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公開番号2025080142
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023193184
出願日2023-11-13
発明の名称収納ボックスの扉の錠構造
出願人株式会社LIXIL,株式会社WEST inx
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E05B 37/16 20060101AFI20250516BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】錠を解錠して扉を容易に開けることができる収納ボックスの扉の錠構造を提供すること。
【解決手段】収納ボックス1の扉4の錠構造5は、ボックス本体2と、扉4と、錠部51と、操作部52と、操作部52の操作に連動して移動する移動部材53と、ボックス本体2の開口部2aの縁部に係合可能であって移動部材53の移動に連動して移動可能な係合部54と、を備え、係合部54は、ボックス本体2の開口部2aの縁部に係合する係合位置と、ボックス本体2の開口部2aの縁部との係合が外れた位置である解除位置と、に移動可能であり、かつ、係合部54が係合位置から解除位置に移動された場合に、第1付勢部材53aの付勢力により付勢された移動部材53の第2規制部534に規制されることで係合部54とボックス本体2の開口部2aの縁部との係合が外れた状態を一時的に保持する一時保持解除位置に移動可能である。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項1】
ボックス本体と、
前記ボックス本体の開口部を開閉可能な扉と、
前記扉に設けられ、施錠状態と解錠状態とに変更可能な錠部と、
前記扉の外部に露出して前記扉に設けられ、前記錠部が解錠状態である場合に前記扉の外部から操作可能な操作部と、
前記扉に設けられ、第1規制部と第2規制部とを有し、前記操作部の操作に連動して移動する移動部材と、
前記扉に設けられ、前記ボックス本体の開口部の縁部に係合可能であって、前記移動部材の移動に連動して移動可能な係合部と、
前記移動部材の前記第1規制部及び前記第2規制部に前記係合部が規制されない位置側から前記第1規制部及び前記第2規制部に規制される位置側に向けて前記移動部材を付勢する第1付勢部材と、を備え、
前記係合部は、前記移動部材の前記第1規制部に規制されることで前記扉が閉位置に位置する場合に前記係合部が前記ボックス本体の開口部の縁部に係合する係合位置と、前記第1付勢部材の付勢力に抗して前記移動部材を移動させることにより前記移動部材の前記第1規制部及び前記第2規制部に規制されずに前記係合部と前記ボックス本体の開口部の縁部との係合が外れた位置である解除位置と、に移動可能であり、かつ、前記係合部が前記係合位置から前記解除位置に移動された場合に、前記第1付勢部材の付勢力により付勢された前記移動部材の前記第2規制部に規制されることで前記係合部と前記ボックス本体の開口部の縁部との係合が外れた状態を一時的に保持する一時保持解除位置に移動可能である、収納ボックスの扉の錠構造。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記ボックス本体の開口部の縁部に設けられ前記係合部に係脱可能な係合受け部を備え、
前記係合部は、前記一時保持解除位置に位置する場合において、前記扉が開位置から閉位置に移動された場合に、前記係合受け部に接触して前記第1付勢部材の付勢力により付勢された前記移動部材が移動されることで、前記一時保持解除位置から前記係合位置に移動する、請求項1に記載の収納ボックスの扉の錠構造。
【請求項3】
前記係合部を前記係合位置側から前記解除位置側に向けて付勢する第2付勢部材を備え、
前記係合部は、前記第2付勢部材により前記係合部が付勢される側に前記移動部材の前記第1規制部が配置された場合に前記係合位置に位置し、前記第2付勢部材により前記係合部が付勢される側に前記移動部材が配置されない場合に前記解除位置に位置し、前記第2付勢部材により前記係合部が付勢される側に前記移動部材の前記第2規制部が配置された場合に前記一時保持解除位置に位置する、請求項1又は2に記載の収納ボックスの扉の錠構造。
【請求項4】
前記移動部材の前記第1規制部及び前記第2規制部は、前記移動部材の移動方向に並んで段差状に形成される、請求項1又は2に記載の収納ボックスの扉の錠構造。
【請求項5】
前記係合部は、回転軸を中心に回転可能に構成される、請求項1又は2に記載の収納ボックスの扉の錠構造。
【請求項6】
前記ボックス本体の開口部の縁部に設けられ前記係合部に係脱可能な係合受け部を備え、
前記係合部は、回転軸を中心に回転可能に構成され、先端の断面形状が前記回転軸を中心とした円弧に沿うように周方向に突出する爪形状に形成され、
前記係合受け部は、前記ボックス本体の外部側を向いて形成され、前記扉が閉められる際に前記係合部が一旦衝突する衝突面を有する、請求項1又は2に記載の収納ボックスの扉の錠構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、収納ボックスの扉の錠構造に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、収納ボックスの扉の錠構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。扉の錠構造において、錠を一旦解錠した後に、錠を解錠位置で保持した状態でないと、扉を開けることができない構造がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-127342号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
錠構造において、錠を一旦解錠した後に、錠を解錠位置で保持した状態でないと扉を開けることができない構造である場合には、錠を解錠位置で保持した状態で収納ボックスの扉を開ける必要があるため、不便であった。そのため、錠を解除して扉を容易に開けることができることが求められる。
【0005】
本開示は、錠を解錠して扉を容易に開けることができる収納ボックスの扉の錠構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、ボックス本体と、前記ボックス本体の開口部を開閉可能な扉と、前記扉に設けられ、施錠状態と解錠状態とに変更可能な錠部と、前記扉の外部に露出して前記扉に設けられ、前記錠部が解錠状態である場合に前記扉の外部から操作可能な操作部と、前記扉に設けられ、第1規制部と第2規制部とを有し、前記操作部の操作に連動して移動する移動部材と、前記扉に設けられ、前記ボックス本体の開口部の縁部に係合可能であって、前記移動部材の移動に連動して移動可能な係合部と、前記移動部材の前記第1規制部及び前記第2規制部に前記係合部が規制されない位置側から前記第1規制部及び前記第2規制部に規制される位置側に向けて前記移動部材を付勢する第1付勢部材と、を備え、前記係合部は、前記移動部材の前記第1規制部に規制されることで前記扉が閉位置に位置する場合に前記係合部が前記ボックス本体の開口部の縁部に係合する係合位置と、前記第1付勢部材の付勢力に抗して前記移動部材を移動させることにより前記移動部材の前記第1規制部及び前記第2規制部に規制されずに前記係合部と前記ボックス本体の開口部の縁部との係合が外れた位置である解除位置と、に移動可能であり、かつ、前記係合部が前記係合位置から前記解除位置に移動された場合に、前記第1付勢部材の付勢力により付勢された前記移動部材の前記第2規制部に規制されることで前記係合部と前記ボックス本体の開口部の縁部との係合が外れた状態を一時的に保持する一時保持解除位置に移動可能である、収納ボックスの扉の錠構造に関する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
一実施形態に係る郵便ポストを示す斜視図である。
郵便ポストを背面側から見た斜視図である。
郵便ポストの前側扉及び後側扉を開けた状態を背面側から見た斜視図である。
郵便ポストの後側扉を開けた状態を示す斜視図である。
郵便ポストの後側扉を閉めた状態において、後側扉の錠装置のラッチ部が係合位置に位置する場合を示す縦断面図である。
後側扉の錠装置の斜視図である。
後側扉の錠装置の内部構造を示す斜視図である。
後側扉の錠装置の移動部材が第1規制位置に位置する場合を示す図である。
後側扉の錠装置の移動部材が退避位置に位置する場合を示す図である。
後側扉の錠装置の移動部材が第2規制位置に位置する場合を示す図である。
後側扉の錠装置の移動部材が第1規制位置に位置することで、ラッチ部が係合位置に位置する状態を、ポスト本体の外部側から見た斜視図である。
後側扉の錠装置の移動部材が第1規制位置に位置することで、ラッチ部が係合位置に位置する状態を、ポスト本体の内部側から見た斜視図である。
後側扉の錠装置の移動部材が第2規制位置に位置することで、ラッチ部が一時保持解除位置に位置する状態を、ポスト本体の外部側から見た斜視図である。
後側扉の錠装置の移動部材が第2規制位置に位置することで、ラッチ部が一時保持解除位置に位置する状態を、ポスト本体の内部側から見た斜視図である。
ラッチ部が係合位置に位置する状態を、ラッチ部の一部を断面図にした状態で示す斜視図である。
ラッチ部が一時保持解除位置に位置する状態を、ラッチ部の一部を断面図にした状態で示す斜視図である。
後側扉の錠装置の動作を示す図であって、ラッチ部が係合位置に位置する状態から、ラッチ部の係合を解除するまでの状態を示す図である。
後側扉の錠装置の動作を示す図であって、後側扉を開けた状態から、後側扉を閉めて、ラッチ部を係合位置に位置させるまでの状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
一実施形態に係る郵便ポスト1について説明する。郵便ポスト1において、郵便ポスト1の前面に人が対面した場合の奥行方向を「奥行方向」という。郵便ポスト1の奥行方向において、前側(図1における斜め左手前側)を前側といい、後側(図1における斜め右奥側)を後側又は背面側という。また、郵便ポスト1の前面に人が対面した場合の左右方向を「左右方向」という。
【0009】
一実施形態に係る郵便ポスト1は、図1に示すように、例えば、ブロック塀や門袖などの壁材10に設置される。郵便ポスト1は、ポスト本体2(ボックス本体)と、ポスト本体2の前側に配置されポスト本体2の前側開口部(図示せず)を開閉可能に取り付けられる前側扉3と、ポスト本体2の後側に配置されポスト本体2の後側開口部2a(開口部)(図3参照)を開閉可能に取り付けられる後側扉4(扉)と、を備える。
【0010】
後側扉4は、図2及び図3に示すように、下端部に設けられ左右方向に延びる回転軸J1を中心に回転して、ポスト本体2の後側開口部2aを開閉可能に構成される。後側扉4は、後側扉本体41と、手掛け部42と、後側扉4(扉)の錠構造5と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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