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公開番号2025083122
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-30
出願番号2023196821
出願日2023-11-20
発明の名称ワーク支持体及びそれを備える梱包ユニット
出願人株式会社長府製作所
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 81/02 20060101AFI20250523BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ワークを載せられて利用することを前提としたワーク支持体及びそれを備える梱包ユニットを提供する。
【解決手段】段ボール材料として一枚の段ボール紙が用いられて形成された、ワークWが載せられるワーク支持体12であって、右側に第1側壁部19を有し、ワークWが載せられる左側載置台14と、左側に第2側壁部22を有し、左側載置台14の右側の左側載置台14まで距離を有する位置に配され、ワークWが載せられる右側載置台15と、第1側壁部19及び第2側壁部22に接して、左側載置台14及び右側載置台15の変形を防止するつっかい部材32、33とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
段ボール材料として一枚の段ボール紙が用いられて形成された、ワークが載せられるワーク支持体であって、
右側に第１側壁部を有し、前記ワークが載せられる左側載置台と、
左側に第２側壁部を有し、前記左側載置台の右側の該左側載置台まで距離を有する位置に配され、前記ワークが載せられる右側載置台と、
前記第１側壁部及び前記第２側壁部に接して、前記左側載置台及び前記右側載置台の変形を防止するつっかい部材とを備えることを特徴とするワーク支持体。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
請求項１記載のワーク支持体において、前記第１側壁部及び前記第２側壁部には切欠きＣ及び切欠きＤがそれぞれ形成され、前記つっかい部材は、前記切欠きＣから前記左側載置台内に挿入され、前記ワークの荷重を前記左側載置台を介して与えられる左挿入部、及び、前記切欠きＤから前記右側載置台内に挿入され、前記ワークの荷重を前記右側載置台を介して与えられる右挿入部を有することを特徴とするワーク支持体。
【請求項３】
請求項１又は２記載のワーク支持体において、前記つっかい部材は、前記段ボール紙の一部を切り起こした板状物であることを特徴とするワーク支持体。
【請求項４】
請求項１又は２記載のワーク支持体において、前記左側載置台及び前記右側載置台はそれぞれ前後方向に長く、前記つっかい部材は、複数あって、前後方向に間隔を空けて配されていることを特徴とするワーク支持体。
【請求項５】
請求項１又は２記載のワーク支持体において、前記左側載置台は前記ワークが右側領域に載せられる第１天板部を、前記右側載置台は前記ワークが左側領域に載せられる第２天板部を、それぞれ有し、前記第１天板部の左側領域には、前記ワークの左側に接して、該ワークの左への移動を制限する左ストッパ部材が載せられ、前記第２天板部の右側領域には、前記ワークの右側に接して、該ワークの右への移動を制限する右ストッパ部材が載せられていることを特徴とするワーク支持体。
【請求項６】
段ボール箱に、段ボール材料として一枚の段ボール紙が用いられて形成された、ワークが載せられるワーク支持体を収容した、前記ワークの梱包ユニットであって、
前記ワーク支持体は、
右側に第１側壁部を有し、前記ワークが載せられる左側載置台と、
左側に第２側壁部を有し、前記左側載置台の右側の該左側載置台まで距離を有する位置に配され、前記ワークが載せられる右側載置台と、
前記第１側壁部及び前記第２側壁部に接して、前記左側載置台及び前記右側載置台の変形を防止するつっかい部材とを備えることを特徴とする梱包ユニット。
【請求項７】
請求項６記載の梱包ユニットにおいて、前記第１側壁部及び前記第２側壁部には切欠きＣ及び切欠きＤがそれぞれ形成され、前記つっかい部材は、前記切欠きＣから前記左側載置台内に挿入され、前記ワークの荷重を前記左側載置台を介して与えられる左挿入部、及び、前記切欠きＤから右側載置台内に挿入され、前記ワークの荷重を前記右側載置台を介して与えられる右挿入部を有することを特徴とする梱包ユニット。
【請求項８】
請求項６又は７記載の梱包ユニットにおいて、前記つっかい部材は、前記段ボール紙の一部を切り起こした板状物であることを特徴とする梱包ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ワークが載せられるワーク支持体及びそれを備える梱包ユニットに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、ワーク（製品等の物）を梱包する梱包ユニットの多くは、段ボール箱及び段ボール箱に収容された発砲スチロール等の樹脂製の緩衝材によって構成されていた。これに対し、近年、環境保全の観点等から、産業全般において、樹脂製品を利用しない、あるいは、樹脂製品の使用量を減少させようという声が高まっており、この声は梱包ユニットにおいても例外ではない。
【０００３】
これを受け、梱包ユニットで利用されていた樹脂製の緩衝材の代わりに段ボール等の紙の材料によって形成した緩衝材の開発がなされている。例えば、特許文献１には、段ボールから形成された緩衝材の具体例が開示されている。特許文献１の緩衝材は段ボールを波状に交互に折り曲げて形成したものであり、１枚の段ボールに対して折り曲げ加工を行うだけで緩衝材を作成することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２００２－２５５１５７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、特許文献１に記載の段ボール製の緩衝材は、ワークと同一高さでワークを囲むように配置することに適しているが、ワークが上に載せられることは前提になっていなかった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、ワークを載せられて利用することを前提としたワーク支持体及びそれを備える梱包ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
前記目的に沿う第１の発明に係るワーク支持体は、段ボール材料として一枚の段ボール紙が用いられて形成された、ワークが載せられるワーク支持体であって、右側に第１側壁部を有し、前記ワークが載せられる左側載置台と、左側に第２側壁部を有し、前記左側載置台の右側の該左側載置台まで距離を有する位置に配され、前記ワークが載せられる右側載置台と、前記第１側壁部及び前記第２側壁部に接して、前記左側載置台及び前記右側載置台の変形を防止するつっかい部材とを備える。
【０００７】
前記目的に沿う第２の発明に係る梱包ユニットは、段ボール箱に、段ボール材料として一枚の段ボール紙が用いられて形成された、ワークが載せられるワーク支持体を収容した、前記ワークの梱包ユニットであって、前記ワーク支持体は、右側に第１側壁部を有し、前記ワークが載せられる左側載置台と、左側に第２側壁部を有し、前記左側載置台の右側の該左側載置台まで距離を有する位置に配され、前記ワークが載せられる右側載置台と、前記第１側壁部及び前記第２側壁部に接して、前記左側載置台及び前記右側載置台の変形を防止するつっかい部材とを備える。
【発明の効果】
【０００８】
第１の発明に係るワーク支持体は、右側に第１側壁部を有し、ワークが載せられる左側載置台と、左側に第２側壁部を有し、左側載置台の右側の左側載置台まで距離を有する位置に配され、ワークが載せられる右側載置台と、第１側壁部及び第２側壁部に接して、左側載置台及び右側載置台の変形を防止するつっかい部材とを備えるので、ワークの荷重による左側載置台及び右側載置台の変形をつっかい部材によって防止できる。よって、ワークを載せられて利用することを前提にすることが可能である。
また、第２の発明に係る梱包ユニットは当該ワーク支持体を備えているので、ワーク支持体はワークを載せられて利用することを前提にすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の一実施の形態に係る梱包ユニットの説明図である。
ワーク支持体の材料として用いられる段ボール紙の説明図である。
図１のＰＰ矢視断面図である。
ワーク支持体の一部を展開した状態の部分拡大図である。
図１のＱＱ矢視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図１、図３、図４に示すように、本発明の一実施の形態に係るワークＷの梱包ユニット１０は、段ボール箱１１にワークＷが載せられるワーク支持体１２を収容したユニットである。以下、詳細に説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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