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公開番号2025080975
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-27
出願番号2023194423
出願日2023-11-15
発明の名称乾燥装置
出願人亀田製菓株式会社
代理人個人
主分類B65G 45/22 20060101AFI20250520BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】食品材料の乾燥と同時に乾燥室内を移動する搬送コンベアの洗浄を行うことができる乾燥装置を提供する。
【解決手段】複数の搬送コンベア30は、搬送コンベア30の搬送方向の上流側の端部が、上側に隣り合う搬送コンベア30の搬送方向の下流側の端部から張り出すように配置されることで、搬送コンベア30の搬送方向の下流側の端部に移動した前記食品材料を、下側に隣り合う搬送コンベア30の搬送部材31の上面に落下させ、最上部に位置する搬送コンベア30から最下部に位置する搬送コンベア30まで順に食品材料を移動させ、洗浄機構50は、搬送コンベア30における、上下方向に隣り合う搬送コンベア30の搬送方向の下流側の端部から張り出す部分の端部側に位置する搬送部材31を洗浄する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
装置本体と、複数の搬送コンベアと、洗浄機構と、を備える乾燥装置であって、
前記乾燥装置は、前記搬送コンベアによって前記装置本体内を搬送される食品材料を乾燥するとともに、前記洗浄機構によって前記搬送コンベアを洗浄し、
前記装置本体は、食品材料を収容可能な乾燥室を有し、
前記搬送コンベアは、無端状に形成された搬送部材を有し、前記搬送部材を回転させることで、所定の搬送方向へ食品材料を搬送し、
複数の前記搬送コンベアは、それぞれ前記乾燥室内において上下方向に配置され、かつ、搬送方向が上側に隣り合う前記搬送コンベアの搬送方向と反対方向であり、
前記搬送コンベアの搬送方向の上流側の端部が、上側に隣り合う前記搬送コンベアの搬送方向の下流側の端部から張り出すように配置されることで、前記搬送コンベアの搬送方向の下流側の端部に移動した食品材料を、下側に隣り合う前記搬送コンベアの前記搬送部材の上面に落下させ、最上部に位置する前記搬送コンベアから最下部に位置する前記搬送コンベアまで順に食品材料を移動させ、
前記洗浄機構は、前記搬送コンベアにおける、上下方向に隣り合う前記搬送コンベアの搬送方向の下流側の端部から張り出す部分の端部側に位置する前記搬送部材を洗浄する
乾燥装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記乾燥室は、複数の前記搬送コンベアによって搬送される食品材料が位置する空間である第1空間と、前記搬送部材における前記洗浄機構によって洗浄される部分が位置する空間である第2空間と、を有し、
前記第2空間の圧力は、前記第1空間の圧力よりも小さい
請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項3】
前記第1空間の空気を前記乾燥室外に排出する第1排気部と、
前記第2空間の空気を前記乾燥室外に排出する第2排気部と、を備え、
前記第2排気部によって前記第2空間から前記乾燥室外に排出する空気の量は、前記第1排気部によって前記第1空間から前記乾燥室外に排出する空気の量よりも大きい
請求項2に記載の乾燥装置。
【請求項4】
前記洗浄機構は、前記搬送部材を液体によって洗浄する
請求項1に記載の乾燥装置。
【請求項5】
装置本体と、複数の搬送コンベアと、洗浄機構と、を備える乾燥装置であって、
前記乾燥装置は、前記搬送コンベアによって前記装置本体内を搬送される食品材料を乾燥するとともに、前記洗浄機構によって前記搬送コンベアを洗浄し、
前記装置本体は、食品材料を収容可能な乾燥室を有し、
前記搬送コンベアは、無端状に形成された搬送部材を有し、前記搬送部材を回転させることで、所定の搬送方向へ食品材料を搬送し、
前記搬送部材は、食品材料が載置される網状のコンベアベルトと、前記コンベアベルトの幅方向端部側に設けられ、前記コンベアベルトを回転させる駆動力が伝達されるチェーンと、を有し、
前記洗浄機構は、前記コンベアベルトを洗浄するための液体を、前記コンベアベルトに対して直接的に吹き付ける液体噴射部を有している
乾燥装置。
【請求項6】
前記洗浄機構は、前記コンベアベルトに付着している付着物をかき落とすスクレーパを有している
請求項5に記載の乾燥装置。
【請求項7】
前記洗浄機構は、気体を噴射することによって、前記コンベアベルトに付着している液体を除去する気体噴射部を有している
請求項5に記載の乾燥装置。
【請求項8】
前記液体噴射部の液体を噴射する方向の延長線上に設けられ、前記液体噴射部から噴射されて前記コンベアベルトを通過する液体の進路を遮蔽する遮蔽板を備える
請求項5に記載の乾燥装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、煎餅等の米菓の製造時に用いられ、外面側に調味料を付着させた食品材料を乾燥させるための乾燥装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来の乾燥装置としては、乾燥室を有する装置本体と、乾燥室内に上下方向に配置された複数の搬送コンベアと、を備え、例えば、米菓等の製造時における、外面側に調味料を付着させた状態の食品材料を、複数の搬送コンベアによって搬送するととともに、乾燥室内において乾燥させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-195493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の乾燥装置において、乾燥室の内部と外部との間を移動する金網ベルトを有する搬送コンベアは、乾燥室の外側に設置された洗浄液槽の洗浄液によって金網ベルトを洗浄することができるため、搬送コンベアによって食品材料を搬送すると同時に、金網ベルトを洗浄することができる。一方、乾燥室の内部のみで移動する金網ベルトを有する搬送コンベアは、気体噴射手段、金網ベルトに噛み合うスプロケット等によって、金網ベルトに付着した食品屑を除去しているだけであるため、定期的に金網ベルトの洗浄が必要となる。このため、特許文献1に記載の乾燥装置は、乾燥室の内部のみで移動する金網ベルトを洗浄する場合に、食品材料の乾燥を停止して、停止している搬送コンベアの金網ベルトを洗浄することになる。したがって、特許文献1に記載の乾燥装置は、乾燥室の内部のみで移動する金網ベルトを洗浄するために、食品材料の乾燥を停止することになるため、食品材料の加工効率の向上を図ることが困難である。
【0005】
また、特許文献1に記載の乾燥装置は、搬送コンベアの駆動ローラおよび従動ローラに掛け渡されるコンベアベルトとして、チェーンレスの金網ベルトを用いている。このため、特許文献1に記載の乾燥装置は、金網ベルトに噛み合う歯を有する専用の駆動ローラおよび従動ローラが必要となり、搬送コンベアの製造コストが高くなる可能性がある。そこで、特許文献1に記載の乾燥装置において、駆動ローラおよび従動ローラに掛け渡されるコンベアベルトとして、駆動ローラおよび従動ローラに設けられた汎用の歯車に噛み合うチェーンを有する金網ベルトを用いることが考えられる。しかし、チェーンを有する金網ベルトは、洗浄液槽の洗浄液によって洗浄する場合に、チェーンの部分も洗浄液に浸かることになるため、チェーンに塗布されている潤滑油が洗浄液によって洗い落とされてしまい、搬送コンベアの駆動状態が悪化するおそれがある。
【0006】
本発明の目的とするところは、食品材料の乾燥と同時に乾燥室内を移動する搬送コンベアの洗浄を行うことができる乾燥装置を提供することにある。
また、本発明の目的とするところは、搬送コンベアの駆動状態の悪化を抑制することのできる乾燥装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る乾燥装置は、装置本体と、複数の搬送コンベアと、洗浄機構と、を備える乾燥装置であって、前記乾燥装置は、前記搬送コンベアによって前記装置本体内を搬送される食品材料を乾燥するとともに、前記洗浄機構によって前記搬送コンベアを洗浄し、前記装置本体は、食品材料を収容可能な乾燥室を有し、前記搬送コンベアは、無端状に形成された搬送部材を有し、前記搬送部材を回転させることで、所定の搬送方向へ食品材料を搬送し、複数の前記搬送コンベアは、それぞれ前記乾燥室内において上下方向に配置され、かつ、搬送方向が上側に隣り合う前記搬送コンベアの搬送方向と反対方向であり、前記搬送コンベアの搬送方向の上流側の端部が、上側に隣り合う前記搬送コンベアの搬送方向の下流側の端部から張り出すように配置されることで、前記搬送コンベアの搬送方向の下流側の端部に移動した食品材料を、下側に隣り合う前記搬送コンベアの前記搬送部材の上面に落下させ、最上部に位置する前記搬送コンベアから最下部に位置する前記搬送コンベアまで順に食品材料を移動させ、前記洗浄機構は、前記搬送コンベアにおける、上下方向に隣り合う前記搬送コンベアの搬送方向の下流側の端部から張り出す部分の端部側に位置する前記搬送部材を洗浄する。
【0008】
また、本発明に係る乾燥装置は、前記乾燥室は、複数の前記搬送コンベアによって搬送される食品材料が位置する空間である第1空間と、前記搬送部材における前記洗浄機構によって洗浄される部分が位置する空間である第2空間と、を有し、前記第2空間の圧力は、前記第1空間の圧力よりも小さい、ことが好ましい。
【0009】
また、本発明に係る乾燥装置は、前記第1空間の空気を前記乾燥室外に排出する第1排気部と、前記第2空間の空気を前記乾燥室外に排出する第2排気部と、を備え、前記第2排気部によって前記第2空間から前記乾燥室外に排出する空気の量は、前記第1排気部によって前記第1空間から前記乾燥室外に排出する空気の量よりも大きい、ことが好ましい。
【0010】
また、本発明に係る乾燥装置は、前記洗浄機構は、前記搬送部材を液体によって洗浄する、ことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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