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公開番号2025082563
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195977
出願日2023-11-17
発明の名称配管接続構造及び接続部材
出願人三桜工業株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類F16L 37/14 20060101AFI20250522BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】接続部材の構造を簡単にしつつシール性能を向上させることが可能な技術を提供する。
【解決手段】配管接続構造は、第一筒体と、前記第一筒体の一端に設けられた被挿入口部と、前記第一筒体の他端に設けられ第一配管が接続される第一配管接続部と、前記第一筒体の内部流路を開閉可能な第一弁機構と、を有する第一接続部材と、第二筒体と、前記第二筒体の一端に設けられ前記被挿入口部に挿入される挿入口部と、前記第二筒体の他端に設けられ第二配管が接続される第二配管接続部と、前記第二筒体の内部流路を開閉可能な第二弁機構と、を有する第二接続部材と、前記被挿入口部に前記挿入口部が挿入された挿入状態において内周部が前記挿入口部に接し且つ外周部が前記被挿入口部の外周に接することによって前記挿入口部と前記被挿入口部との間をシールする環状のシール部材と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第一筒体と、前記第一筒体の一端に設けられた被挿入口部と、前記第一筒体の他端に設けられ第一配管が接続される第一配管接続部と、前記第一筒体の内部流路を開閉可能な第一弁機構と、を有する第一接続部材と、
第二筒体と、前記第二筒体の一端に設けられ前記被挿入口部に挿入された挿入口部と、前記第二筒体の他端に設けられ第二配管が接続される第二配管接続部と、前記第二筒体の内部流路を開閉可能な第二弁機構と、を有する第二接続部材と、
前記挿入口部と前記被挿入口部との間に配置され、内周部が前記挿入口部の外周面に接し且つ外周部が前記被挿入口部の内周面に接することによって前記挿入口部と前記被挿入口部との間をシールする環状のシール部材と、
前記被挿入口部に前記挿入口部が挿入された挿入状態を維持すると共に前記第一接続部材と前記第二接続部材の軸周りの相対回転を許容するロック機構と、
を備える配管接続構造。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記シール部材は、前記挿入口部の外周に装着されている、請求項1に記載の配管接続構造。
【請求項3】
前記挿入口部の外周面には、周方向に連続する環状の収容溝が設けられ、
前記収容溝に前記シール部材が収容されている、請求項2に記載の配管接続構造。
【請求項4】
前記ロック機構は、
前記挿入口部の外周面に前記シール部材の配置領域よりも前記第二配管接続部側に周方向に連続して設けられた引掛り部と、
前記被挿入口部の周壁に前記シール部材の配置領域よりも前記第一配管接続部側に対向して設けられた周方向に延びる一対のスリットと、
一対の前記スリットにそれぞれ挿入される一対のピン部を有し、前記被挿入口部の外周に第一位置と該第一位置よりも径方向内側の第二位置との間を移動可能に装着され、前記第一位置では一対の前記ピン部が前記引掛り部に引っ掛からず、前記第二位置では前記第一位置よりも一対の前記ピン部間の間隔が狭まって一対の前記ピン部がそれぞれ前記引掛り部に引っ掛かり前記挿入状態を維持するロック部材と、
を有する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の配管接続構造。
【請求項5】
前記挿入口部の外周面には、前記シール部材の配置領域よりも前記第二配管接続部側に周方向に連続する環状のロック溝が設けられ、
前記ロック溝の前記第二配管接続部側と反対側の溝壁によって前記引掛り部が構成され、
前記ロック部材が前記第二位置に位置すると、一対の前記ピン部がそれぞれ前記ロック溝に入る、請求項4に記載の配管接続構造。
【請求項6】
前記ロック部材は、一対の前記ピン部の一方の端部同士を連結する連結部を有し、前記第二位置に位置した状態において、前記連結部と前記被挿入口部の外周面との間に隙間が形成される、請求項5に記載の配管接続構造。
【請求項7】
一対の前記ピン部は、他方の端部がそれぞれ折り曲げられており、
前記被挿入口部の外周面には、一対の前記スリットの途中に前記第一位置において一対の前記ピン部の折り曲げ部が収まる凹部がそれぞれ設けられている、請求項6に記載の配管接続構造。
【請求項8】
前記第一弁機構は、前記第一筒体の内部流路を開閉する弁体と、前記第一筒体の外周に設けられ、前記弁体の開閉動作を操作する操作部と、を有し、
前記ロック部材が前記第二位置に位置すると共に前記操作部の操作により前記弁体が前記第一筒体の内部流路を開放している状態では、前記操作部の一部が前記ロック部材と当接することによって前記ロック部材の前記第一位置への移動を阻止する、
請求項4に記載の配管接続構造。
【請求項9】
前記第一弁機構は、前記第一筒体の内部流路を開閉する第一弁体と、前記第一筒体の外周に設けられ、前記第一弁体の開閉動作を操作する第一操作部と、を有し、
前記第二弁機構は、前記第二筒体の内部流路を開閉する第二弁体と、前記第二筒体の外周に設けられ、前記第二弁体の開閉動作を操作する第二操作部と、を有し、
前記ロック機構は、前記挿入状態において前記第一弁体及び前記第二弁体の少なくとも一方が開放状態の場合に、前記被挿入口部から前記挿入口部が引き抜かれるのを阻止する、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の配管接続構造。
【請求項10】
筒体と、
前記筒体の一端に設けられ、接続対象が備える被挿入口部に挿入される挿入口部と、
前記挿入口部の外周に装着され、前記被挿入口部に前記挿入口部が挿入された挿入状態において内周部が前記挿入口部の外周面に接し且つ外周部が前記被挿入口部の内周面に接することによって前記挿入口部と前記被挿入口部との間をシールする環状のシール部材と、
前記筒体の他端に設けられ、配管が接続される配管接続部と、
前記筒体の内部流路を開閉可能な弁機構と、
を有する接続部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、配管接続構造及び接続部材に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
配管が接続された接続部材同士を接続する配管接続構造が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1に開示の接続部材は、ボール弁が内部に配置される本体部と、配管が接続される配管接続部と、を備えている。この接続部材の本体部と配管接続部は、軸周りに相対回転可能に構成されている。また本体部の先端に環状のシール面が設けられている。このシール面が他の接続部材のシール面に接することで接続部材間がシールされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4158074号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に開示の技術では、接続部材同士を接続した状態において本体部に対して配管接続部を相対回転させることが可能である。このため、配管にねじり方向の力が作用していても、本体部に対して配管接続部を相対回転させることで、ねじり方向の力を解消することが可能である。しかしながら、本体部に対して配管接続部を相対回転可能にするため、接続部材の構造が複雑化している。
【0006】
また、特許文献1に開示の技術では、接続部材同士の各々のシール面を接触させることで、接続部材間をシールしているが、接続部材同士の軸方向に押し付けあう力でシールするため、各シール面に対して周方向に均等な接触圧を作用させにくい。
【0007】
本開示は、接続部材の構造を簡単にしつつシール性能を向上させる技術を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の第1態様の配管接続構造は、第一筒体と、前記第一筒体の一端に設けられた被挿入口部と、前記第一筒体の他端に設けられ第一配管が接続される第一配管接続部と、前記第一筒体の内部流路を開閉可能な第一弁機構と、を有する第一接続部材と、第二筒体と、前記第二筒体の一端に設けられ前記被挿入口部に挿入された挿入口部と、前記第二筒体の他端に設けられ第二配管が接続される第二配管接続部と、前記第二筒体の内部流路を開閉可能な第二弁機構と、を有する第二接続部材と、前記挿入口部と前記被挿入口部との間に配置され、内周部が前記挿入口部の外周面に接し且つ外周部が前記被挿入口部の内周面に接することによって前記挿入口部と前記被挿入口部との間をシールする環状のシール部材と、前記被挿入口部に前記挿入口部が挿入された挿入状態を維持すると共に前記第一接続部材と前記第二接続部材の軸周りの相対回転を許容するロック機構と、を備える。
【0009】
第1態様の配管接続構造では、第一配管接続部に第一配管が接続された第一接続部材の被挿入口部に第二配管接続部に第二配管が接続された第二接続部材の挿入口部を挿入し、その挿入状態でロック機構を機能させることで第一接続部材と第二接続部材が接続される。第一接続部材と第二接続部材の接続状態では、環状のシール部材によって挿入口部と被挿入口部との間がシールされる。このため、第一接続部材の第一弁機構と第二接続部材の第二弁機構をそれぞれ操作し、第一筒体の内部流路と第二筒体の内部流路をそれぞれ開放することで、第一筒体の内部流路と第二筒体の内部流路を介して第一配管の内部と第二配管の内部が連通する。
【0010】
ここで、上記配管接続構造では、ロック機構が被挿入口部に挿入口部が挿入された挿入状態を維持すると共に第一接続部材と第二接続部材の軸周りの相対回転を許容する。このため、第一接続部材に接続された第一配管及び第二接続部材に接続された第二配管の少なくとも一方の配管にねじり方向に過剰な力が作用していても、接続状態の第一接続部材と第二接続部材を軸周りに相対回転させることで、第一配管及び第二配管の少なくとも一方の配管に作用するねじり方向の過剰な力を緩和することができる。
さらに上記配管接続構造では、環状のシール部材の内周部が挿入口部の外周面に接し、シール部材の外周部が被挿入口部の内周面に接することによって挿入口部と被挿入口部との間がシールされることから、接続状態の第一接続部材と第二接続部材を軸周りに相対回転させても、シール部材によるシール効果を維持することができる。
このように、上記配管接続構造では、接続状態の第一接続部材と第二接続部材を軸周りに相対回転させることで、第一配管及び第二配管の少なくとも一方の配管に作用するねじり方向の過剰な力を緩和することができ、かつ、第一接続部材と第二接続部材を軸周りに相対回転させてもシール部材によるシール効果を維持できるため、例えば、各接続部材に相対回転可能な機構を組み込む構成と比べて、第一接続部材及び第二接続部材の構造を簡単にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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