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公開番号
2025083142
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196864
出願日
2023-11-20
発明の名称
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
出願人
ENEOS株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G16C
60/00 20190101AFI20250523BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】分子の安定構造を精度よく推論する。
【解決手段】情報処理装置は、プロセッサを備える。前記プロセッサは、孔を有する母体の前記孔の第1候補座標に分子を配置した第1構造体を定義し、前記第1構造体のエネルギーを算出し、算出した前記第1構造体のエネルギーに基づいて、前記分子の配置に係る第1配置情報と、前記第1構造体と、を対応づけて、候補構造体として出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
孔を有する母体の前記孔の第1候補座標に分子を配置した第1構造体を定義し、
前記第1構造体のエネルギーを算出し、
算出した前記第1構造体のエネルギーに基づいて、前記分子の配置に係る第1配置情報と、前記第1構造体と、を対応づけて、候補構造体として出力する、
情報処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記プロセッサは、
前記母体のエネルギーに係る値と、前記分子のエネルギーに係る値と、前記第1構造体のエネルギーに係る値と、に基づいて、前記第1配置情報を算出する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記第1配置情報が前記候補構造体の選択条件を満たしていない場合に、前記第1候補座標とは異なる第2候補座標に配置された分子を備える第2構造体を定義し、
前記第2構造体のエネルギーを算出し、
算出した前記第2構造体のエネルギーに基づいて、前記第2候補座標に配置された前記分子の配置に関する第2配置情報を算出する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記第2配置情報が前記選択条件を満たしている場合に、前記第2配置情報と、前記第2構造体と、を対応づけて、前記候補構造体として出力する、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記母体に含まれるとともに前記孔を形成する原子に関連する情報に基づいて、前記第1候補座標を算出する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、
前記孔を形成する原子の座標に基づいて、ベイズ最適化の手法により、前記第1候補座標を算出する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、
前記孔を形成する原子の座標及び前記孔の内部に前記分子を配置するグリッドに係る情報に基づいて、前記第1候補座標を算出する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記分子を回転角だけ回転させた状態において前記第1候補座標に配置する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、
前記母体と、前記第1候補座標に配置された前記分子と、の関係性に関連する関係性情報が配置条件を満たす場合に、前記母体と、前記第1候補座標に配置された前記分子と、を含む構造体を前記第1構造体とし、
前記関係性情報が前記配置条件を満たさない場合に、前記第1候補座標を異なる座標となるように改めて算出する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記関係性情報は、前記母体と、前記分子と、の距離に関連する情報及び前記第1構造体の原子間に働く力に係る情報の少なくとも一方を含む、
請求項9に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
吸着分離、膜分離、分子の単離等において、周期構造を有する細孔内に吸着、包接した分子の吸着力に関する情報を取得することは、膜、材、分離等の探索をする上で重要な意味を持つ。吸着力は、細孔内に分子が吸着、包接した状態の最安定構造における吸着前後のエネルギー変化から推定することができる。このため、最安定構造を決定することが重要となる。
【0003】
吸着の前後におけるエネルギー変化は、密度汎関数理論に基づく電子状態計算法としての密度汎関数法 (DFT) を用いて求めることが可能ではあるが、DFTは、1点の計算 (1構造の計算) に莫大な時間を要するため、吸着分子に関して可能性のある全ての配座におけるエネルギー変化を演算して細孔内での分子の最安定構造を推定することは、非常に困難である。
【0004】
また、細孔内の吸着は吸脱着平衡であることから、本来は最安定構造を探索する上でのエネルギー変化は自由エネルギー変化を求める必要がある。自由エネルギーの計算は、負荷の大きい振動計算又はフォノン計算をさらに必要とするため、より時間を要する。この結果、自由エネルギー変化を用いて細孔内での分子の最安定構造を求めることは、既存の技術においては事実上不可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-052308号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の実施形態が解決しようとする限定されない課題の1つは、分子の安定構造を精度よく推論することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態によれば、情報処理装置は、プロセッサを備える。
前記プロセッサは、
孔を有する母体の前記孔の第1候補座標に分子を配置した第1構造体を定義し、
前記第1構造体のエネルギーを算出し、
算出した前記第1構造体のエネルギーに基づいて、前記分子の配置に係る第1配置情報と、前記第1構造体と、を対応づけて、候補構造体として出力する。
【0008】
前記プロセッサは、
前記母体のエネルギーに係る値と、前記分子のエネルギーに係る値と、前記第1構造体のエネルギーに係る値と、に基づいて、前記第1配置情報を算出することができる。
【0009】
前記プロセッサは、
前記第1配置情報が前記候補構造体の選択条件を満たしていない場合に、前記第1候補座標とは異なる第2候補座標に配置された分子を備える第2構造体を定義してもよく、
前記第2構造体のエネルギーを算出してもよく、
算出した前記第2構造体のエネルギーに基づいて、前記第2候補座標に配置された前記分子の配置に関する第2配置情報を算出することができる。
【0010】
前記プロセッサは、
前記第2配置情報が前記選択条件を満たしている場合に、前記第2配置情報と、前記第2構造体と、を対応づけて、前記候補構造体として出力することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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