TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025082507
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195881
出願日2023-11-17
発明の名称分析システム、分析方法及びコンピュータプログラム
出願人Flora株式会社,豊田通商株式会社
代理人個人,個人
主分類G16H 20/00 20180101AFI20250522BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】労働生産性に影響を与える健康要因を分析するための分析システム、分析方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】分析システム11は、作業データを取得する作業データサーバ14であって、作業データは、1以上の機械20の駆動記録を含む、作業データサーバ14と、健康データを取得する健康データサーバであって、健康データは、複数の労働者の各々についての1以上の健康要因に係るデータを含む、健康データサーバ13と、分析サーバ12と、を備える。分析サーバ12は、作業データ及び健康データを用いて分析用データを生成することであって、分析用データは、1以上の機械20を使用した作業の作業量を示すデータと、その作業をしたときの健康状態を示すデータと、を含む、ことと、分析用データを用いて、作業量と健康要因との相関関係を得るための計算をすることと、計算の結果を出力することと、を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
作業データを取得するように構成される作業データサーバであって、前記作業データは、複数の労働者の各々が業務で使用する1以上の機械から取得される記録を含む、作業データサーバと、
健康データを取得するように構成される健康データサーバであって、前記健康データは、前記複数の労働者の各々についての1以上の健康要因に係るデータを含む、健康データサーバと、
分析サーバと、
を備え、前記分析サーバは、
前記作業データ及び前記健康データを用いて分析用データを生成することであって、前記分析用データは、前記複数の労働者の各々について、前記1以上の機械を使用した作業の作業量を示すデータと、その作業をしたときの健康状態を示すデータと、を含む、ことと、
前記分析用データを用いて、前記作業量と前記1以上の健康要因のうち少なくとも1つとの相関関係を得るための計算をすることと、
前記計算の結果を出力することと、
を実行するように構成される、分析システム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記機械はミシンであり、前記作業データは、針数、糸切、又は針押さえの昇降、のうち少なくとも1つに係るデータを含む、
請求項1に記載の分析システム。
【請求項3】
前記健康データは、前記複数の労働者の各々に対する1以上の健康要因に関するアンケートの結果を含み、
前記健康データサーバは、前記アンケートを前記複数の労働者がそれぞれ使用する複数のユーザ端末に送信し、その後、前記複数のユーザ端末により送信された前記アンケートに対する回答を受信するように構成される、
請求項1に記載の分析システム。
【請求項4】
前記健康データは、前記複数の労働者の各々が装着した複数のウェアラブル端末から取得されるバイタルデータを含み、
前記バイタルデータは、体温、心拍数、心拍変動、血中酸素レベル、体動のうち少なくとも1つを含み、
前記分析サーバは、前記バイタルデータと、前記作業量又は前記1以上の健康要因のうち少なくとも1つとの相関関係を得るための計算をすることを実行するように構成される、
請求項1に記載の分析システム。
【請求項5】
前記分析サーバは、労働者データを取得するように構成され、
前記労働者データは、前記複数の労働者の各々を識別するための識別情報と、各労働者の基本データとを含み、
前記基本データは、年齢、性別、婚姻状況、子供の数、勤務先の業種のうち少なくとも1つに係るデータを含み、
前記分析サーバは、前記基本データに基づいて前記分析用データに使用するデータを選択するように構成される、
請求項1~4のうち何れか一項に記載の分析システム。
【請求項6】
前記1以上の健康要因は、睡眠の質、睡眠時間、体温、更年期症状、月経症状、痛みのうち少なくとも1つを含み、
前記分析サーバは、前記1以上の健康要因のうち少なくとも1つに基づいて前記分析用データに使用するデータを選択するように構成される、
請求項1~4のうち何れか一項に記載の分析システム。
【請求項7】
前記分析サーバは、前記分析用データを用いた分析の結果データを前記複数の労働者がそれぞれ使用する複数のユーザ端末に送信するように構成され、
前記結果データは、前記作業量に対して相関関係のある1以上の健康要因についての分析結果を含み、前記分析結果は、図表、数値、グラフ、又は文章のうち少なくとも2つを含む、
請求項1~4のうち何れか一項に記載の分析システム。
【請求項8】
前記結果データは、対応する労働者のデータと基準値との比較を含み、
前記作業量の前記基準値は、当該労働者の平均値、他の労働者を含めた平均値、又は作業ノルマのうちいずれかである、
請求項7に記載の分析システム。
【請求項9】
前記健康データは、月経症状に関するデータを含み、
前記分析サーバは、前記作業量と前記月経症状との相関関係を得るための計算をするように構成され、
前記分析サーバによる分析結果は、月経周期に基づいて集計される、
請求項1~4のうち何れか一項に記載の分析システム。
【請求項10】
作業データを取得することであって、前記作業データは、複数の労働者の各々が業務で使用する1以上の機械から取得される記録を含む、ことと、
健康データを取得することであって、前記健康データは、前記複数の労働者の各々についての1以上の健康要因に係るデータを含む、ことと、
前記作業データ及び前記健康データを用いて分析用データを生成することであって、前記分析用データは、前記複数の労働者の各々について、前記1以上の機械を使用した作業の作業量を示すデータと、その作業をしたときの健康状態を示すデータと、を含む、ことと、
前記分析用データを用いて、前記作業量と前記1以上の健康要因のうち少なくとも1つとの相関関係を得るための計算をすることと、
前記計算の結果を出力することと、
を含む、分析方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、分析システム、分析方法及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
労働生産性は、労働者の健康状態に応じて変動し得る。そのため、労働者の健康状態に係るデータを労働生産性の評価に用いることが試行されている。例えば、特許文献1は、労働者の過去の健康状態を示すデータと、新たに取得した健康状態を示すデータとを比較して、変化しているパラメータのうち、労働生産性の低下により生じる損失額に与える影響が大きいパラメータを、健康状態の改善すべき要因として抽出することを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-174010号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
労働者の健康に係るデータは、例えば、健康診断の結果から取得したり、残業時間の長さのような労働環境から類推したりすることが考えられる。しかし、人の健康に影響を与え得る要因は多様であり、人によって影響を受ける要因も異なるため、労働生産性と健康との関係を明らかにすることは容易ではない。
【0005】
本開示の目的は、労働生産性に影響を与える健康要因を分析するための分析システム、分析方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る分析システムは、作業データを取得するように構成される作業データサーバであって、前記作業データは、複数の労働者の各々が業務で使用する1以上の機械から取得される記録を含む、作業データサーバと、健康データを取得するように構成される健康データサーバであって、前記健康データは、前記複数の労働者の各々についての1以上の健康要因に係るデータを含む、健康データサーバと、分析サーバと、を備え、前記分析サーバは、前記作業データ及び前記健康データを用いて分析用データを生成することであって、前記分析用データは、前記複数の労働者の各々について、前記1以上の機械を使用した作業の作業量を示すデータと、その作業をしたときの健康状態を示すデータと、を含む、ことと、前記分析用データを用いて、前記作業量と前記1以上の健康要因のうち少なくとも1つとの相関関係を得るための計算をすることと、前記計算の結果を出力することと、を実行するように構成される。
【0007】
本開示の一態様に係る分析方法は、作業データを取得することであって、前記作業データは、複数の労働者の各々が業務で使用する1以上の機械から取得される記録を含む、ことと、健康データを取得することであって、前記健康データは、前記複数の労働者の各々についての1以上の健康要因に係るデータの結果を含む、ことと、前記作業データ及び前記健康データを用いて分析用データを生成することであって、前記分析用データは、前記複数の労働者の各々について、前記1以上の機械を使用した作業の作業量を示すデータと、その作業をしたときの健康状態を示すデータと、を含む、ことと、前記分析用データを用いて、前記作業量と前記1以上の健康要因のうち少なくとも1つとの相関関係を得るための計算をすることと、前記計算の結果を出力することと、を含む。
【0008】
本開示の一態様に係るコンピュータプログラムは、ユーザ端末に、サーバから送信された分析の結果データを受信することであって、前記結果データは、作業データ及び健康データを用いて、作業量と1以上の健康要因のうち少なくとも1つとの相関関係を分析した結果を含み、前記作業データは、複数の労働者の各々が業務で使用する1以上の機械から取得される記録を含み、前記健康データは、前記複数の労働者の各々についての前記1以上の健康要因に係るデータを含む、ことと、前記結果データを示す結果表示画面を表示させることであって、前記結果表示画面は、前記作業量に対して相関関係のある1以上の健康要因についての分析結果を含み、前記分析結果は、図表、数値、グラフ、又は文章のうち少なくとも2つを含む、ことと、を実行させるためのコンピュータプログラムである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は実施形態に係る分析システムの概要図である。
図2は図1の分析システムを構成する装置の電気的構成を例示するブロック図である。
図3は朝用の質問項目の例を示す表である。
図4は更年期に関する質問項目の例を示す表である。
図5は月経に関する質問項目の例を示す表である。
図6は痛みに関する質問項目の例を示す表である。
図7は実施形態に係る分析方法を示すフローチャートである。
図8は分析の結果データを示す結果表示画面の例である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1~図7を参照しつつ、労働生産性に影響を与える健康要因を分析するための分析システム11、分析方法及び分析結果を表示するためのコンピュータプログラム(アプリケーション)の例を説明する。本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示される内容に加え、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

Flora株式会社
分析システム、分析方法及びコンピュータプログラム
2日前
個人
支援システム
15日前
個人
N式トータルシステム
6か月前
個人
情報システムおよび方法
1か月前
エムスリー株式会社
媒体
3か月前
富士通株式会社
リスクと診断
7か月前
株式会社M-INT
情報処理システム
6か月前
株式会社M-INT
情報処理システム
1か月前
ゾーン株式会社
コンピュータシステム
29日前
株式会社タカゾノ
作業時間計測システム
6か月前
株式会社サンクスネット
情報提供システム
5日前
医療法人社団梅華会
医療の支援装置
4か月前
富士電機株式会社
食事管理システム
2か月前
大王製紙株式会社
作業管理システム
1か月前
株式会社Smart119
情報処理システム
7か月前
個人
透析医療に関する回答方法及びその装置
4か月前
株式会社サンクスネット
リスク判定システム
4か月前
株式会社日立製作所
情報システム
5か月前
個人
弾塑性有限要素法におけるデータ同化の演算方法
6か月前
アルケア株式会社
コミュニケーションシステム
4か月前
株式会社 137
健康観察管理システム
4日前
株式会社JVCケンウッド
表示装置及び表示方法
4か月前
合同会社フォース
オンライン診療システム
1か月前
西川株式会社
サービス出力システム
2日前
公立大学法人大阪
診断装置
3か月前
株式会社グローバルビジョン
検体検査管理システム
4か月前
株式会社エフアンドエフ
在宅健康チェックシステム
18日前
HITOTSU株式会社
手術管理システム1
1か月前
個人
服薬指導支援システム、及び、服薬指導支援方法
4か月前
公益財団法人がん研究会
画像診断報告書作成システム
6か月前
株式会社メディファーム
代替候補品目付き相互作用禁忌DB
2か月前
日本光電工業株式会社
医療支援装置
1か月前
株式会社ジーシー
予測方法および予測システム
3日前
日本光電工業株式会社
医療支援装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
5か月前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
5か月前
続きを見る