TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025082877
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2023196387
出願日
2023-11-20
発明の名称
フレッシュコンクリートの製造設備、及びフレッシュコンクリートの製造工程における温度制御方法
出願人
佐藤工業株式会社
,
日工株式会社
,
学校法人千葉工業大学
代理人
個人
,
個人
主分類
B28C
7/00 20060101AFI20250523BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約
【目的】各材料を効率的に且つ確実に冷却又は加熱した状態でフレッシュコンクリートを製造することができるフレッシュコンクリートの製造設備、及びフレッシュコンクリートの製造工程における温度制御方法を提供する。
【構成】フレッシュコンクリート製造設備の、粗骨材貯蔵瓶、細骨材貯蔵瓶、セメント貯蔵瓶の各々の表面にペルチェ素子を面接触状態で配設させ、各表面に面接触する側を冷却面又は加熱面とする構成であることを特徴とするフレッシュコンクリートの製造設備、
及び、前記ペルチェ素子の各表面に面接触する側が冷却面となるように又は加熱面となるように前記ペルチェ素子に給電することにより、前記各表面を冷却又は加熱し、粗骨材貯蔵瓶に貯蔵される粗骨材、細骨材貯蔵瓶に貯蔵される細骨材、セメント貯蔵瓶に貯蔵されるセメント、の各温度を制御する構成であることを特徴とするフレッシュコンクリートの製造工程における温度制御方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
フレッシュコンクリート製造設備における、粗骨材貯蔵瓶、細骨材貯蔵瓶、セメント貯蔵瓶の各々の表面にペルチェ素子を面接触状態で配設させ、各表面に面接触する側を冷却面又は加熱面とする構成であることを特徴とするフレッシュコンクリートの製造設備。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
粗骨材計量瓶、細骨材計量瓶、セメント計量瓶、水計量瓶、混和剤計量瓶の各々の表面にペルチェ素子を面接触状態で配設させ、各表面に面接触する側を冷却面又は加熱面とする構成であることを特徴とする請求項1に記載のフレッシュコンクリートの製造設備。
【請求項3】
各々の計量瓶によって計量された、粗骨材、細骨材、セメント、水、混和剤を練り混ぜるミキサー槽の表面にペルチェ素子を面接触状態で配設させ、表面に面接触する側を冷却面又は加熱面とする構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載のフレッシュコンクリートの製造設備。
【請求項4】
粗骨材、細骨材、セメント、水、混和剤の各々の温度を計測する計測部と、各計測部により計測された各材料の温度に基づきペルチェ素子への給電を制御する制御部と、を有する構成であることを特徴とする請求項3に記載のフレッシュコンクリートの製造設備。
【請求項5】
前記ペルチェ素子の極性を変えることにより、各表面側に面接触する側が暑中は冷却面とし、寒中は加熱面とする構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載のフレッシュコンクリートの製造設備。
【請求項6】
前記ペルチェ素子の極性を変えることにより、各表面側に面接触する側が暑中は冷却面とし、寒中は加熱面とする構成であることを特徴とする請求項3に記載のフレッシュコンクリートの製造設備。
【請求項7】
骨材貯蔵サイロ、セメントサイロ、水槽、又は混和剤タンクのうち1又は2以上の表面にペルチェ素子を面接触状態で配設させ、表面に面接触する側を冷却面又は加熱面とする構成であることを特徴とする請求項1に記載のフレッシュコンクリートの製造設備。
【請求項8】
骨材貯蔵サイロからバッチャープラント内に粗骨材・細骨材を移送する移送手段、セメントサイロからバッチャープラント内にセメントを移送する移送手段、水槽からバッチャープラント内に水を移送する移送手段、又は混和剤タンクからバッチャープラント内に混和剤を移送する移送手段のうち1又は2以上の表面にペルチェ素子を面接触状態で配設させ、各表面に面接触する側を冷却面又は加熱面とする構成であることを特徴とする請求項1に記載のフレッシュコンクリートの製造設備。
【請求項9】
フレッシュコンクリート製造設備における、粗骨材貯蔵瓶、細骨材貯蔵瓶、セメント貯蔵瓶の各々の表面にペルチェ素子を面接触状態で配設し、該ペルチェ素子の各表面に面接触する側が冷却面となるように又は加熱面となるように前記ペルチェ素子に給電することにより、前記各表面を冷却又は加熱し、粗骨材貯蔵瓶に貯蔵される粗骨材、細骨材貯蔵瓶に貯蔵される細骨材、セメント貯蔵瓶に貯蔵されるセメント、の各温度を制御する構成であることを特徴とするフレッシュコンクリートの製造工程における温度制御方法。
【請求項10】
粗骨材計量瓶、細骨材計量瓶、セメント計量瓶、水計量瓶、混和剤計量瓶の各々の表面にペルチェ素子を面接触状態で配設し、該ペルチェ素子の各表面に面接触する側が冷却面となるように又は加熱面となるように前記ペルチェ素子に給電することにより、前記各表面を冷却又は加熱し、粗骨材計量瓶にて計量される粗骨材、細骨材計量瓶にて計量される細骨材、セメント計量瓶にて計量されるセメント、水計量瓶にて計量される水、混和剤計量瓶にて計量される混和剤の各温度を制御する構成であることを特徴とする請求項9に記載のフレッシュコンクリートの製造工程における温度制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はフレッシュコンクリートの製造設備、及びフレッシュコンクリートの製造工程における温度制御方法に関し、詳しくは、バッチャープラントや種々サイロを有して成るフレッシュコンクリート製造設備において温度制御した状態での製造を可能とする技術に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
フレッシュコンクリートは、バッチャープラント等の製造設備にて製造された後、ダム等の大型コンクリート構造物に移送され、或いはアジテータ車に積載されて現場に移送される。
この移送の際、暑中の高い気温や直射日光、或いはフレッシュコンクリート自体の水和反応熱等によって当該フレッシュコンクリートの温度が規定値以上に上昇した場合、品質低下が生じるおそれがある。
JIS(日本工業規格)、土木学会及び建築学会等が定める規定範囲内の品質で製造されたフレッシュコンクリートは、練混ぜから打ち終わりまでの許容時間が日平均気温25℃以下の場合は2.0時間以内、25℃を超える場合は1.5時間以内で行うとされ、練混ぜから荷下ろし地点到着までの許容時間が外気温によらず1.5時間以内とされている。また、打ち込み時のコンクリート温度は35℃以下とされている。
【0003】
材料の温度変化とフレッシュコンクリートの温度変化の相対関係は、一般的に、セメント±8℃、水±4℃、骨材±2℃の温度変化につき、フレッシュコンクリートの温度変化は±1℃であるといわれている。打ち込み現場まで移送されて打ち込み開始までに、直射日光や高外気温による材料の温度上昇や水和反応によってフレッシュコンクリートの温度が上昇してJIS等で定める規定範囲外の温度となった場合、コールドジョイント発生等の欠陥の危険性が増すという問題が生じてしまう。
【0004】
そこで、フレッシュコンクリートの製造に際して、各材料を冷却する技術が知られている。
例えば、粗骨材や細骨材については、ドライアイスと空練りして冷却したり、冷水やミストで冷却したり、冷風や液体窒素で冷却したり、真空冷却したり等の技術が知られている。
水については、チラーによって冷却する技術等が知られている。
セメントについては、骨材の添加前に氷を添加して混錬して冷却する技術(特許文献1)や、スクリューコンベア内のセメントに冷風を送風して冷却する技術(特許文献2)、等が知られている。
【0005】
また、各材料を混ぜて混錬する際に、混錬時のフレッシュコンクリートに直接液体窒素を投入して冷却する技術、混錬時のフレッシュコンクリート内に氷粒を混入して冷却する技術、等も知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平06-179209号
特開平07-009432号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし上記の冷却技術の内、冷水、氷、氷粒、ドライアイス等を各材料中に直接投入するものでは、気温や各材料の温度から必要十分な冷却効果が得られる冷水や氷等の量を予め推定して投入する必要があるだけでなく、この冷却用の氷等の水分量と本来添加すべき水分量との差についても予め計算しておき、各材料の練り混ぜ時に差分の水を添加しなければならないため、水の添加作業に手間がかかり煩雑であるという問題点を有している。
また、スクリューコンベア内に冷風を送風するものでは、盛夏等の酷暑時期には単にコンベア移送中という短時間に高温となった材料に冷風を当てるだけの冷却では冷却効果が不十分であるという問題点を有している。
【0008】
そこで本発明の課題は、各材料を効率的に且つ確実に冷却又は加熱した状態でフレッシュコンクリートを製造することができるフレッシュコンクリートの製造設備、及びフレッシュコンクリートの製造工程における温度制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決する本発明は下記構成を有する。
【0010】
1.フレッシュコンクリート製造設備における、粗骨材貯蔵瓶、細骨材貯蔵瓶、セメント貯蔵瓶の各々の表面にペルチェ素子を面接触状態で配設させ、各表面に面接触する側を冷却面又は加熱面とする構成であることを特徴とするフレッシュコンクリートの製造設備。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
佐藤工業株式会社
止水壁構造および止水壁の構築方法
1日前
戸田建設株式会社
場所打ち杭の鉄筋構造
16日前
佐藤工業株式会社
フレッシュコンクリートの製造設備、及びフレッシュコンクリートの製造工程における温度制御方法
1日前
個人
杭切断装置
8か月前
峰岸株式会社
ドリルビット
4か月前
株式会社大林組
形成方法
5か月前
株式会社丸高工業
湿式穿孔工具
3か月前
ジャパンライフ株式会社
段差形成治具
7か月前
株式会社大林組
形成方法及び形成装置
4か月前
株式会社コンセック
ワイヤーソー装置
6か月前
株式会社大林組
構造体の製造方法
5日前
株式会社大林組
構造体の製造方法
5日前
株式会社エアテックジャパン
粗面加工工具
7か月前
モリ技巧株式会社
コンクリートスラリー処理装置
6か月前
株式会社マキタ
作業機
5か月前
株式会社奥村組
積層コンクリート集合体の養生方法
1か月前
第一セラモ株式会社
セッター及び焼結体の製造方法
7か月前
芝浦メカトロニクス株式会社
基板分離装置
1か月前
戸田建設株式会社
打設現場におけるスランプの調整方法
12日前
株式会社Polyuse
構造物の製造方法
4か月前
シンクス株式会社
室内ボード面の穴開け加工装置
7か月前
株式会社Polyuse
造形物の製造方法
4か月前
カヤバ株式会社
ミキサドラム制御装置
5か月前
鹿島建設株式会社
フレッシュコンクリートの製造方法
1か月前
株式会社エンプラス
流体取扱装置
6か月前
株式会社ディスコ
板状物の加工方法
8か月前
株式会社ディスコ
板状物の加工方法
8か月前
株式会社大林組
構造物形成方法及び構造物形成システム
16日前
カヤバ株式会社
ミキサドラムの制御装置
2か月前
日本碍子株式会社
分類方法
8か月前
株式会社冨士機
生コンクリート製造プラント
5か月前
三井金属鉱業株式会社
構造体製造装置及び構造体製造方法
7か月前
株式会社ホリ・コン
ダイヤモンドビット
7か月前
独立行政法人国立高等専門学校機構
砂粒子の硬化成形物の製造方法
1か月前
株式会社オーイケ
コンクリート製品の蒸気養生システムおよび方法
1か月前
大成建設株式会社
積層体の製造方法
7か月前
続きを見る
他の特許を見る