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公開番号
2025083510
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2025040839,2021120110
出願日
2025-03-14,2021-07-21
発明の名称
制流弁
出願人
コスモ工機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16K
43/00 20060101AFI20250523BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】流体管内部の安定した密封状態を達成できる制流弁を提供する。
【解決手段】弾性変形可能なシール部材15を有する弁体11と、弁体11を進退移動させる進退機構13と、を備える制流弁10であって、シール部材15は、流体管1の内径よりも小径の貫通孔1aに挿通可能な幅狭に形成され、少なくとも流体管1の内周面1bに沿って膨出し、流体管1を密封状に遮断するようになっている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
弾性変形可能なシール部材を有する弁体と、前記弁体を進退移動させる進退機構と、を備える制流弁であって、
前記シール部材は、流体管の内径よりも小径の貫通孔に挿通可能な幅狭に形成され、少なくとも前記流体管の内周面に沿って膨出し、前記流体管を密封状に遮断するようになっていることを特徴とする制流弁。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記貫通孔及び前記シール部材の最大幅は、前記流体管の内径に対し少なくとも50%を超える比率で設定されていることを特徴とする請求項1に記載の制流弁。
【請求項3】
前記貫通孔及び前記シール部材の最大幅は、前記流体管の内径に対し55%以上で65%以下の範囲で設定されていることを特徴とする請求項1に記載の制流弁。
【請求項4】
前記シール部材は、該シール部材の内側に進退方向に延びる凹部を画成しており、
前記シール部材に対して移動可能に前記凹部内に配置され、前記シール部材の外方への膨出を誘導する誘導体を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の制流弁。
【請求項5】
前記誘導体は、前記進退機構を固定するためのケースに対して前記進退方向に移動可能かつ、前記ケースに対して固定可能であることを特徴とする請求項4に記載の制流弁。
【請求項6】
前記凹部の底部に、前記誘導体の誘導部を収納する収納部が形成されていることを特徴とする請求項4または5に記載の制流弁。
【請求項7】
前記凹部は、前記誘導体の後退方向側において、広く拡張されている拡張域を有していることを特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載の制流弁。
【請求項8】
前記誘導体は、該誘導体の後退方向に向かって先細り形状を有していることを特徴とする請求項4ないし7のいずれかに記載の制流弁。
【請求項9】
前記シール部材は、前記凹部が前記進退方向に亘って厚み方向に貫通しており、前記厚み方向の少なくとも下流側には、当該凹部を密封する板材が配置されていることを特徴とする請求項4ないし8のいずれかに記載の制流弁。
【請求項10】
前記シール部材は、平坦な板状であることを特徴とする請求項4ないし9のいずれかに記載の制流弁。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、流体管の内部を密封するための制流弁に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
水やガス等が流れる既設の管路を構成する流体管は、経年劣化や新たな分岐路を形成する際に、既設の流体管の一部を新たな流体管に変更する場合がある。このような場合、例えば、既設の流体管の管軸方向に離間して2つの制流弁を取付け、各制流弁の弁体により流体管の所定区間の流体の流れを遮断するとともに、所定区間をバイパス管で迂回して連通させ、バイパス管により流体管内の流体の流れを止めずに、所定区間の一部を新たな流体管に交換する不断流工法が一般的に行われている。
【0003】
例えば、特許文献1の制流弁は、弾性変形可能なシール部材を有する弁体と、弁体を進退動作させるための進退機構と、から主に構成されている。進退機構により弁体のシール部材を流体管に形成された貫通孔を通じて挿入し、シール部材の底部が流体管の内周面に当接した後、さらに進退機構により弁体を流体管に向かって移動させることで、シール部材は弾性変形前の状態から順次押圧され、流体管の内周面に向かって外径方向に膨出するように弾性変形する。これにより、流体管の内部を密封して流路を遮断することが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実願昭56-1138272号(実開昭58-44589号)のマイクロフィルム(第1頁、第1図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような特許文献1の制流弁にあっては、弾性変形前のシール部材はU字の板状であり内部に凹部を画成しているため、弁体を膨出させるにあたって進退機構に必要な駆動力を小さくすることができる。ところで、弾性変形前のシール部材と、流体管の内周面との間の隙間が広い場合には、シール部材をその進退方向に長尺とすることで隙間を埋めるための膨出代を確保することが考えられるが、特に貫通孔近傍では弁体が押し込まれる方向に対して略直交方向や当該方向よりもさらに貫通孔側に傾斜した方向にシール部材を膨出させることが困難であった。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、流体管内部の安定した密封状態を達成できる制流弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、本発明の制流弁は、
弾性変形可能なシール部材を有する弁体と、前記弁体を進退移動させる進退機構と、を備える制流弁であって、
前記シール部材は、該シール部材の内側に進退方向に延びる凹部を画成しており、
前記シール部材に対して移動可能に前記凹部内に配置され、前記シール部材の外方への膨出を誘導する誘導体を有することを特徴としている。
この特徴によれば、進退機構により押圧されるシール部材が膨出するにあたって、流体管内に押し込められるシール部材に対して相対移動可能に配置されている誘導体によって、貫通孔近傍に移動してきたシール部材の一部を、弁体が押し込まれる方向に対して略直交方向や当該方向よりもさらに貫通孔側に傾斜した方向にシール部材を適切に膨出させることができる。これにより、弾性変形前のシール部材と、流体管の内周面との間の隙間が広い場合であっても、膨出代により進退方向の寸法が長尺であるシール部材を用いることで、流体管の内部を安定した密封状態とすることできる。
【0008】
前記誘導体は、前記進退機構を固定するためのケースに対して前記進退方向に移動可能かつ、前記ケースに対して固定可能であることを特徴としている。
この特徴によれば、貫通孔の近傍に誘導体を移動配置させた状態で、ケースに対して相対移動不能に固定することで、容易にシール部材を誘導体に対して相対移動させることができる。
【0009】
前記凹部の底部に、前記誘導体の誘導部を収納する収納部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、凹部の底部に形成された収納部に誘導体を収納した状態で、弁体を流体管内に挿入することができる。
【0010】
前記凹部は、前記誘導体の後退方向側において、広く拡張されている拡張域を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、シール部材が流体管に押し込まれ、移動するにあたって、シール部材において拡張域を画成している部分が誘導体に接触しにくくなるため、摩擦を低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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