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公開番号2025083343
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2025018367,2020142492
出願日2025-02-06,2020-08-26
発明の名称リアルタイムサンプリングシステム
出願人ジャイラスエーシーエムアイインクディー/ビー/エーオリンパスサージカルテクノロジーズアメリカ
代理人個人,個人,個人
主分類A61B 1/018 20060101AFI20250523BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】内視鏡の遠位端を越えて処置をリアルタイムで見ることを可能にするためのデバイス及びシステムを提供する。
【解決手段】例示的なデバイスは、少なくとも2つの内腔を有するシース及びハンドルを含む。ハンドルは、内視鏡の近位端に接続するコネクタと、コネクタの近位端に回転可能に接続するシャフト部分と、シャフト部分によって摺動可能に受容されるマニホールドとを含む。マニホールドはシースに接続し、シース内へのラジアル式超音波プローブ及び医療用道具の挿入を可能にする。マニホールドの停止デバイスは、不測のニードルの展開を回避する。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項１】
デバイスであって、
第１の内腔と第２の内腔とを備えるシースと、
ハンドルと、を備え、前記ハンドルは、
内視鏡の近位端に接続可能なコネクタと、
前記コネクタの近位端に回転可能に接続されているシャフト部分と、
前記シャフト部分によって摺動可能に受容されているマニホールドと、を備え、前記マニホールドは、
前記シースに接続可能な遠位端であって、前記遠位端は、前記ハンドルの長手方向軸と整列されかつ前記第１の内腔に接続可能な第１のマニホールド内腔と、前記長手方向軸と整列されかつ前記第２の内腔に接続可能な第２のマニホールド内腔と、を含む、遠位端と、
前記第１のマニホールド内腔の近位端に接続されているプローブポートであって、超音波プローブを受容するように構成されている、プローブポートと、
前記長手方向軸に対して角度付けられて前記第２のマニホールド内腔の近位端に接続されている角度付きポートであって、サンプリングニードルを受容しかつ前記サンプリングニードルを前記第２のマニホールド内腔内にガイドするように構成されている、角度付きポートと、
前記角度付きポート内に配設されている安全機構であって、所定の閾値を下回る医療用道具ハンドルシャフトの遠位運動を阻むように構成されている、安全機構と、を備える、デバイス。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記安全機構は、前記角度付きポートに接続されているキーイング機構を含み、前記キーイング機構は、医療用道具アクチュエータを前記ハンドル内で固定される、請求項１に記載のデバイス。
【請求項３】
前記安全機構は、前記角度付きポート上に接続可能な第１のキー溝を含む、請求項１に記載のデバイス。
【請求項４】
前記安全機構は、前記角度付きポートの近位端の内側半径内かつ前記第１のキー溝内に配設される第２のキー溝を含む、請求項３に記載のデバイス。
【請求項５】
前記第２のキー溝は、前記第１のキー溝に対して回転方向にオフセットされている、請求項４に記載のデバイス。
【請求項６】
前記安全機構は、前記医療用道具アクチュエータの遠位端に配設されたキーイングピンを受容するように構成されている、請求項４に記載のデバイス。
【請求項７】
前記安全機構は、第１の回転方向配向において前記第１のキー溝を通して前記キーイングピンを受容し、かつ第２の回転方向配向において前記第２のキー溝を通して前記キーイングピンを受容する、請求項６に記載のデバイス。
【請求項８】
前記安全機構は、前記第１のキー溝と前記第２のキー溝との間に配設されている分割されたＯリングを含み、かつ前記角度付きポートへの前記医療用道具アクチュエータの完全な挿入に際してフィードバックを提供するように構成されている、請求項４に記載のデバイス。
【請求項９】
マニホールド装置であって、前記マニホールド装置は、内視鏡器具に接続しかつの撮像プローブ及びサンプリングニードルの導入を可能にするように構成されており、前記マニホールドは、
第１のマニホールド内腔の近位端に接続されているプローブポートであって、前記撮像プローブを受容するように構成されている、プローブポートと、
前記第１のマニホールド内腔に対して整列されている長手方向軸に対して角度付けられて第２のマニホールド内腔の近位端に接続されている角度付きポートであって、前記サンプリングニードルを受容しかつ前記サンプリングニードルを前記第２のマニホールド内腔内にガイドするように構成されている、角度付きポートと、
前記角度付きポート内に配設されている安全機構であって、所定の閾値を下回るサンプリングニードルアクチュエータのシャフトの遠位運動を阻むように構成されている、安全機構と、を備える、マニホールド装置。
【請求項１０】
前記安全機構は、前記角度付きポート上に接続可能な第１のキー溝を含む、請求項９に記載のデバイス。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【背景技術】
【０００１】
このセクションにおける記述は、単に、本開示に関する背景情報を提供し、先行技術を構成しない場合もある。
続きを表示（約 1,700 文字）【０００２】
末梢性肺腫瘍の、超音波による視覚化及びサンプリングのために現在利用可能な道具は、移動範囲及び診断能力が制限されている。通常、末梢サンプリング中、ガイドシースは、気管支鏡を通って送り込まれ、気管支鏡の届く範囲を越えて遠くまで延ばされるため、ガイドシースの遠位端は見えない。ラジアル式気管支内超音波（ＥＢＵＳ）ミニプローブは、ガイドシースを最初に通過して螺合され、腫瘍のおおよその位置を測定するために使用される。
【０００３】
残念ながら、（気道周辺を中心とする腫瘍に対向するものとして）気道の片側から離れて位置する末梢性腫瘍は、現在のラジアル式ＥＢＵＳ技術の制限によって、部分的には診断率が実質的に低く、これにより、オペレータは、プローブからの深さを認識できるが、腫瘍の方向を認識できない。サンプリングニードルは、カテーテルの長さから軸外に延びる必要があり、それ故に、ニードル及びサンプリング対象の回転配向に関する知識が必要とされる。ラジアル式超音波プローブは、病変に対するニードルの配向を示さない。ラジアル式超音波画像は、使用者が病変を確認できる３６０°画像であるが、使用者は、ニードルが病変を指しているのか否かを識別することができない。
【発明の概要】
【０００４】
本発明は、デバイスを移送するために使用され得る内視鏡の視野範囲を超えて、患者の組織試料又は薬物送達処置のリアルタイム観察を可能にするためのデバイスを提供する。
【０００５】
例示的なデバイスは、少なくとも２つの内腔を有するシース及びハンドルを含む。ハンドルは、内視鏡の近位端に接続するコネクタと、コネクタの近位端に回転可能に接続するシャフト部分と、シャフト部分によって摺動可能に受容されるマニホールドと、を含む。マニホールドは、シースに接続する遠位端を含む。遠位端は、少なくとも２つの内腔を含み、各内腔は、接続されたシースの少なくとも２つの内腔のそれぞれの１つと整列する長手方向軸を有する。マニホールドはまた、遠位端のうちの１つの長手方向軸と一致する長手方向軸を有する第１の近位ポートと、遠位端の２つの内腔のうちの第２の内腔の長手方向軸に対して角度関係にある長手方向軸を含む第２の近位ポートと、を含む。第１の近位ポートは、ラジアル式超音波プローブを受容し、第２の近位ポートは医療用道具を受容する。第２の近位ポートは、医療用道具が遠位端の２つの内腔のうちの第２の内腔を通過することを可能にする。
【０００６】
一態様では、医療用道具はニードルを含む。アクチュエータは、ニードルの近位端に接続する遠位端と、吸引源に接続する近位端と、を含む。
【０００７】
別の態様では、シャフト部分は、シャフト部分内のシース又は医療用道具のうちの少なくとも１つの座屈を制限する座屈防止デバイスを含み、マニホールドは、マニホールド内の医療用道具の座屈を制限する座屈防止デバイスを含む。座屈防止デバイスは、入れ子式チューブを含み得る。
【０００８】
更に別の態様では、シースは、遠位支持部材と、近位支持部材と、遠位支持部材と近位支持部材との間に接続された少なくとも２つの長手方向支持部材と、を有する遠位端を含む。遠位支持部材、近位支持部材、及び少なくとも２つの長手方向支持部材は、機械加工、打ち抜き、又はレーザ切断されたハイポチューブから形成される。遠位支持部材及び近位支持部材は、リング形状である。
【０００９】
また別の態様では、遠位端は、医療用道具が遠位方向に前進される際に医療用道具の遠位端が偏向することを可能にする傾斜面を含む。近位支持部材は、傾斜面に支持を提供する支持体を含む。
【００１０】
更にまた別の態様では、第２の近位ポートは、医療用道具が第２の近位ポート中に受容されるとき、医療用道具の遠位端が傾斜面に対して所定の配向になるように、医療用道具を所定の配向で受容する。
（【００１１】以降は省略されています）

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