TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025083642
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197128
出願日
2023-11-21
発明の名称
調整装置及びそれを備えた加工装置
出願人
オイレス工業株式会社
代理人
デロイトトーマツ弁理士法人
主分類
B23Q
1/34 20060101AFI20250526BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】第1プレートに対する第2プレートの移動や第2プレートに対する第3プレートの移動を規制できる調整装置及び加工装置を提供する。
【解決手段】調整装置であるアライメントステージ10は、第1方向Yに延びる第1凹面21を有する第1プレート20と、第1凸面31及び第2方向Xに延びる第2凹面32を有する第2プレート30と、第2凸面41を有する第3プレート40と、第2プレート30及び第1プレート20を互いに接続する複数の第1付勢手段と、第3プレート40及び第2プレート30を互いに接続する複数の第2付勢手段とを備え、複数の第1付勢手段及び複数の第2付勢手段のうち少なくとも1つは板ばね60となっている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
対象物を支持又は保持して、基準位置に対する前記対象物の位置及び/又は基準面に対する前記対象物の角度を調整するための調整装置であって、
凹み曲面状をなし且つ第1方向に延びる第1凹面を有する第1プレートと、
前記第1プレートの上方又は下方に配置されると共に、前記第1プレート側に前記第1凹面に沿った形状をなした第1凸面、及び、前記第1プレートとは反対側において凹み曲面状をなし且つ前記第1方向に対して直交する第2方向に延びる第2凹面を有する第2プレートと、
前記第2プレートの上方又は下方に配置されると共に、前記第2プレート側に前記第2凹面に沿った形状をなした第2凸面を有する第3プレートと、
前記第2プレート及び前記第1プレートを互いに接続すると共に、前記第1プレートに対して前記第2プレートが移動、揺動、又は、前記第1移動且つ揺動した場合に、前記第2プレートを前記第1プレートに対する初期位置へ戻すように付勢する複数の第1付勢手段と、
前記第3プレート及び前記第2プレートを互いに接続すると共に、前記第2プレートに対して前記第3プレートが移動、揺動、又は、移動且つ揺動した場合に、前記第3プレートを前記第2プレートに対する初期位置へ戻すように付勢する複数の第2付勢手段とを備え、
複数の前記第1付勢手段及び複数の前記第2付勢手段のうち少なくとも1つは、板ばねであり、該板ばねは、その幅方向が、前記第1プレートに対する前記第2プレートの移動方向に沿うように配置されるか、又は、前記第2プレートに対する前記第3プレートの移動方向に沿うように配置されることを特徴とする調整装置。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
複数の前記第1付勢手段のうち少なくとも1つ、及び、複数の前記第2付勢手段のうち少なくとも1つは、板ばねである請求項1記載の調整装置。
【請求項3】
前記板ばねは、各プレートの平面視において各プレートの外側面から膨出する形状をなした膨出部と、該膨出部の両端から延出し、対応するプレートにそれぞれ固定される一対の固定部とからなる請求項1又は2記載の調整装置。
【請求項4】
前記板ばねは平板状をなしており、その両端部が固定ブラケットを介して対応するプレートにそれぞれ固定されている請求項1又は2記載の調整装置。
【請求項5】
前記第3プレート及び前記第1プレートを互いに接続すると共に、前記第2プレートに対して前記第3プレートが移動、揺動、又は、移動且つ揺動した場合に、前記第1プレートを介して間接的に、前記第3プレートを前記第2プレートに対する初期位置へ戻すように付勢する、複数の第3付勢手段を更に備えており、
複数の前記第1付勢手段、複数の前記第2付勢手段及び複数の前記第3付勢手段のうち少なくとも1つは、板ばねであり、該板ばねは、その幅方向が、前記第1プレートに対する前記第2プレートの移動方向に沿うように配置されるか、又は、前記第2プレートに対する前記第3プレートの移動方向に沿うように配置される請求項1又は2記載の調整装置。
【請求項6】
複数の前記第1付勢手段が前記板ばね及び引張ばねから構成されているか、又は、複数の前記第2付勢手段が前記板ばね及び引張ばねから構成されているか、複数の前記第1付勢手段及び複数の前記第2付勢手段のそれぞれが前記板ばね及び引張ばねから構成されている請求項1又は2記載の調整装置。
【請求項7】
回転駆動される回転工具と、
前記請求項1又は2記載の調整装置とを備え、前記調整装置を前記回転工具により加工されるワークを支持して自動調心するアライメントステージとして利用することを特徴とする加工装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、回転工具により加工されるワークを回転工具に倣わせるためのアライメントステージとして利用可能な調整装置及びそれを備えた加工装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、下記特許文献1には、第1凹面を有する第1プレートと、第1プレート上に配置され第1凸面及び第2凹面を有する第2プレートと、第2プレート上に配置され第2凸面を有する第3プレートと、第2プレート及び第1プレートを互いに接続して第2プレートを第1プレートに対する初期位置へ戻すように付勢する第1付勢手段と、第3プレート及び第2プレートを互いに接続して第3プレートを第2プレートに対する初期位置へ戻すように付勢する第2付勢手段とを備えた、アライメントステージが記載されている。
【0003】
また、第1,第2付勢手段は、線材を巻回してなる巻回部及びその両端に設けられたフック状の係止部からなる、引張ばね(引きばね)となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6825812号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、加工すべきワークの用途や、目的、加工精度等によっては、第1プレートに対する第2プレートの揺動や第2プレートに対する第3プレートの揺動は許容するものの、第1プレートに対する第2プレートの移動や第2プレートに対する第3プレートの移動を規制したい場合がある。
【0006】
この場合、上記特許文献1のアライメントステージでは、第1,第2付勢手段が引張ばねであり、巻回部の軸方向に伸縮変形するのみならず径方向にも変形可能であり、変形の自由度が高いため、第2プレートの、第1プレートに対する移動や、第3プレートの、第2プレートに対する移動は規制できない。
【0007】
したがって、本発明の目的は、第1プレートに対する第2プレートの揺動や第2プレートに対する第3プレートの揺動は許容しながらも、第1プレートに対する第2プレートの移動や第2プレートに対する第3プレートの移動を規制することができる、調整装置及びそれを備えた加工装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の一つは、対象物を支持又は保持して、基準位置に対する前記対象物の位置及び/又は基準面に対する前記対象物の角度を調整するための調整装置であって、凹み曲面状をなし且つ第1方向に延びる第1凹面を有する第1プレートと、前記第1プレートの上方又は下方に配置されると共に、前記第1プレート側に前記第1凹面に沿った形状をなした第1凸面、及び、前記第1プレートとは反対側において凹み曲面状をなし且つ前記第1方向に対して直交する第2方向に延びる第2凹面を有する第2プレートと、前記第2プレートの上方又は下方に配置されると共に、前記第2プレート側に前記第2凹面に沿った形状をなした第2凸面を有する第3プレートと、前記第2プレート及び前記第1プレートを互いに接続すると共に、前記第1プレートに対して前記第2プレートが移動、揺動、又は、前記第1移動且つ揺動した場合に、前記第2プレートを前記第1プレートに対する初期位置へ戻すように付勢する複数の第1付勢手段と、前記第3プレート及び前記第2プレートを互いに接続すると共に、前記第2プレートに対して前記第3プレートが移動、揺動、又は、移動且つ揺動した場合に、前記第3プレートを前記第2プレートに対する初期位置へ戻すように付勢する複数の第2付勢手段とを備え、複数の前記第1付勢手段及び複数の前記第2付勢手段のうち少なくとも1つは、板ばねであり、該板ばねは、その幅方向が、前記第1プレートに対する前記第2プレートの移動方向に沿うように配置されるか、又は、前記第2プレートに対する前記第3プレートの移動方向に沿うように配置されることを特徴とする。
【0009】
上記発明によれば、複数の第1付勢手段及び複数の第2付勢手段のうち少なくとも1つは、板ばねであり、その幅方向が、前記第1プレートに対する前記第2プレートの移動方向に沿うように配置されるか、又は、前記第2プレートに対する前記第3プレートの移動方向に沿うように配置されているので、第2プレートや第3プレートの、板ばねの幅方向に沿った方向の移動を規制することができ、第1プレートに対する第2プレートの揺動や第2プレートに対する第3プレートの揺動は許容しながらも、第1プレートに対する第2プレートの移動や第2プレートに対する第3プレートの移動を規制することができる。
【0010】
本発明の調整装置においては、複数の前記第1付勢手段のうち少なくとも1つ、及び、複数の前記第2付勢手段のうち少なくとも1つは、板ばねであるとしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
タップ
28日前
個人
加工機
22日前
麗豊実業股フン有限公司
ラクトバチルス・パラカセイNB23菌株及びそれを筋肉量の増加や抗メタボリック症候群に用いる用途
15日前
日東精工株式会社
ねじ締め機
7日前
日東精工株式会社
ねじ締め機
1か月前
株式会社不二越
ドリル
1か月前
株式会社不二越
ドリル
21日前
日東精工株式会社
多軸ねじ締め機
1か月前
株式会社FUJI
工作機械
1か月前
株式会社ダイヘン
多層盛り溶接方法
1か月前
日進工具株式会社
エンドミル
1か月前
エフ・ピー・ツール株式会社
リーマ
1か月前
株式会社アンド
半田付け方法
21日前
株式会社アンド
半田付け方法
21日前
株式会社FUJI
チャック装置
2か月前
村田機械株式会社
レーザ加工機
8日前
トヨタ自動車株式会社
接合方法
1か月前
ブラザー工業株式会社
工作機械
1か月前
株式会社トヨコー
被膜除去方法
9日前
村田機械株式会社
レーザ加工機
8日前
ブラザー工業株式会社
工作機械
1か月前
株式会社プロテリアル
金属箔の溶接方法
1か月前
ビアメカニクス株式会社
レーザ加工装置
1か月前
株式会社コスメック
クランプ装置
2か月前
株式会社ダイヘン
溶接装置
1か月前
株式会社不二越
超硬合金製ドリル
1か月前
大肯精密株式会社
自動送り穿孔機
1か月前
株式会社コスメック
クランプ装置
2か月前
株式会社不二越
管用テーパタップ
1か月前
オーエスジー株式会社
ドリル
2か月前
株式会社不二越
スカイビングカッタ
1か月前
株式会社不二越
通り穴加工用タップ
1か月前
個人
管の切断装置及び管の切断方法
1か月前
トヨタ自動車株式会社
レーザ加工機
2か月前
日東精工株式会社
はんだこて先の製造方法
23日前
株式会社ダイヘン
非消耗電極アーク溶接方法
1か月前
続きを見る
他の特許を見る