 20060101AFI20250527BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】積層して配置した部品を容易に分離することができる部品取出装置を提供する。
【解決手段】部品取出装置1は、最下位部品M1から順に取り出すものであり、最下位部品M1をその上に隣接して位置する隣接部品M2と分離する分離手段10を備えている。分離手段10は、最下位部品M1を支持する支持部11と、最下位部品M1と隣接部品M2との間に挿入される駒12と、支持部11と駒12とを一体的に回動させる回動部13とを有している。分離手段10は、支持部11により最下位部品M1を支持し、駒12が最下位部品M1と隣接部品M2との間に挿入されていない基本姿勢と、駒12が最下位部品M1と隣接部品M2との間に挿入され、最下位部品M1が支持部11により支持されない分離姿勢との間で、回動可能とされている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
積層して配置した複数の部品を最下位に位置する最下位部品から順に取り出す部品取出装置であって、
前記最下位部品を支持する支持部と、前記最下位部品とその上に隣接して位置する隣接部品との間に挿入される駒と、前記支持部と前記駒とを一体的に回動させる回動部とを有する分離手段を備え、
前記分離手段は、前記支持部により前記最下位部品を支持し、前記駒が前記最下位部品と前記隣接部品との間に挿入されていない基本姿勢と、前記駒が前記最下位部品と前記隣接部品との間に挿入され、前記最下位部品が前記支持部により支持されない分離姿勢との間で、回動可能とされた
ことを特徴とする部品取出装置。
続きを表示(約 160 文字)
【請求項2】
前記駒は、前記隣接部品の側に、回動基端側から先端側に向かい、隣接部品の方に突出するように傾斜された傾斜面を有することを特徴とする請求項1記載の部品取出装置。
【請求項3】
前記基本姿勢から前記分離姿勢に回動する動作時間を1秒以内であることを特徴とする請求項1記載の部品取出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、積層して配置した部品を下から順に取り出す部品取出装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
製品の組立ラインでは、例えば、部品の取出しに際し、部品置き場に積層して置いてある部品を産業用ロボット等により上から1つずつ取り出している。その際、部品の形状によっては、積層した上下の部品が噛み合って密着し、最上部の部品を持ち上げた時にその下の部品も一緒に持ち上がってしまうことがある。そこで、従来より、最上部の部品とその下の部品とを分離する方法が提案されている。例えば、特許文献1には、最上位部品の一部が当接される当接部と、最上位部品とその下に隣接して位置する隣接部品との間に挿入される爪部と、当接部と爪部とを一体的に回動させる回動部とを備えた部品分離器具が記載されている。この部品分離器具によれば、最上位部品が上方に持ち上げられたときに、最上位部品の一部に当接部が当接して上方に回動し、それに伴い、爪部が回動して最上位部品と隣接部品との間に挿入され、最上位部品と隣接部品とを剥がして分離することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-117572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の部品分離器具では、積層した最上位部品と隣接部品との間の間隔が狭いと、爪部を上手く挿入することができず、最上位部品と隣接部品とを分離することができないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題に基づきなされたものであり、積層して配置した部品を容易に分離することができる部品取出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の部品取出装置は、積層して配置した複数の部品を最下位に位置する最下位部品から順に取り出すものであって、最下位部品を支持する支持部と、最下位部品とその上に隣接して位置する隣接部品との間に挿入される駒と、支持部と駒とを一体的に回動させる回動部とを有する分離手段を備え、分離手段は、支持部により最下位部品を支持し、駒が最下位部品と隣接部品との間に挿入されていない基本姿勢と、駒が最下位部品と隣接部品との間に挿入され、最下位部品が支持部により支持されない分離姿勢との間で、回動可能とされたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、支持部と駒とが一体的に回動する分離手段を備えるようにしたので、基本姿勢においては、支持部により最下位部品と共にその上に積層された複数の部品を支持し、分離姿勢においては、最下位部品と隣接部品との間に駒を挿入することにより噛み込みを剥がし、隣接部品を駒により支持して、最下位部品を落下させることができる。また、最下位部品を落下させた後は、分離手段を分離姿勢から基本姿勢に回動させることにより、隣接部品が支持部の上に落下して最下位部品として支持される。よって、分離手段を基本姿勢と分離姿勢との間で回動を繰り返すことにより、積層して配置した部品を容易に分離して、1つずつ取り出すことができる。
【0008】
また、駒の隣接部品の側に、回動基端側から先端側に向かい、隣接部品の方に突出するように傾斜した傾斜面を設けるようにすれば、隣接部品との摩擦を小さくすることにより、駒を最下位部品と隣接部品との間に容易に挿入することができる。
【0009】
更に、基本姿勢から分離姿勢に回動する動作時間を1秒以内とするようにすれば、回転速度を速くして最下位部品と隣接部品との間に衝撃を与え、最下位部品と隣接部品との噛み込みを容易に剥がすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施の形態に係る部品取出装置の構成を表す図である。
図1に示した部品取出装置の構成を表す他の図である。
図1に示した部品取出装置の動きを表す図である。
図1に示した部品取出装置の動きを表す他の図である。
図3に続く部品取出装置の動きを表す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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